サッポロビール株式会社
★SAPPORO
  • よくあるご質問・お問合せ
  • サイトマップ
  • マイページ
  • 会社情報
  • サッポログループ
★SAPPORO マイページ
マイページ
メニュー
メニュー
clear

ワインは樽熟成するとどんなメリットがあるの?

ワイナリーで木樽がずらっと並べられて熟成されている光景、よく写真で見かけますよね。実は、全てのワインが樽熟成されるとは限らないこと、知っていましたか。お手頃価格のテーブルワインは、発酵後に樽熟成されずにそのまま瓶詰めされることが多いです。樽熟成されるのは、高級ワインとなるべく仕込まれるワインたちなのです。ここでは、ワインを木樽で熟成するメリットや、木樽の種類、ステンレスタンクでの熟成についてご紹介します!

ワインは樽熟成するとどんなメリットがあるの?

ワインの樽熟成の効果

熟成は、木樽だけではなく、ステンレスタンクを用いた熟成もあります。ステンレスタンクは、木樽よりも管理しやすく、コスト面でも優れています。

ではなぜ取り扱いの難しそうな木樽での熟成が行われているのか、そのメリットについてまとめてみました。ぜひワイン選びの参考にしてみてください。

木樽での熟成の効果

木は切られた後も呼吸するため、木目から酸素が入り込みます。ワインはこれによって木樽の中で呼吸し、酸が変化して、香りや色、味わいが深くなっていくのです。

また、ワインを木樽で熟成すると、木樽のタンニン分が溶出してワインに深みを与えてくれます。樽の香りもワインに個性を与えてくれるので、より複雑な香りを楽しむことが可能です。

このように適度に酸素と触れさせることで、ワインの旨味が濃縮されて厚みのある味わいになります。濁りも沈殿し、まろやかで舌にも心地良い味わいとしてまとまるのです。

さらに、赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種であるアントシアニンの化学反応によって、ワインの色も安定します。

ステンレスタンクでの熟成の効果

あえてステンレスタンクを使用して熟成をする場合もあります。例えば白ワインの熟成にはステンレスタンクを用いることが多いです。ワインやブドウ由来の本来の味を発揮させたい時に使われるようです。

空気を通さないステンレスタンクは酸化を防げるうえ、タンク自体を低い温度に管理することが可能。これで、ブドウの特長をしっかり出したフレッシュな味わいのワインに仕上がるのです。

ブドウの中には、品種による特長よりも栽培地の環境によって個性を発揮するものがありますが、そのような個性を引き立たせるにも、ステンレスタンクが最適です。

つまり、木樽熟成はワインをまろやかにしたり、深みを与えたり、樽香をつけたい時などに行われ、ステンレスタンクでの熟成はブドウの特長を引き出したい時に選択されることが多いのです。

昔と違い手軽に取り扱いができるステンレスタンクが登場した今でも、この木樽熟成による複雑さや香り、深みはワイン造りには欠かせない要素の1つなのです。

樽熟成の期間

白ワインの中にも、ブルゴーニュなどでは樽熟成を行うものがあります。ニューワールドの白ワインでも、特にシャルドネ種の白ワインは樽で熟成されたものが多くありますね。

赤ワインと白ワインでも平均的な熟成期間に違いがあるのをご存知でしょうか?

・赤ワイン・・・1~2年
・白ワイン・・・数か月

もちろん、ワインメーカーやワインブランドによっては、上記以外の樽熟成期間のワインもありますが、一般的には白ワインよりも赤ワインの樽熟成の方が長いといえます。また、高級ワインの場合は、一般的な熟成期間より何年も長く熟成することも珍しくないようです。

木樽の使い方

同じ木樽での熟成かつ、同じ品種のブドウを使っても、異なる複雑さをもったワインが生まれることも多く、どのようなワインに仕上げたいか、造り手は常に木樽との駆け引きを行っています。

木樽熟成にこだわっている造り手は、使用している木樽の種類はもちろん、どれくらい新しい樽を使用したかという比率まで公表しています。新樽と古樽では、味わいが変わるため、途中で移し替えを行って絶妙な味わいを表現することもあるのです。

一般的に、新樽比率が高いとワインにしっかりと樽香がつき、一度ワインの熟成に使用した古樽を多く使うと繊細な樽のニュアンスを出すことができると言われています。木樽熟成による違いを楽しみたい時は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

よくワインの香りを表す表現で「ロースト香」と聞くことがあります。実は、このロースト香も木樽によるもの。まっすぐ伸びた木を樽状に加工するために表面を火でローストするのですが、この時の焼入れ具合が樽のロースト香にいくつかの違いを出してくれるのです。

軽い焼入れから順に、バニラ、トースト、モカ、焙煎した珈琲豆、燻煙というように、感じられる香りが変化します。ワインに詳しい人は樽香で、どんな樽を使っているのかをイメージできたりもします。

アメリカンオークとフレンチオーク

ワインは樽熟成するとどんなメリットがあるの?

木樽の樽材として多く用いられるのは、オーク材です。ワインによく用いられるオーク材にはアメリカンオークとフレンチオークの2種類があり、同じオーク材でもそれぞれ異なる特性をもっています。

アメリカンオーク

ホワイトオークとも呼ばれるアメリカンオークは木目がこまかく、バニラ香をもつバニリン香が発生しやすい木材です。

アメリカンオークでの熟成は、スパイスのようなニュアンスがつくのが特長。渋味とは違った刺激はマリアージュの幅を広げてくれます。

ココナッツやディルシード(刺激的な芳香で、ピリッとした辛味をもったスパイス)のような風味があり、価格も新樽で3~4万円とフレンチオークよりも安い値段で購入できるのがアメリカンオークのメリットです。

旧世界では、スペインのリオハやシェリーによく用いられ、新世界ではオーストラリアでごく一般的に使用されています。そのため、アメリカンオークの特長をじっくり味わいたいなら、アメリカやオーストラリアの木樽での樽熟成ワインをチェックしてみてください。

フレンチオーク

軽いトーストならバニラ、しっかり焼けばスパイスのような香りが特長のフレンチオークは、7~8万円のものが主流です。5~6万円のものもありますが、やはりアメリカンオークよりは高級志向な印象。

実際、高級ワイン生産で多く使われるのは、フレンチオークです。

スティルワイン用は、フランスのアリエ県トロンセ産とニエーブル県ヌヴェール産のものが有名です。コニャック用なら、シャラント県リムーザン産のものがあげられます。


まとめ

ワインの木樽での樽熟成は、伝統的醸造方法を守る意味ではもちろん、木樽熟成でしか得られない複雑さをワインに加えるために必要不可欠です。

アメリカンオークとフレンチオークのどちらを使うか、また、その樽自体のロースト具合はどのくらいなのかということだけでも、味わいや香りは変化します。

ワインを選ぶ時は、ぜひ樽熟成の有無や使用されている樽の種類などもチェックしてみてくださいね!

目次へ

RELATED POSTS関連記事
ワインの味わいを表現する様々な言葉をご紹介!

2018.3.31

ワインを表現する言葉にはどんなものがあるのでしょうか?すべての表現を一気にみることは大変なので、今回は味わいに絞って、ワインを表現する方法をみていきましょう。

ワインのヴィンテージって何?当たり年を見つけるポイント

2018.5.15

本当においしいワインを選び、楽しむために、ヴィンテージの意味を理解しましょう。

ワインの歴史を知るとワインが美味しくなる!

2018.2.1

ワインは「何年物が美味しいんだよね!」など熟成されたワインを好む方も多いですよね。熟成期間だけ見てもかなりの年数寝かしているワインが多いような気がしませんか?