リクルート、熊本県とくまモンランド化構想のための包括連携協定を締結
リクルートは、くまモンを活用した地域づくりを目指す熊本県と、くまモンランド化構想のための地域・観光振興の推進に関する包括連携協定を 8 月 16 日に締結したと発表した。なお、同社の旅行事業が特定地域に対して、その地域に関する会計データや宿泊実態統計情報などを提供するのは、神奈川県箱根町など 4 例目となるが、都道府県との締結は初となる。
くまモンのキャラクターでお馴染みの熊本県では、今年度から、県全体がくまモンの魅力あふれる場所となり、世界中からヒト・モノ・企業が集まる地域「くまモンランド」の構築を進めている。初代王者となった「ゆるキャラグランプリ」は、 2020 年に終了、また、コロナ禍においてゆるキャラの登場場面が減少している。そのような中、いまだくまモンの認知度は 9 割を超えており、地域資源を掛け合わせる「くまモンタウン」の整備を推進することになっている。新型コロナウイルス感染症の拡大や度重なる災害により疲弊した地域の活性化はもとより、くまモン自身の更なるブランド力向上につなげていく予定だ。
本協定に基づき、同社は熊本県と協働で、各地の地域・観光戦略、戦術策定の基盤となる「人流 / 金流データプラットフォーム構築」に取り組み、観光 DX を推進する。そこから導かれる地域・観光戦略および戦術を実行し、熊本県の認知度向上に寄与してきたくまモンと共に、熊本県として統一感、一体感のある地域行政施策を推進する実証事業をスタートする。
同社では、くまモンと地域資源を掛け合わせる「くまモンタウン」実現に貢献することで、熊本県と旅行者のさらなる出会いを創出し、結果、コロナ禍や自然災害などで苦境に立たされた地域の活性化につなげるべく尽力していきたいとしている。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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