女川復興計画の完成予想図を見ると、内陸部を嵩上げしてはいるものの海と陸を隔てる防潮堤は設けられていない。
海からの恩恵を受け、海を生業としてきた女川の人々にとって、海と人とを分断してしまう防潮堤はいらないと言い切る。
ときに、悲惨な災いをもたらす海ではあるが、それさえも受け入れようとする女川の人々の懐の深さと、海に対する強い愛着を感じずにはいられない。