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外食トピックス

エバラ食品工業、「食」を通じたコミュニケーションに関する調査を実施

エバラ食品工業は、「食」を通じたコミュニケーションに関するさまざまな実態やコロナ禍前(2019年12月以前)との意識の変化を調査した「食コミュニケーションに関する調査」をインターネットリサーチで実施した。
 食コミュニケーション(食コミュ)とは、「食」を通じた人と人とのコミュニケーションのこと。具体的には、一緒に食事や料理を楽しんだり、食(食品や食文化、料理など)について一緒に学んで理解したり、食について情報交換したりすることを指す。
■食コミュをとっている人は全体の67%、「全くとっていない」がコロナ禍前から13ポイント上昇
 まず、現在、どのくらいの頻度で食コミュをとっているか聞いたところ、「毎日」(26.2%)+「週に5~6日」(5.9%)+「週に3~4日」(5.8%)+「週に1~2日」(8.7%)+「月に2~3日」(6.9%)+「月に1日以下」(14.1%)と、「とっている(計)」は67.4%となった。性年代別にみると、「とっている(計)」と回答した人の男女差は、10・50・70代では10ポイント以上となり、それぞれ女性が大幅に高くなった。なかでも、10代女性は、食コミュの頻度が「週1日以上(計)」と回答した人が76.3%と突出して高く、家族や仲の良い友人との食コミュを楽しむ機会が多いようだ。
 次に、コロナ禍前にどのくらいの頻度で食コミュをとっていたか聞いたところ、「とっている(計)」は80.4%、「全くとっていなかった」は19.6%となり、コロナ禍で食コミュの頻度が減少したことがわかった。
■誰との食コミュが楽しいと思う?全体「気の合う友人」、男性「配偶者」、女性「気の合う友人」
 誰との食コミュを楽しいと思うか聞いたところ、「気の合う友人(学校の先輩・後輩含む)」(46.6%)が最も高くなり、「配偶者」(39.7%)、「子ども」(37.1%)、「親」(28.0%)、「兄弟姉妹」(18.1%)が続いた。気の置けない友人や家族との食コミュを楽しいと感じる人が多い結果となった。
 男女別にみると、女性では「気の合う友人」が54.9%、男性では「配偶者」が42.7%と最も高い結果となった。女性の食コミュに対する前向きな気持ちや積極的な姿勢は、自身の食コミュに関わる行動範囲・交流範囲を広げることにつながっているかもしれない。年代別にみると、10代では「親」(53.5%)が1位。70代では「子ども」が57.4%、「孫」が35.9%と、他の年代と比べて高くなった。
■どんなシーンでの食コミュが最も楽しい?「普段の夕食」が全体でダントツ1位
 どのようなシーンでの食コミュを最も楽しいと思うか聞いたところ、「普段の夕食」(21.7%)が最も高くなり、次いで「飲み会・家飲み」(14.1%)、「家族の誕生日祝い」(7.3%)、「普段のデート」(4.7%)、「季節イベント(クリスマスなど)」(4.6%)だった。
 性年代別にみると、30代男性では「バーベキュー・キャンプ」(12.6%)が高くなり、普段とは異なる環境や自然の中での食コミュが楽しいと感じている人が多いようだ。40代男性では、「普段の夕食」(29.4%)が約3割と2位以下を大きく引き離し、家族と過ごす団らんや、仕事が終わった後のひと時に幸せを感じている様子がうかがえる結果となった。
■楽しい食コミュが生み出すもの・育むものTOP3は「家族の絆」「こころの健康」「友人との絆」
 “楽しい食コミュ”によって生まれた・育まれたと実感しているものを聞いたところ、「家族の絆」(38.0%)が最も多くなり、「こころの健康」(34.1%)、「友人との絆」(31.8%)、「からだの健康」(24.1%)、「食への感謝の気持ち」(22.7%)が続いた。
 男女別にみると、女性は「家族の絆」が45.4%、「こころの健康」が40.2%、「友人との絆」が37.5%と、男性(順に30.6%、27.9%、26.0%)と比べて10ポイント以上高くなった。日常生活での経験の中で、男性よりも女性のほうが健康や絆を生み育てる食コミュの力を強く実感しているのでは。
■オンライン食コミュを経験したことがある人は27%、20代は41%!相手は「友人」がダントツ
 コロナ禍で利用が進んだWeb会議システムやビデオ通話を利用した食事会など、インターネットを利用したオンライン食コミュを経験したことがあるか聞いたところ、「経験したことがある」は27.3%、「経験したことはない」は72.7%となった。
 男女別にみると、経験したことがある人の割合は、男性では31.2%と、女性(23.5%)と比べて7.7ポイント高くなり、男性のほうがZoomなどを活用したオンライン飲み会などでの食コミュに積極的な実態が明らかになった。年代別にみると、20代(41.3%)が突出して高くなり、30代(33.9%)が続いた。20・30代は、コロナ禍で飲食店での会食を控えるも、日常生活においてオンライン食コミュを上手に活用しているのではないだろうか。
 また、経験者(n=547)に、誰とのオンライン食コミュを経験したことがあるか聞いたところ、「友人」(51.0%)が突出して高くなり、「配偶者」(31.1%)、「親」(28.0%)、「子ども」(26.5%)、「職場の人」(20.8%)が続いた。
■調査結果から
昨今の環境変化によりライフスタイルが多様化するなかにおいても、多くの方が、家族や友人とのつながりや絆を深める、「食」を通じたコミュニケーションの大切さを実感していることがわかった。特に年齢を重ねるにつれて、楽しい食コミュがもたらすポジティブな影響を実感されている方が多いようだ。一方で、60~70代は、コロナ禍の影響で食コミュの頻度が減った人が多く、特に70代はオンライン食コミュを経験している方が少ないことから、コロナ禍における家族や友人とのつながりに課題がある。ソーシャルメディアを活用するなど、地域や社会、人と人とのつながりを生む商品やサービスに、食コミュを活性化させるヒントがあるかもしれない。

【食コミュニケーションに関する調査】
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする15歳~79歳の男女
調査期間:2月22日~2月24日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:2,000サンプル(15~19歳/20~29歳/30~39歳/40~49歳/50~59歳/60~69歳は男女各143、70~79歳は男女各142)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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