日本政府観光局、9月の訪日外客数は206,500人と20万人を上回る
日本政府観光局 (JNTO) は、 2022 年 9 月の訪日外客数推計値を発表。訪日外客数は、前年同月比 1065.3 %増の 206,500 人と、今年 3 月の外国人の新規入国再開以来、初めて 20 万人を上回った。
2020 年 1 月下旬以降の COVID-19 の世界的な拡大に伴い実施されていた入国制限については、世界的に緩和・全廃の動きが加速している。日本においては、 9 月からの外国人観光客向け添乗員なしパッケージツアーの受入れ再開、ワクチン接種者に対する陰性証明書提示義務の廃止等もあり、前月の 169,800 人も上回り 20 万人を上回った。
JNTO では、日本政府が今月 11 日より、観光目的の個人旅行による入国の再開等の水際緩和措置を実施したことを受け、地域の受入環境整備 ( 持続可能な観光への取組強化、ポストコロナの旅行ニーズへの対応など ) の加速化や、入国手続き等の実用情報の的確な発信とともに、これからの訪日観光の柱となるサステナブル・ツーリズム、アドベンチャートラベル、高付加価値旅行等の情報発信や MICE 誘致等のプロモーション等インバウンドの本格的な回復に向けた取り組みを強化していくことが求められるとしている。
なお、市場別では、最多が韓国の 32,700 人で、ベトナム 30,900 人、米国 18,000 人、中国 17,600 人の 4 ヶ国で 1 万人を超えた。次いで、インドネシア 9,200 人、フィリピン 8,500 人、タイ 7,600 人、台湾 6,700 人、ドイツとフランスが各 5,300 人、インド 5,200 人、豪州 4,700 人、英国 4,500 人、マレーシア 3,000 人、シンガポール 2,900 人、香港 2,800 人、イタリア 2,600 人、スペイン 2,000 人、中東地域 1,800 人、ロシア 1,200 人と、調査対象の市場ではメキシコを除いて 1 千人を超えた。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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