日本チェーンストア協会、1月のスーパー売上高は5ヶ月連続で前年比増に
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 11,917 店を対象にした 2022( 令和 4) 年 1 月度チェーンストア販売統計を発表。 1 月は、新型コロナウイルス感染症の感染者の激増から行動自粛の呼び掛けもあり、内食化需要の傾向が見られ食料品はまずまずの動きだった。衣料品もまずまずの動き、住関品も堅調に推移したことから、総販売額は 1 兆 1091 億 32 万円 ( 店舗調整後前年同月比 104.0 % ) と 5 ヶ月連続で前年を上回った。
部門別では、食料品が 7478 億 8646 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.8 % ) 、衣料品が 585 億 5316 万円 ( 同 103.9 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2216 億 325 万円 ( 同 107.4 % ) 、サービスが 30 億 2176 万円 ( 同 140.8 % ) 、その他が 780 億 3569 万円 ( 同 129.6 % ) とすべての部門で前年をクリアした。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、じゃがいも、玉ねぎ、ほうれん草、スナップえんどう、カット野菜などはまずまずの動きだったが、白菜、キャベツ、トマト、きゅうり、ピーマン、人参、生姜、きのこ類などは苦戦した。果物では、柑橘類、バナナ、キウィフルーツ、カットフルーツなどはまずまずの動きだったが、りんご、いちご、みかん、アボカドなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージはまずまずの動きだった。
水産品は、刺身盛り合わせ、サーモン、あじ、牡蠣、かれい、ニシン、冷凍かになどの動きは良かったが、まぐろ、たこ、たら、いか、うなぎ、塩鮭、切身、塩干魚、海藻類などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜は揚げ物、中華、焼き物などは好調だった。要冷惣菜は、和惣菜の動きは良かったが、洋惣菜の動きは鈍かった。弁当、寿司の動きも良かった。
その他食品は、飲料、アイスクリーム、食用油、冷凍食品、練物、パスタ関連、ピザ、菓子パン、レトルト食品、食酢、ゼリー類、和・洋菓子、スナック菓子、インスタントコーヒー、ノンアルコール飲料、酒類の動きは良かったが、米、乳製品、牛乳、ヨーグルト、麺類、食パン、カレーシチュー類、水物、佃煮、納豆、調味料、キムチ、缶詰などの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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