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外食トピックス

2018年度外食タウンランキング ‐関西圏客層・業態別‐

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪の男女約 10,000 人を対象に毎月実施している「外食市場調査」について、 2017 年度の外食および中食のタウンランキングを発表した。第 5 回目は、関西圏の外食の客層・業態別タウンランキング。

まず、夫婦 2 人での利用シェアが高いタウンは、「宝塚駅周辺」 (31.9 % ) 、「金剛」 (26.9 % ) 、「高槻・高槻市」 (24.0 % ) 、「茨木市・茨木」 (22.2 % ) 、「明石 ( 西明石 ) 」 (19.7 % ) 。「宝塚駅周辺」は、前年も 1 位だが、シェアは大きく伸びて 3 割台となった。宝塚市は、人口はゆるやかな減少局面にありつつ、世帯数は増加している。もともと子どもが独立した後の夫婦二人世帯が多い地域で、最近は若年人口の減少で夫婦 2 人世帯の存在感が外食市場において強くなってきている。また、働き方改革で帰宅時間が早まっていることも夫婦での外食には追い風だ。

地元住民の利用シェアが高いタウンは、「加古川駅周辺」 (68.2 % ) 、「枚方市・寝屋川市・香里園・樟葉」 (67.3 % ) 、「高槻・高槻市」 (66.0 % ) 、「姫路駅周辺」 (63.1 % ) 。「布施」「尼崎・伊丹・塚口」 ( 各 61.8 % ) 。居住者による飲食が 7 割近くを占める「加古川駅周辺」は、明石と姫路に挟まれ、神戸市にも通勤可能な環境だが、飲食は地元志向が強いようで、前回 3 位からスコアを伸ばして 1 位となった。名物の「かつめし」をはじめ、「恵幸川鍋」「加古川パスタ」など、市が食コンテンツの開発や支援に力を入れており、食に対しての行政の注力が、居住者の地元での外食啓蒙に繋がっている可能性もありそうだ。

「居酒屋 ( 焼鳥、串焼き、串揚げ等を含む ) 」の利用シェアが高いタウンは、「十三」 (28.4 % ) 、「本町・心斎橋・淀屋橋」 (28.1 % ) 、「京橋・天満橋」 (27.5 % ) 、「新大阪 ( 西中島南方 ) 」 (26.7 % ) 、「梅田・大阪・北新地」「なんば・大阪難波 ( 日本橋 ) 」 ( 各 25.0 % ) 。関西圏の“居酒屋の聖地”は 2 年連続して「十三」。タウンに含まれる「中津」は、マンションが増えて人口が流入している可能性がある。また隣接する「西中島」では、 IT 系や不動産関係の企業が増加していることから、男性の利用が多い業態である居酒屋にとっては、追い風の環境にあるようだ。「新大阪 ( 西中島南方 ) 」も同様の理由からか、居酒屋の利用シェアが前年比で増加し、 4 位にランクインした。

「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」の利用シェアが高いタウンは、「鶴橋・大阪上本町」 (14.3 % ) 、「茨木市・茨木」 (10.9 % ) 、「姫路駅周辺」 (10.1 % ) 、「尼崎・伊丹・塚口」 (9.6 % ) 、「加古川駅周辺」 (9.6 % ) 。関西で焼肉の街といえば真っ先に名前が挙がる鶴橋を含む「鶴橋・大阪上本町」が 1 位に。本調査では圏域外からの観光客や外国人による飲食は調査対象外のため、実際にはさらに焼肉店の利用シェアは高い可能性もある。昨年よりスコアがやや落ちているが、近隣に焼肉以外の業態の出店が進んでおり、居住者は観光客であふれる焼肉店からシフトしているという説もある。

「お好み焼き、鉄板焼き等の専業店」の利用シェアが高いタウンは、「明石 ( 西明石 ) 」 (5.1 % ) 、「加古川駅周辺」 (4.3 % ) 、「鶴橋・大阪上本町」 (4.2 % ) 、「天王寺 ( 大阪阿倍野橋 ) 」「姫路駅周辺」 ( 各 4.0 % ) 。“明石焼き”で有名な「明石 ( 西明石 ) 」が 2 年連続で 1 位。鶴橋での焼肉同様、観光客の外食を考慮すると実際のシェアはさらに高い可能性がある。多数の“明石焼き”の店が魚の棚商店街にある他、お好み焼きも地元住民に人気の有名店がある。前年よりシェアが微減しているが、駅前の再開発で、多様な飲食店が利用可能になり、人口の増加もあって各業態の利用が分散した可能性がある。

「中華料理店 ( ラーメン専業店は除く ) 」の利用シェアが高いタウンは、「長居 ( あびこ ) 」 (13.3 % ) 、「十三」 (12.8 % ) 、「石橋 ( 川西能勢口 ) 」 (10.2 % ) 、「三ノ宮 ( 三宮 ) ・元町」 (9.1 % ) 、「鶴橋・大阪上本町」 ( 各 4.0 % ) 。前年度の延べ外食数で上位に入り、今回タウン設定された「長居 ( あびこ ) 」が 1 位。通勤・通学に便利な立地だが、長居スタジアムでスポーツやイベントがあるとき以外、飲食店は居住者の利用がメイン。しかも、あらたまった外食の場合、近隣に難波や天王寺といった外食のバラエティーに富んだ地域があるため、逆に、日常的な外食の代表である中華料理店のシェアが高いのではないかと考えられる。

また、インターネット予約のシェアが高いタウンを見てみると、「梅田・大阪・北新地」 (13.9 % ) 、「三ノ宮 ( 三宮 ) ・元町」 (12.9 % ) 、「四条 ( 烏丸 ) ・河原町 ( 祇園四条 ) 」 (12.7 % ) 、「加古川駅周辺」 (11.8 % ) 、「京橋・天満橋」 (11.0 % ) がトップ 5 。「梅田・大阪・北新地」は、もともと、予約しての飲食が多いタウン ( 関西圏平均 29.2 %に対し 36.0 % ) だが、特に男性 20 ~ 40 代のインターネット予約が多く、フレンチ・イタリアン料理店、アジアン料理店、すき焼き、しゃぶしゃぶ等の専業店等のインターネット予約が盛んだ。

記事配信/外食ドットビズ(2019/10/04)
制作協力/外食ドットビズ

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