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外食トピックス

きちりHD、「ChatGPT」を用いた対話型AI接客の実証実験を開始

きちりホールディングスは、同社グループのレストラン X が運営する「客席のないレストラン」 ( 東京・初台 ) にて、対話型人工知能 (AI) システム「 ChatGPT 」を用いた新しい AI 接客の実証実験を 5 月 22 日より開始すると発表した。

コロナ禍からの回復期を迎えた飲食業界において人手不足が以前にも増して慢性化しており、人手不足の解消は業界的に喫緊の課題となっている。このような経済環境に対応するため、同社では、 IT サービスを提供しているグループ会社 2 社の協力を得て、昨年 12 月に AI プロジェクトチームを発足し、 AI を活用した業務改革の検討を進めてきた。今回、今後の更なる人手不足を解消するイノベーションとして、「 ChatGPT 」を用いた AI 接客の実証実験を開始する。なお、「 ChatGPT 」は、 OpenAI 社が開発した大規模な自然言語処理モデルであり、大量のデータを学習することで人間のように自然な言葉でコミュニケーションすることが可能となるシステム。「 ChatGPT 」と同社グループの IT 技術の知見を掛け合わせることで、業務効率化・業務負荷の削減を推進していく。

AI 接客が導入される「客席のないレストラン」は、オンライン等で注文を受けるテイクアウト及びデリバリー専門店だが、直接来店して注文する顧客も多いことが特色のお店だ。同店では、 15 ブランド 200 品を超えるメニューを提供しており、要望に合ったメニューを迅速かつ正確に提案することが求められ、今回の実証実験によって、業務効率化や顧客満足度向上がどの程度見られるかについて、検証を行う予定。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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