日本チェーンストア協会、3月のスーパー売上高は7ヶ月連続で前年比増に
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 11,808 店を対象にした 2022( 令和 4) 年 3 月度チェーンストア販売統計を発表。 3 月は、まん延防止等重点措置が解除されたが、新型コロナウイルス感染症の感染者下げ止まり傾向が続いていることもあり内食化需要は引き続き強く食料品はまずまずの動きだった。一方、衣料品の動きは鈍かったが、住関品が堅調に推移したこともあり、総販売額は 1 兆 1123 億 3205 万円 ( 店舗調整後前年同月比 101.9 % ) と 7 ヶ月連続で前年を上回った。
部門別では、食料品が 7548 億 7720 万円 ( 店舗調整後前年同月比 101.2 % ) 、衣料品が 683 億 1054 万円 ( 同 99.2 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2251 億 2986 万円 ( 同 105.9 % ) 、サービスが 29 億 1221 万円 ( 同 182.0 % ) 、その他が 611 億 224 万円 ( 同 97.7 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、玉ねぎ、大根、白菜、キャベツ、レタス、ミニトマト、スナップえんどう、アスパラガス、ピーマン、カット野菜、カットサラダなどの動きは良かったが、人参、じゃがいも、竹の子などの動きは鈍かった。果物では、いちご、スイカ、バナナ、パイナップル、カットフルーツなどはまずまずの動きだったが、みかん、りんご、アボカド、キウィフルーツなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉の動きは鈍かったが、豚肉、鶏肉はまずまずの動きだった。鶏卵はまずまずの動きだったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身盛り合わせ、かつお、桜鯛、メバル、鰆、ニシン、はまぐり、塩蔵加工品、冷凍魚、漬魚などはまずまずの動きだったが、まぐろ、たこ、サーモン、ホタルイカ、ぶり、かれい、うなぎ、干物、魚卵、あさり、わかめなどは苦戦した。
惣菜は、温惣菜は揚げ物、中華、煮物、焼き物などが好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともにまずまずの動きだった。弁当、寿司の動きも良かった。
その他食品は、スポーツ飲料、乳飲料、食用油、冷凍食品、カップ麺、袋麺、練製品、水物、豆腐、レトルト食品、パン類、和・洋菓子、半生菓子、レギュラーコーヒー、缶詰、ビールなどはまずまずの動きだったが、米、ヨーグルト、牛乳、ピザ、ビスケット、米菓、納豆、和風調味料、酒などの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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