「源泉の湯守(ゆもり)」特集

取材班:サッポロビール横浜統括支社 温泉好きコンビ寒い冬は、やっぱり温泉!箱根には、旅人たちを癒し続けてきた多くの名湯があります。今回は、箱根の源といえる温泉がどのように守られているのか、その現場に迫ります。訪れたのは、350年もの歴史を持つ老舗宿「鶴鳴館 松坂屋本店」さん。箱根屈指の良質な源泉を守るために行われている源泉井戸のパイプ清掃を体験させていただきました。「湯守」に触れて、温泉に対する意識が一変。命の湯に感謝する、極上の乾杯が待っていました。

江戸時代から続く老舗宿「松坂屋本店」さんへ!

箱根湯本駅からバスで約25分の芦之湯温泉に立つ「鶴鳴館 松坂屋本店」さんは、創業350年の歴史をもち、良質な源泉かけ流しの湯を楽しめることで評判のお宿です。今回は、その源泉を維持するために欠かせない源泉井戸のパイプ清掃を体験させていただきます!幕末の志士や文人墨客にも愛されていた由緒あるお宿が守ってきたこだわりとは、一体どんなものなのでしょうか?!まずは熊野権現様にて、作業の無事をお祈りし、早速作業開始です。

良質な源泉を宿まで送る源泉井戸のパイプをお手入れ!

「松坂屋本店」さんでは、良質な源泉を保つために、週に1回、源泉井戸のパイプに付着する湯の花の清掃を行います。パイプは新鮮な温泉の生命線であるため、社員自ら手作業で掃除しているそうです。また、60mというパイプの長さは短い方だとか。新鮮な温泉が楽しめるという証ですね!パイプにびっしりと付着した湯の花を金ブラシで除去するお掃除ですが、なかなか気合いのいる作業です…!

掃除完了!お湯の変化を実感

パイプの湯の花を落とした後は、配管からたっぷりの湯の花が一気に流れでてきます。それが流れきって透き通った源泉が流れてくれば、配管がきれいになった証拠です。これだけ手間暇かけて守られていたとは…。温泉への見方が変わる貴重な体験をさせていただきました。源泉井戸のパイプ清掃後には、恒例の“コーヒーで一服”!源泉で温めておいたコーヒーは極上の味わいです。

磨いたパイプから注がれた温泉に浸かる

パイプを掃除した後は、実際にそのパイプを使って注がれる温泉に入ってみることに!浴場に入ると、浴槽には温泉情緒あふれるエメラルドグリーンの湯がたっぷりと満たされていました。この色は日ごとに変化するそうで、温泉って生きているんだなとしみじみ感じました!実際に入ると、なんだか、いつもとは違う感動が…。「松坂屋本店」さんの日々の努力を、お湯を通じて感じることができました。

若旦那の温泉学校で温泉を知る!

こちらの宿では、温泉をお客様に最高の状態で利用していただけるよう、若旦那が自ら講義を行っています!温泉の基礎知識から入浴法、温泉を使った美肌づくり、マニアック温泉話まで教えていただきました!”湯守道”を貫く「松坂屋本店」さんならではのイベントですね。「自分の体にあった泉質を見つけ、温泉と付き合っていく」「疲れない温泉の入り方をする」ことの大事さを初めて学ぶことができました。

温泉の奥深さを体感した後の一杯は格別

温泉を守る苦労を体感し、温泉を学んだ後は、館内にある「バー・箱根山」で乾杯!今回の源泉井戸のパイプ掃除を通して、普段当たり前のように入っている温泉が、実は人の手によって大切に育てられて湧き出るものだと実感しました。まさしく温泉は「命の湯」です。箱根を愛する若旦那に、温泉を通し、生き方・感謝の心まで教えていただいたような気がします。サッポロビールは、さらにさらに箱根を愛し、活動してまいりたいと思いました。

箱根芦之湯温泉 鶴鳴館 松坂屋本店
電話0460-83-6511
住所神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57
宿泊料金1泊2食付 23,100円~
URLhttp://www.matsuzakaya1662.com/

取材協力/ミスモ箱根