ポスタス、POSデータを基に2023年5月度の飲食店売上動向を発表

クラウド型モバイルPOSレジの「POS+(ポスタス)」を提供するポスタスは、2023年5月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめた。
【集計1】全国飲食店 売上月次推移(前年対比)
5月度の前年対比の売上伸長率は、前月から7pt減少したが、113.5%と引き続き高水準となった。エリア別でも、全ての地方で100%以上を維持。各地域の売上については、4月最終週と比較すると5月最終週ではやや微増傾向になった。
【集計2】飲食店 エリア別・業態別・ジャンル別 決済方法
キャッシュレス決済比率は、全国では42.2%と、先月と同じ割合で推移。キャッシュレス決済比率が最も高い関東地方は、49.8%と先月より0.3pt減少した。また、北海道・東北地方以外のすべての地域でコード決済比率が6%を突破した。
業態別のキャッシュレス比率は、すべての業態で30%以上を突破。クレジットカード決済比率は、持ち帰り系以外で、その割合はそれぞれ20%を超えている。
ジャンル別に見ると、キャッシュレス決済比率が60%以上は、鉄板料理とフランス料理となり、寿司、その他西洋料理、しゃぶしゃぶ、イタリア料理が決済比率50%以上で続いた。一方、食堂・定食、ラーメン、パン屋、持ち帰り販売は、現金決済比率が70%以上を占めている。
【集計3】飲食店 ジャンル別 キャッシュレス決済方法比率、キャッシュレス決済比率(内訳)
キャッシュレス決済を100%として内訳を見た場合、鉄板料理とフランス料理でクレジットカードのキャッシュレス決済比率が90%以上を占める。ラーメン/カレー業態では電子マネー決済比率が15%を超え、ハンバーガーはポイント決済比率が10%を超える。
4月度から5月度のキャッシュレス決済比率を比較すると、食事系+0.7pt、軽食+0.6ptとそれぞれ伸長。持ち帰りもキャッシュレス決済比率が29.6%から再び30.2%に増加した。同じく4月度から5月度で比較すると、食事系でクレジットカード利用比率が20.1%となり、初めて20%を突破した。また、軽食のクレジットカード利用比率も0.4pt増加した。
【集計1】
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:2021年売上…2021年4月1日~12月31日/2022年売上…2022年1月1日~12月31日/2023年売上…2023年1月1日~5月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,404社
【集計2】
集計対象:POS+のPOSレジを導入している飲食店の中で、以下の5業種・25ジャンルに分類される店舗
食事系:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン、寿司
軽食:カフェ・喫茶、ハンバーガー
専門料理:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、中華料理、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本食、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、沖縄料理
居酒屋:和風居酒屋、洋風居酒屋
その他:カフェ・喫茶、その他西洋料理、バー、鉄板料理店
集計期間/集計手法/データ提供数…集計1と同様
【集計3】
集計対象/集計期間/集計手法/データ提供数…集計2と同様
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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