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外食トピックス

SUUMO住民実感調査2022 関西版 ―住み続けたい街ランキング―

リクルートは、関西圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県)に居住している人を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住民実感調査2022 関西版」を集計した。本調査は、住まい探しの際に新しい街の魅力に気づくきっかけや、街を選択する際の参考になればと、「住んでいる街に住み続けたいか」という“継続居住意向”に関する実態調査を実施したもの。
■住み続けたい街(駅)1位は明石市の「人丸前」も、西宮市から20位までに8駅もランクイン
 住み続けたい街(駅)ランキング1位の「人丸前」は、山陽電気鉄道本線の明石市内の駅で、駅の北には日本標準時子午線で知られる明石市立天文科学館がある。また、駅の南方面には、海水浴場や多目的広場、芝生の広場などもある大蔵海岸公園が広がり、様々な世代に利用されている。西宮市からは、2位「さくら夙川」、3位「夙川」、4位「苦楽園口」、9位「阪神国道」など、上位20位までに8駅がランクインしている。「阪神国道」は、西宮北口駅の1駅南に位置し、人気の商業施設、阪急西宮ガーデンズにも約1Km徒歩圏内で日常使いできる。駅の東側の工場跡地では、公園を核とした大規模な再開発を予定しており、県立西宮病院と私立中央病院を統合した新病院の建設も計画されている。5位の「姫松」は、大阪市阿倍野区南西部の阪堺電気軌道上町線の駅で、大阪市住吉区北西部にかけて帝塚山と呼ばれる古くからの住宅地が広がっている。学校が多い文教地区として知られ、街の魅力項目の「教育環境が充実している」でも5位にランクイン、子育て層に人気が高い。箕面市からは、阪急箕面線の「牧落」が17位、「箕面」が20位にランクイン。箕面市では全ての市立小中学校の通学路及び公園に防犯カメラを設置しており、箕面市が設置費用の一部を補助して自治会が設置した台数を含めると約2000台(令和4年9月時点)の防犯カメラが運用されている。これら防犯カメラの運用により、犯罪抑止効果を高めるとともに、実際に早期の犯人検挙に繋がっている。
■住み続けたい自治体ランキング1位は芦屋市、2位は「2022年住みたい街ランキング」1位の西宮市
 住み続けたい自治体ランキング1位は芦屋市。2位の西宮市は「2022年住みたい街ランキング」では1位を獲得。3位に箕面市がランクイン。5位の奈良県北葛城郡王寺町はJR関西本線、JR和歌山線、近鉄生駒線を擁する交通の要所「王寺駅」があり、難波・天王寺方面にアクセスが良く、駅周辺にはリーベル王寺など商業施設が充実している。ベスト20位には、大阪市内から、4位福島区、7位天王寺区、9位北区、13位阿倍野区、18位に西区と5区がランクイン。いずれも近年マンション供給が多く人口が急増している地域。神戸市では、ベスト20位中、6位に灘区、10位に東灘区、11位に中央区と3区がランクインした。京都府では、ベスト20位中、8位に京都市中京区、16位に長岡京市、17位に京都市左京区がランクインした。
■住み続けたい沿線ランキングベスト5に「JR東海道本線」等3線の兵庫県エリアがランクイン
 住み続けたい沿線ランキングは、「JR東海道本線(兵庫県)」が1位、以下、「阪急今津線(兵庫県)」「阪急千里線(大阪府)」「阪神本線(兵庫県)」「叡山電鉄叡山本線(京都府)」「阪急神戸線(兵庫県)」「ポートアイランド線(兵庫県)」「地下鉄海岸線(兵庫県)」「神戸高速鉄道東西線(兵庫県)」「阪堺電気軌道上町線(大阪府)」の順。ベスト5に「JR東海道本線」「阪急今津線」「阪神本線」の3線の兵庫県エリアがランクイン。7位のポートアイランド線は、三宮駅からポートアイランドを経由し神戸空港駅までを結ぶ。住宅地の中心となるのはポートアイランドで、マンション、医療機関、コンベンションセンター、ホテル、オフィス、商業施設など、さまざまな機関が人工島内にそろう。大阪府では3位に「阪急千里線」が、京都府では5位に「叡山電鉄叡山本線」がランクインした。
■コストパフォーマンスがよく便利なお店や飲食店がある駅ランキングTOP10
 1位「扇町」、2位「阪神国道」「駒ヶ林」、4位「天満」、5位「阿倍野」、6位「大阪天満宮」、7位「大阪城公園」、8位「恵美須町」、9位「谷町六丁目」、10位「松屋町」。「扇町」は、2位以下に約10ポイント差をつけ突出。2位タイの2駅は、大阪市内以外からランクイン。「駒ヶ林」は、神戸市長田区の駅で、鉄人28号のモニュメントで知られる。周辺には六間道商店街や大正筋商店街など、下町らしい雰囲気が残る。
■今後、街が発展しそう駅ランキングTOP10
 1位「中津(阪急神戸線)」、2位「福島」、3位「中之島」、4位「肥後橋」、5位「中津(地下鉄御堂筋線)」、6位「阪神国道」、7位「西大橋」、8位「大阪」、9位「阿倍野」、10位「中崎町」「扇町」。中津、福島、大阪、中崎町など、うめきたの開発エリアと、中之島、肥後橋など水辺の環境を生かし、ビジネス街だけでなく文化施設や商業施設など様々な人が集まる場に生まれ変わった街が上位を占めた。「阪神国道」は、駅東側の広大なエリアの再開発を控え期待が高まった。

【調査概要】
調査目的:関西圏の街(自治体・駅)について、街の継続居住意向を明らかにすること。その街の魅力を把握すること。
調査対象:関西圏在住の20歳以上の男女
調査対象駅:関西圏に所在する駅のうち、夜間人口(2015年国勢調査250mメッシュ)上位600駅もしくは乗降客数(2017年国土数値情報 駅別乗降客数データ)上位600駅のいずれかに該当する駅と、2019年以降に新しく開業した駅
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:(1次)3月3日~3月11日/(2次)3月18日~3月25日
有効回答数:(1次)138,989人(住み続けたい街)/(2次)うち33,822人(街の魅力)
調査実施機関:インテージ

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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