オリジナルCM スペシャルインタビュー

第97回箱根駅伝サッポロビールオリジナルCMにご出演いただいた、箱根駅伝の出場経験がある田村和希選手(住友電気工業陸上競技部所属・青山学院大学OB)、館澤亨次選手(横浜DeNAランニングクラブ所属・東海大学OB)に、箱根駅伝のエピソードや、今大会出場する選手たちへのメッセージを語っていただきました。

ご自身の中で箱根駅伝の最も印象的なエピソードは何ですか?

田村選手:第94回箱根駅伝の、大手町での総合優勝の瞬間です。

館澤選手:最も印象に残っているのは、大学3年生の時の総合優勝です。私は1年生の時から箱根駅伝に出場していましたが、箱根駅伝で優勝することの厳しさ・難しさを常に感じていました。そんな中、チーム一丸となって総合優勝を勝ち取れたことは、本当に嬉しく最も印象に残っています。

箱根駅伝で得たものは何ですか?

田村選手:学生時代の思い出と仲間、そして4つの金メダルです。

館澤選手:諦めないことの大切さを学びました。特に大学4年生の箱根駅伝では、苦しい展開でも優勝を諦めない気持ちが、区間賞に繋がったのだと思います。たとえ自分よりも実力が優れる選手が相手であっても、実際に走ってみなければ勝負の結果は分かりません。そのため、どんな状況でも諦めなかった選手が、最後に勝つ事ができるのだと思います。これは、箱根駅伝を通して最も強く学んだことです。

新型コロナウイルスは普段の練習にどのように影響しましたか?

田村選手:外でジョグをする際、どうしても周りの目が気になりました。周囲に迷惑を掛けないよう人の少ない場所・時間を考えて練習しました。

館澤選手:陸上競技場やクロスカントリーコースなど、普段練習していた場所が使えなくなることが多くありました。そのため、普段通りの練習が出来た選手はほぼいないと思います。大学生においても同様で、大学の講義なども含めて大きな影響を受けた選手が多いのではないかと思います。

今回の箱根駅伝は例年より静かな箱根路となることが予想されますが、何か例年との違いは出てくるでしょうか?

田村選手:選手達はこの1年間、経験したことのない困難と向き合い、戦いながら箱根駅伝に向けて準備をしてきたと思います。そこを乗り越えスタートラインに立つ選手達はこれまでにないほどの熱い走りを私たちに見せてくれるはずです。

館澤選手:今回は沿道での応援を控えるように呼びかけられています。これは、ファンの方々にとって新しい発見のチャンスだと思います。例年は沿道で観戦されていた方々も、テレビなどを介して観戦することによって、沿道では一瞬しか見れなかった選手達の走りを、より長く、詳しい情報も添えて観戦することができます。こういった新たな発見が生まれることは、今回の箱根駅伝ならではの魅力のひとつなのではないでしょうか。

箱根駅伝に出場する選手達へ応援メッセージをお願いします。

田村選手:このような状況下で開催されることへの感謝を忘れず、全力で楽しんで走ってください。皆さんの走りから元気をもらっている人は、皆さんが思っている以上に沢山います。応援してします。

館澤選手:今回は例年とは大きく異なる活動になったことと思いますが、難しい状況にあるのは他の大学の選手も同じ事です。まずは皆さん自身ができること、やるべきことにしっかりと取り組み、努力の成果を発揮ほしいと思います。多くのファンの方々が選手の皆さんを見ていて、応援しています。観戦の形が変わっても、その点はきっと変わりません。応援してくれている方々やチームメイトの思いものせて、最高の箱根駅伝になることを願っています。

田村和希(たむらかずき)
住友電気工業株式会社陸上競技部

山口県岩国市出身。
青山学院大学経営学部卒業。高校から陸上を始め、青山学院大学進学後、1年時の箱根駅伝で学生駅伝に初出場し4区で区間賞(当時の区間新記録を樹立)を獲得。箱根駅伝総合優勝に貢献した。その後も青学大の主力メンバーとして活躍し、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝それぞれで2度ずつ区間賞を獲得。箱根駅伝には4年連続出場し、青学大の4連覇に貢献。4年時の出雲駅伝2区で打ち立てた15分47秒は今でも区間記録として残る。
2018年住友電工に入社。2019年の日本選手権10000mでは初優勝を飾り、2020年日本選手権同種目においては、日本新記録を樹立し、3位となった。
館澤亨次(たてざわりょうじ)
横浜DeNAランニングクラブ

神奈川県横浜市出身。
走ることが好きだったことから、小学校の陸上クラブで短距離をメインに競技を始めた。その後長距離に転向し、中学時代・高校時代から世代トップクラスの選手として活躍を見せる。
東海大学3年時の箱根駅伝では4区区間2位の力走で同校初の総合優勝に貢献、続く4年時には山下りの6区に出場し、主将としての闘志溢れる走りで区間新記録を樹立した。
大学2年時からは1500mを中心に取り組んでおり、同種目では第101回・第102回日本陸上競技選手権大会において2連覇を達成、2020年10月に行われた第104回大会においても2年ぶり3度目の優勝を果たしている。地元横浜への熱い思いを胸に、さらなる活躍を誓う。