きのこの土瓶蒸し
だしできのこの香りを楽しむ、上品な一品。
具を食べるというよりも、だしに移ったきのこの香りを楽しむ料理です。土瓶に入れておちょこを添えれば、懐石風のおもてなしになります。まずふたを開けて香りを楽しみ、すだちを絞って汁を味わいましょう。だし汁がポイントなので、ぜひ昆布と削り節できちんとだしをとってください。土瓶がなければ、鍋で煮て碗に入れてもいいでしょう。
料理家:コウ静子
材料 (2人分)
- 生しいたけ
- 2枚
- エリンギ
- 1本
- しめじ
- 1/4パック
- ぎんなん
- 4個
- 三つ葉
- 4本
- すだち
- 1個
だし汁
- 水
- 350ml
- だし昆布(5センチ四方)
- 1枚
- かつお節
- 5g
A
- しょうゆ
- 小さじ1
- 酒
- 大さじ1と1/2
- 塩
- 少々
作り方
- しいたけは石づきを切り、幅1センチに切る。エリンギは長さを半分に切り、根元は幅5ミリの輪切りに、上の部分は縦に幅5ミリに切る。しめじは根元を切って小房にほぐす。三つ葉は長さ3センチくらいに切る。
- だしをとる。鍋に水と昆布を入れて中火にかけ、細かい泡が昆布のまわりについてきたらかつお節を加える。火を止めて、かつお節が底に沈んだらざるでこす。
- だし汁にAを加えて混ぜる。土瓶にきのことぎんなんを均等に入れ、だし汁を注ぎ入れる。中火にかけてひと煮立ちさせ、だし汁にきのこの香りが移ればでき上がり。三つ葉をのせ、すだちを添える。
ポイント
土瓶蒸しに溶き卵を加えて蒸せば、きのこ風味の秋らしい茶碗蒸しになります。茶碗蒸し:土瓶蒸し2人分に溶き卵2個分、塩少々を加えて混ぜ、耐熱の器に注ぎ入れる。蒸し器に入れ、強火で2分、弱火で10分蒸す。
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