ホットペッパーグルメ外食総研、2021年度東名阪外食動向 -経年分析-
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・東海圏・関西圏の 3 圏域の男女約 10,000 人を対象に毎月実施している「外食市場調査」について、 2021 年度 (2021 年 4 月~ 2022 年 3 月 ) の外食および中食の年間結果を取りまとめた。今回は、経年分析として、コロナ化での外食の変化についてみていきたい。
コロナ禍 2 年目の外食では、外食の相手別シェアは、「夫婦 2 人」 (20 年度 6.3 %→ 21 年度 5.9 % ) や「恋人や異性」 ( 同 8.3 %→ 7.8 % ) 、「職場・学校仲間」 ( 同 6.3 %→ 5.9 % ) の割合がやや減り、「家族・親族」 ( 同 26.6 %→ 27.1 % ) や「友人・知人」 ( 同 14.3 %→ 14.7 % ) の割合がやや増えたが、大きな変化はなかった。 2019 年度と比べると「職場・学校仲間」 ( 同 11.4 %→ 5.9 % ) や「友人・知人」 ( 同 18.0 %→ 14.7 % ) の割合が減って、「夫婦 2 人」 ( 同 14.8 %→ 16.4 % ) や「 1 人」 ( 同 19.9 %→ 24.9 % ) の割合が増えている。
また、外食の曜日別シェアは、「日曜日」 (20 年度 20.5 %→ 21 年度 21.1 % ) の割合がやや増えたが、こちらも大きな変化はなかった。 2019 年度と比べると「金曜日」 ( 同 16.4 %→ 14.2 % ) の週末が減って、「土曜日」 ( 同 22.8 %→ 24.4 % ) と「日曜日」 ( 同 19.9 %→ 24.9 % ) の土日が増えている。
外食した場所別シェアは、「地元以外での外食」のシェアが 20 年度の 73.6 %から 21 年度の 74.7 %へと 1.1 ポイント増加した。
そして、飲酒有無別の外食単価は、「飲酒を伴った外食」 (20 年度 4,015 円→ 21 年度 4,231 円 ) 、「飲酒を伴わない外食」 ( 同 1,482 円→ 1,610 円 ) ともに、単価は上昇したものの、単価の高い飲酒を伴った外食のシェア ( 同 36.8 %→ 29.6 % ) がさらに低下したことで、全体の外食単価は 20 年度の 2,414 円から 21 年度の 2,387 円へと減少した。
※「外食」は、夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象
・飲酒のみ、喫茶のみの場合も含まれる
・夕方以降、複数回外食した場合、 1 日あたり 2 回まで (2 軒目まで ) の外食を含む
※消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外 ( 圏域外の都道府県や海外 ) で行った外食は含まないが、圏域内への旅行・出張は含まれる
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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