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ジョエル・ロブション、関谷総料理長が「M.O.F.」を日本人として初受賞

フォーシーズは、東京・恵比寿ガーデンプレイスのフレンチレストラン「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」のエグゼクティブシェフ ( 総料理長 ) 関谷健一朗氏が、 6 月 20 日にフランスのソルボンヌ大学で開催された「フランス国家最優秀職人章 (M.O.F.=Meilleur Ouvrier de France) 」の授章式に参加し、「 M.O.F. 」を正式に受章したと発表した。

「 M.O.F. 」とは、フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に与えられるフランス国家の称号。 1924 年以来つづく歴史あるこのコンクールは 3 ・ 4 年毎に行われ、今年で第 27 回を迎えた。特に、食の世界における「 M.O.F. 」は、フランス料理界最高峰の栄誉として知られており、料理、製菓、パンなどの職種がある。受章に求められるものは単に優れた技術力だけではなく、伝統への敬意に加えて、技術を習得した上での高い革新性、美意識も考慮され、さらに限られた時間と素材から創作する的確性も判断基準となる。これまでも、ジョエル・ロブション氏など世界的に著名なシェフ達が名を連ねている。

99 年の歴史ある「 M.O.F. 」の料理部門の中で、関谷氏はフランス人以外では史上初の受章となり、メダルと受章者のみが着用を許されるトリコロールの襟のついたコックコートを身に着け、「 M.O.F 」料理部門の代表者として、『今回、フランスの国家最優秀職人章という名誉ある章を頂けたことを、大変嬉しく思っております。今まで 20 年近く料理人として歩んできました。少しずつの積み重ねが、今回の受章に繋がったと思っています。また、このような章が頂けたのは決して私ひとりの力ではなく、サポートして下さいました多くの方々のお力添えあってのことです。ここまで支えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。また、日本人である私をフランス文化のいち担い手として認めて下さったこの国の方々にも、心から感謝致します。次の世代へと受け継がれていくのはその技術、知識、情熱、そして職人としての誇りだと思っています。この栄誉ある章を頂けたことをより一層の励みとし、私もそれらをしっかりと継承し、フランス料理の更なる発展のために努力したいと思っております。』と、檀上で受章への感謝を述べた。
授章式の様子: https://www.youtube.com/@joelrobuchontokyo7426

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