駅弁×サッポロビール 「ごくり」普通列車の旅 静岡県篇

駅弁×サッポロビール 「ごくり」普通列車の旅 静岡県篇

浜松【JR東海道新幹線・東海道本線】

濱松うなぎ飯[自笑亭]

建物語に乾杯!

東西のコネクトステーション

東海道本線では上下線とも浜松駅始発が多く、西と東をつなぐ接点のような駅ですな。そのためか、電車も同じ型でありながら、シートが静岡方面はロングシート(縦座席)が多く、三河方面はボックスシート(対面座席)が多いように感じます。あら、うれしい!311系、211系、313系がホームにそろい踏みです。ドクターイエローを見るより、いいことがおきそうな気がします。
駅自体は、以前訪ねた静岡駅にそっくりです。駅弁は、新幹線ホーム、構内中2階、1階の「エキマチ」内で買えます。

「浜松駅」と「在来線のホーム」

今も現役、古き、美しきバンク!

1928年(昭和3年)に建てられた当時は、遠州銀行の本店。1943年(昭和18年)に静岡銀行に合併され、現在は静岡銀行浜松営業部本館として現役で使われています。静岡県初の鉄筋鉄骨コンクリート造りなんですな。すぐ横に新館が建てられていて、その新館が旧館の一部を囲うようになっています。別の建物のようでいながら、新旧2つの建物が上手に機能しているのがお見事。古き良きものを残しながら、新しいシステムの中で活用するのは駅舎にも通じるのかもしれません。

「静岡銀行浜松営業部本館」

建物を見るにも、監督を知るにも、いい空間

スペイン風の建物は、1930年(昭和5年)に建てられた浜松銀行協会(当時)。当時の頭取たちが集まっては、ビリヤードやら情報交換をしたサロンだったようです。古き良き時代ですな。設計したのは、東京駅の設計をした辰野金吾氏の弟子で浜松出身の中村與資平氏。アールのついた3連窓や当時のままのステンドグラスなども残っていて、なかなかシャレオツです。
今は、映画監督の木下惠介記念館として、遺品などが展示され、ときどき上映会も行っているようです。私の世代だとぎりぎり名前を知っている程度で、親世代がどんピシャでしょうか。よく知らなくても、見応えがありました。

「木下惠介記念館」

カモン!鴨江アートセンター

あれっ、ここも1928年(昭和3年)の完成ですな。この頃の浜松は、近代建築ラッシュだったようです。木下惠介記念館の正面にあり、今でもどっしりと立っています。もとは浜松警察署だったと聞いて、なるほどという感じです。中には、留置所の名残も。つかまえた犯人が逃げないように明かり取りが上についていたりとか、独特の設計になっています。
現在は、地元のアーティストたちの表現の場として使われています。ここをアトリエにする人がいたり、ワークショップをやったり、ギャラリーとして使ったり、たまにカフェを開く人もいるとか。囚われの空間が、開放の空間として生まれ変わっているのが面白い。

「鴨江アートセンター」

水掛けにあらず、「水向け」地蔵尊

外からはわかりにくいですが、なかなかの広さがあるお寺です。朱色が鮮やかな仁王門をくぐると右手に池と弁天堂、左手に成田山不動堂があります。落ち着いていていい雰囲気です。さらに進んでいくと、水向け地蔵尊がありました。水掛けではなく「水向け」です。お地蔵さまに水を手向けることが供養になるということなので、やってみました。細長い竹の先にコップのような竹が付いていて、それで前にある井戸の水をすくいます。なかなかユニークですな。

「鴨江寺」と「水向け地蔵尊」

恒例のおみくじで「吉」

おみくじを引くのが常となっていますので、こちらでも引きました。この1年以上、「大吉」とは縁がありません。はたして「吉」でした。愛情、縁談では、「こういう時は美味しいものでも食べて、ゆとりある心で待つがよい」とありました。そうします。

「おみくじ」

濱松うなぎ飯

ということで、うなぎです。駅弁でうなぎだなんてとても贅沢ですが、浜松に来たらはずせません。うわっ、うなぎさんがびっしりです。食べやすいように切り込みが入っています。うなぎとご飯の間に超薄い玉子焼きが敷いてあって、これもタレが染みこみすぎないようにという気配りでしょうか。 うん、うん、言うことはありませんな。香ばしくて、ほどよい甘みのタレがうなぎの味を引き立てます。そこに、ビール。なんとも夢のような時間ではありませんか。これこそ、「大吉」です。ごちそうさま!

自笑亭「濱松うなぎ飯」:2,630円(税込)


※掲載の情報は、2017年12月現在の内容です。

浜松に、乾杯!

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