チリのワイン

恵まれた気候と新しい試みで世界が注目するワイン生産国

長い乾季が続く典型的な地中海性気候、海流の影響による涼しい海風、そして冷たい“アンデスおろし”など、まさに良質のぶどうを育成する条件を揃えているチリ。こうした風土・気候の中で、ワインづくりは16世紀中頃からはじめられました。さらに1850年代、フランスのぶどうがフィロキセラ禍によって壊滅的な打撃を受ける前に、高級ぶどう品種がチリに輸入されたため、この害虫の被害を受けておりません。そのため唯一接木のないワインの生産国としても、世界のワイン愛好家が注目。現在、品質の良さと価格の手頃さが理由となって、世界でその品質が認められています。