繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

JF、3月の外食売上高は前年比では105.9%もコロナ前にはいまだ及ばず

日本フードサービス協会(JF)は、会員企業(有効回収事業者数221社・店舗数36,422店)を対象とした2022年3月度の外食産業動向を発表した。なお、本調査は、新規店も含めた全店データを業界全体および業態別に集計し、前年同月比を算出したもの。
 3月の外食の全体売上は、前年対比105.9%となったが、コロナ以前の2019年比ではまだ86.3%にとどまっている。桜開花の時期が訪れ、気温の上昇とともに人流が増加し、加えて22日以降は新型コロナまん延防止等重点措置が全国すべての地域で解除となり、外食店舗はコロナ規制の無い通常営業に戻れたが、人手不足、円安、国際流通の停滞等による原材料費の高騰などが、外食全体の回復に水を差している。
 全体および業態別の対前年同月比は以下の通り、(  )は2019年(一昨々年)比
■全体【売上高105.9%(86.3%)・店舗数99.0%・客数102.2%・客単価103.6%】
■ファーストフード業態 【売上高106.6%(102.6%)・店舗数99.7%・客数102.3%・客単価104.2%】
 FFは、前年比106.6%で引き続き外食の全体売上を牽引。一方、感染者数が拡大し外国人の再入国が難しい状況の中で、従業員不足が生じ、営業の機会損失を余儀なくされたところもあった。
 業種別売上高は、「洋風」は原材料費高騰による価格改定もあり108.9%となった。「和風」は、深夜営業の再開で店内飲食が増え107.9%。「麺類」は、22日以降の客足回復が目立ち107.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、22日以降も来客数に大きな変化はないものの、割引キャンペーンが奏功し100.2%。「その他」は、気温の上昇につれて「アイスクリーム」で持ち帰り需要が増加し102.8%。
■ファミリーレストラン業態【売上高104.0%(75.0%)・店舗数99.0%・客数102.2%・客単価101.7%】
 FRは、前年比104.0%となったが、2019年比では75.0%とコロナ以前への回復には未だ道半ば。
 業種別売上高は、「洋風」は週末の家族連れ客が増え、割引キャンペーンが奏功し102.4%(66.3%)となった。「和風」は、消費者マインドの回復には未だ遠いものの、キャンペーンやメディア露出などにより102.0%(79.0%)。「中華」は、テイクアウト商品の好調に加え、酒類提供の再開により店内飲食も好調で107.2%(94.4%)。「焼き肉」は、深夜営業ができるようになり、食べ放題メニューの提供で集客力が向上し108.4%(85.4%)。
■パブ/居酒屋業態【売上高104.3%(31.5%)・店舗数92.5%・客数98.4%・客単価106.0%】
 上旬と中旬は営業時間や酒類販売の制限緩和、下旬はまん延防止全面解除で、売上が回復し、「パブ・居酒屋」の全体売上は104.3%となるも、店舗減少と営業制限の影響は続き、2019年比では31.5%にとどまった。
 業種別売上高は、「パブ・ビアホール」は122.8%と前月同様に一見大きな伸びを見せたが、2019年比では37.0%。「居酒屋」の売上も96.2%(29.0%)に終わった。
■ディナーレストラン業態【売上高108.8%(65.4%)・店舗数99.3%・客数104.1%・客単価104.6%】
 DRは、年度末の歓送迎会や春休みシーズンの需要に一部復活の動きがみられ、またアルコール提供の制限緩和などにより、売上は108.8%となったが、下旬までの営業時間短縮が響き、2019年比では65.4%にとどまっている。
■喫茶業態【売上高106.2%(78.0%)・店舗数97.9%・客数100.8%・客単価105.4%】
 ショッピングセンターや住宅地の店舗は、未だ変化が鈍いものの、22日以降はオフィス街店舗で客足が戻る傾向にあり、売上は106.2%(78.0%)となった。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら