繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

リクルート、外食時に節約のため注文をためらった高級食材について調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏に住む 20 ~ 69 歳の男女を対象に、最近の物価上昇に伴い、外食時に節約のため注文をためらった高級食材についてアンケート調査を行った。
■外食の注文時に「節約モードの人」は半数弱、性年代別、 20 代女性が最も高く 6 割強

このところ、物価上昇による食材の値上げに関するニュースが多いが、食材の値上げに応じた節約のため、外食時に注文をためらったり、注文したいものをあきらめたりすることがあるかを 6 月時点で聞いた。「いつもそうだ」 (9.6 % ) +「たまにある」 (36.7 % ) の「節約モードの人」 (47.6 % ) は半数弱であった。性年代別で「節約モードの人」の割合が最も高かったのは 20 代女性で 62.2 %、逆に最も低かったのは 60 代男性で 31.6 %であった。「いつもそうだ」だけでみると、 40 代女性が 12.7 %で最も高く、「まったくない」でみると、 60 代男性が 19.8 %で最も高かった。
■外食の注文時の我慢、「単価の高いものを我慢することが多い」が 41.9 %

節約のため、外食の注文時にどのような我慢をしているかを聞いた。「単価の高いものを我慢することが多い」 (41.9 % ) とした人が最も多く、これに「単価に限らず我慢」 (14.2 % ) と「単価より量を抑えて我慢」 (9.5 % ) を加えた「我慢することが多い・計」 (65.6 % ) と回答した人は 3 人に 2 人近くいた。一方で「外食時には我慢はしない」とした人も 34.4 %と一定の割合に達した。性年代別で「我慢することが多い・計」が最も高かったのは 40 代女性で 74.7 %、逆に低かったのは 60 代男性で 50.8 %であった。
■注文をためらったり、あきらめたりしたのは「ブランド牛肉」「うなぎ」「うに」

食材の値上がりを受け、外食の際に注文をためらったり、あきらめたりした高級食材について、品目を聞いた。「もともと高級食材はあまり食べない」「特になし」の回答も多いが、個別品目でトップ 3 だったのは、「ブランド牛肉 ( 松坂牛、神戸牛など ) 」 (17.5 % ) 、「うなぎ」 (14.0 % ) 、「うに」 (8.8 % ) であった。性年代別・圏域別でそれほど顕著な差はなかったが、「ブランド牛肉」では関西圏での選択率が 20.3 %と他圏域よりやや多く、「うなぎ」では東海圏での選択率が 18.2 %と他圏域よりやや多く、「うに」では首都圏での選択率が 9.4 %と他圏域よりやや多かった。
■お得だと外食に行きたくなる食材、「ブランド牛肉」「うなぎ」以外は「カニ」「牛タン」

お得に食べられるフェアやイベント等があれば、外食しに行きたくなる高級食材を聞いた。トップ 2 の「ブランド牛肉 ( 松坂牛、神戸牛など ) 」 (49.7 % ) 、「うなぎ」 (33.8 % ) は、前問と同じ順位であった。 3 位は「カニ ( ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニなど ) 」 (30.8 % ) 、 4 位は「牛タン」 (29.1 % ) で、外食の際に注文をためらったり、あきらめたりした高級食材の順位 ( 順に 6 位、 7 位 ) より上位にくいこんだ。性年代別では 20 代女性で肉・海鮮・果物で多くの食材の選択率が高く、普段から我慢しているという回答の割合が高い分、フェア・イベントのニーズにつながっているのかもしれない。一方、上位の食材で「うなぎ」については、男女とも 20 代のニーズは高くないが、 60 代男性では選択率 43.7 %で、フェア・イベントのニーズが顕著に高い。圏域別では、関西圏で「ブランド牛肉」 (56.7 % ) 、東海圏で「うなぎ」 (38.6 % ) 、首都圏で「うに」 (21.4 % ) がそれぞれ他の圏域より相対的に高かったことは、前問と同様であった。

【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査
調査時期: 6 月 1 日~ 6 月 13 日
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む 20 ~ 69 歳の男女 ( マクロミルの登録モニター )
有効回答数: 6,239 件

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら