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外食トピックス

JF、2021年4月度の外食売上高は前年比136.7%も前々年比は80.5%

日本フードサービス協会(JF)は、会員企業(有効回収事業者数229社・店舗数37,788店)を対象とした2021年4月度の外食産業動向を発表した。なお、本調査は、新規店も含めた全店データを業界全体および業態別に集計し、前年同月比を算出したもの。
 4月は、まん延防止措置が5日から宮城県、大阪府、兵庫県に、12日から東京都、京都府、沖縄県に適用され、さらに25日からは3回目の緊急事態宣言が東京、大阪など4都府県に発令され、宣言下地域においては酒類提供が禁止となった。当然ながら客足は鈍り、とくに飲酒業態は大打撃を被った。前年4月が動向調査史上最悪の落ち込みとなったため、今回の全体売上は対前年同月比136.7%となったが、コロナ禍前の前々年対比では80.5%にとどまり、依然としてコロナ以前より遙かに厳しい状況が続いている。
 全体および業態別の対前年同月比は以下の通り、( )は前々年比
■全体【売上高136.7%(80.5%)・店舗数96.0%・客数134.2%・客単価101.8%】
■ファーストフード業態【売上高117.6%(99.1%)・店舗数98.5%・客数121.7%・客単価96.6%】
 FF業態全体の売上は、前年同月比117.6%であったが、全業態中一番好調な当業態でさえ対前々年比は99.1%とコロナ以前には及ばなかった。
 業種別の売上は、「洋風」は引き続きテイクアウトが堅調、昨年は中止していた店内飲食を再開したところもあり110.0%で先月に引き続き一昨年の売上をも上回った。「和風」は、高付加価値志向の新メニューの提供により客単価が上昇し108.9%となったが、コロナ前の一昨年比は91.5%。「麺類」は、持ち帰りメニューの拡充が貢献し172.5%と一昨年の77.9%にまで回復。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、持ち帰りが定着した「回転寿司」が回復傾向で121.9%と一昨年の94.3%まで戻した。「その他」は、「カレー」が期間限定メニューの堅調で単価上昇が見られ、132.2%となったものの、一昨年の90.5%。
■ファミリーレストラン業態【売上高175.4%(69.0%)・店舗数94.2%・客数167.4%・客単価104.8%】
 FRは、昨年の第1回緊急事態宣言の時ほどの落ち込みはなく、売上は175.4%となったが、度重なる営業制限の影響は大きく、コロナ禍前の69.0%にすぎず依然として厳しい。
 業種別の売上は、「洋風」「和風」は、テイクアウトが健闘し、「洋風」162.9%、「和風」199.8%となったが、いずれもコロナ前の60%台にとどまっている。「中華」も、引き続き餃子等の持ち帰り需要が堅調で140.4%だが、一昨年の87.3%で回復はまだ先。「焼肉」も、時短営業の中で奮闘し254.9%と一見驚異的な伸びだが、一昨年の75.9%にすぎない。
■パブ/居酒屋業態【売上高304.9%(24.8%)・店舗数84.9%・客数237.9%・客単価105.9%】
 飲酒業態も、事実上の活動停止状態となった昨年と比較すると、「パブ・ビアホール」の売上は584.2%、「居酒屋」は274.2%と膨張しているが、度重なる酒類提供の制限(時間制限・提供禁止)のあおりを受け、休業店舗も多く、いずれもコロナ以前の20%台で低迷している。
■ディナーレストラン業態【売上高296.4%(46.4%)・店舗数92.8%・客数283.8%・客単価104.4%】
 DRは、厳しい営業制限が続く中、一部では高単価の弁当のテイクアウト、リピーターによる単価の下支えなどで、売上は昨年の296.4%だが、やはり酒類提供禁止の影響は大きく、下旬を中心に失速、コロナ禍前の46.4%にとどまった。
■喫茶業態【売上高229.1%(68.2%)・店舗数96.7%・客数215.7%・客単価106.2%】
 昨年は商業施設立地の店舗が休業に追い込まれたため、その反動で今年の売上は対前年比229.1%となったが、今年はビジネス街立地の店舗が苦戦し、売上は一昨年の68.2%までしか回復していない。

記事配信/外食ドットビズ(2021/05/26)
制作協力/外食ドットビズ

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