日本政府観光局、2月の訪日外客数は回復率では前月を上回る1,495,300人
日本政府観光局 (JNTO) は、 2023 年 2 月の訪日外客数推計値を発表。 2 月の訪日外客数は、桜シーズンを控えた閑散期にあたること、また、前月の旧正月の反動などにより、特に東アジア市場からの訪日外客数が減少したものの、その他の市場の堅調な回復により、対 2019 年同月比 56.6 %の 1,495,300 人と回復率では前月を上回る結果となった ( 対前年同月比は 8,724.1 %増 ) 。定期便においては増便・復便の傾向がみられるが、依然として多くの市場では回復途上にある。
観光立国の復活に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドの V 字回復を図る必要がある。個人旅行の再開や入国手続き等の実用情報の的確な発信と併せ、これからの訪日観光の柱となるサステナブル・ツーリズム等の情報発信や MICE 誘致等の取組を強化していくことが求められる。
市場別の状況をみると、韓国 568,600 人、台湾 248,500 人、香港 119,400 人の 3 ヶ国・地域で 10 万人を超えた。以下、米国 86,900 人、タイ 73,300 人、ベトナム 55,800 人、豪州 37,700 人、中国 36,200 人、フィリピン 33,900 人、マレーシア 32,000 人、シンガポール 27,100 人、インドネシア 26,800 人、カナダ 19,000 人、英国 15,600 人、フランス 12,300 人で 1 万人を超えた。
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