CULTURE

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

「水割りで飲むお酒」と聞いて思い浮かぶのは、焼酎やウイスキーでしょう。しかし、ヨーロッパ地方では、水割りで飲むお酒の代表格がワインだったりすることも!
日本人の感覚では、ワインの水割りって邪道な感じがしますが、ワインの本場ヨーロッパでは主に炭酸水で割ることが、ベーシックな飲み方として定着しているようです。
今回はヨーロッパ地方で愛されるワインの水割りについてご紹介。水割り、またはカクテルとして飲む方法もご紹介しますので、新しい飲み方にチャレンジしてみてください。

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

ワインの水割りはヨーロッパ地方の飲み方

ヨーロッパ地方においてワインの水割りは非常に長い歴史があります。かの有名なフランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトやギリシャの哲学者ソクラテスもワインを水割りで飲んでいたという逸話が残っています。

今でも、フランスやドイツでは、炭酸水での水割りがワインの飲み方のひとつとして受け入れられています。ヨーロッパを旅行中に、レストランやカフェに入ってメニューを見ていたら、ワインの水割りが載っていてびっくりした!なんて経験を持つ人も少なくないのだとか。

■ワインの水割りのベストな割合は?

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

水割りでワインを飲むときに知っておきたいのはベストな割合。ウイスキーの場合は、ウイスキー1:水2~2.5が、焼酎の場合は、焼酎6:水4が黄金比だと言われています。

ワインの水割りの黄金比はというと、ワイン1:炭酸水1です。炭酸水の割合が多過ぎると、ワイン本来の風味が味わえなくなってしまうので、ベースは1:1にして、ワインによって炭酸水の割合を調整すると良いでしょう。

ドイツでは夏場になると、強炭酸の「ゾマーショルレ」という炭酸水でワインを割るのが人気なのだとか。

お酒やワインが苦手な人でも、炭酸水での水割りにするとアルコール度数が下がるので飲みやすくなります。お酒はそんな強くないけどワインの香りや味を楽しみたいという人にとっては、ピッタリの飲み方です。

過去の偉人たちがしていた飲み方ですし、今でもヨーロッパ地方では炭酸水で割ることが普通の飲み方として受け入れていますので、ワインの水割りは決して邪道なんかじゃありません

もちろん、ワインをストレートで飲むのもありですが、炭酸水で水割りにしたり、氷を入れたりしながら、自分が美味しいと思う飲み方を探してみるのも楽しいでしょう。

炭酸水や氷を入れるならフルーティなワインを

ワインを炭酸水で割ったり、氷を入れて飲むというのはアリな飲み方ですが、どんなワインでも良いわけではありません。

炭酸水や氷を入れて飲むことを考えるのであれば、糖と酸のバランスが取れたフルーティで濃厚なワインを選ぶようにしましょう。そうすることで、炭酸水で水割りにしたり、ロックにしたりしてもワインの味わいを楽しむことができます。

炭酸水での水割りにおすすめのワインが「イエローテイル」です。カシスの香りや力強い果実味が特長のカベルネ・ソーヴィニヨンや、ベリー系のフルーティな香りの中にスパイシーな香りがあるシラーズなど、炭酸水で割ることに相性のよいワインが揃っています。

炭酸水で割る際には、ワイン本来の風味を損なわないように、渋みの少ないものを選ぶようにしましょう。微かな甘口の[イエローテイル]モスカートやピンク・モスカートがおすすめです。

ちなみに、水割り後のワインを自宅で保管して友人たちに振る舞ったりすると酒税法違反になりますので、割ったらすぐに飲み切るようにしてくださいね。

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

[イエローテイル]モスカート(参考小売価格:税抜880円)

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

[イエローテイル]ピンク・モスカート(参考小売価格:税抜880円)

 

 

 

 

 

 

ワインカクテルもおすすめ!

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

ワイン水割りやロックだけでなく、もっといろんな飲み方を楽しみたいという方はワインカクテルを試してみては?簡単に作れる美味しいワインカクテルをご紹介していきます。

■スプリッツァー(白ワインの炭酸水割り)

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

氷を入れたグラスに辛口の白ワイン6:炭酸水4の割合で注いで、軽くかき混ぜるだけで完成です。見た目も口当たりも爽やかなカクテルです。

いつも飲んでいる辛口白ワインで試してみましょう!

■スプリッツ(プロセッコ+カンパリorアペロール+炭酸水)

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

イタリアを代表するカクテルで、ヨーロッパだけでなくアメリカなどでも人気が高いカクテルです。ベースとなるのは、イタリアのスパークリングワイン「ヴァル・ドッカ プロセッコ エクストラ ドライ ブルー ミレジマート」。

氷を入れたグラスに、プロセッコ1:カンパリorアペロール1:炭酸水1の割合で注いでいきます。カンパリorアペロールは最後に入れるときれいな色になりますよ。かき混ぜてから、スライスしたオレンジを入れて完成です。

TS10VDプロセッコDOCエクストラドライ ブルーG01外観

ヴァル・ドッカ プロセッコ エクストラ ドライ ブルー ミレジマート(参考小売価格:税抜1,508円)

 

 

 

 

 

■カリモーチョ(赤ワインのコーラ割り)

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

スペインで大人気のワインカクテル「カリモーチョ」!用意するのは、赤ワインとコーラだけで、とてもシンプルです。

コーラと割るワインとしておすすめなのが、やや甘口の「バック・エクストリシモ セミドゥルセ」というスペインワイン。

氷を入れたグラスにやや甘口の赤ワイン1:コーラ1の割合で注ぎ、軽くかき混ぜるだけで完成です。スライスしたレモンやライムを添えるとお洒落になります。

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

コドーニュ・グループ バック・エクストリシモ セミドゥルセ〈赤〉
(参考小売価格:税抜950円)

 

 

 

 

 

■キティ(赤ワインのジンジャーエール割り)

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

赤ワイン1:ジンジャーエール1の割合でグラスに注いで、炭酸が抜けないように軽くかき混ぜます。「うれしいワイン〈赤〉」といった軽めのタイプの赤ワインがおすすめです。

ヨーロッパ地方で浸透しているワインの水割りについてご紹介

サッポロ うれしいワイン〈赤〉(参考小売価格:税抜457円)

 

 

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

 

 

 

まとめ

ワインの水割りは日本では馴染みがありませんが、ヨーロッパ地方では古くから愛されてきた飲み方のひとつです。

ナポレオン、ソクラテスといった世界の偉人も水割りでワインを飲んでいましたので、一度は試してみてはどうでしょうか?夏場など暑い時期は、炭酸水と割って飲むと爽やかな味わいを楽しむことができますよ。

ワインカクテルはバリエーションが豊富にあり、簡単に作れるものも多くあるので、ホームパーティーなどにおすすめです。

 

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