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甘いワインってどんなワイン?おすすめの甘いワインや相性の良い料理

ワイン初心者でも飲みやすいのが、甘いワインです。でも、「どのワインが甘いのか見分けるのが難しい」と感じている方もいるのではないでしょうか。また、甘いワインといっても甘さの度合いや味わいはさまざまなので、その中から自分好みのものを選ぶのは簡単ではないですよね。

そこで今回は、甘いワインの基礎知識や選び方、合わせるのにおすすめの料理を紹介します。甘口ワインの選び方、料理との組み合わせでお悩みの方は参考にしてみてください。

甘いワインってどんなワイン?おすすめの甘いワインや相性の良い料理

甘いワインってどんなワイン?

ワインには赤ワインや白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなど、様々な種類があります。ワインの種類にかかわりなく、甘いワインはアルコール発酵を通常よりも早く止めることで糖分が多く残るように造られたものです。

甘いワインは、一般的に「デザートワイン」「甘口ワイン」と呼ばれます。しかし、産地や原料となるブドウ、醸造法によって定義は異なるため味わいは様々です。

低アルコールで飲み心地がさっぱりとしたワインもあれば、アルコール度数が高く、濃厚でまろやかなワインもあります。

自分好みの甘いワインを選ぶなら!3つの見分け方

ワインはそれぞれに味わいが異なるため、その中から自分好みのものを探してみましょう。ここでは、自分好みの甘いワインの見つけ方を紹介します。

1.ラベルの表記で選ぶ 

甘いワインってどんなワイン?おすすめの甘いワインや相性の良い料理

ワインのラベルには、そのワインの名前だけでなく、産地や生産者名、アルコール度数、ブドウ品種などの情報が表記されています。また、味わいについての情報も得られることがあるため、ラベルに甘口の表記がないか確認してみましょう。

スパークリングワインの場合は、甘口のものには以下のような表記があります。

● Demi Sec(ドゥミ・セック)
● Semi Seco(セミ・セッコ)
● Half Sweet(ハーフ・スウィート)

極甘口は、「Doux(ドゥー)」「Dolce(ドルチェ)」などと表記されるので、覚えておくと便利です。

2.アルコール度数で選ぶ

甘いワインってどんなワイン?おすすめの甘いワインや相性の良い料理

甘口ワインは、ブドウの発酵を途中で止めることで糖分を残すため、アルコール度数が低いワインが多いです。そのため、ラベルから甘口についての情報が得られない時は、アルコール度数が低いワインを選ぶと良いでしょう。

ただし、甘いワインの中には発酵の途中でアルコールを加えることで糖分を残す酒清強化ワインもあります。このタイプのワインは、濃厚でコクがあり、アルコール度数が高いのが特長です。

3.産地で選ぶ

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ワインは産地によって味わいの傾向や製法が異なるので、産地で選ぶのも1つの方法です。甘口ワインの産地として有名なのがフランスやドイツ。どのワインを選ぶか迷ったら、フランス産かドイツ産のものを選んでみましょう。

フランス

ボルドー地方が甘口ワインの産地として有名です。中でもソーテルヌ地区で造られる「ソーテルヌ」は、世界三大貴腐ワインの1つとして広く知られています。

貴腐ワインは、貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)をブドウに付着させることで果実の水分を蒸発させ、糖分が凝縮したブドウ(貴腐ブドウ)を使って造られたワイン。ブドウがもつ豊かな香りと凝縮されたはちみつのような甘味があるのが特長です。

ドイツ

リースリング種の甘口ワインが有名です。アイスワインや貴腐ワイン、スパークリングワインなど多種多様な甘口ワインがあります。

おすすめの甘いワインと相性の良い料理

甘いワインってどんなワイン?おすすめの甘いワインや相性の良い料理

ワインのおいしさを最大限に引き出すためには、合わせる料理にこだわることが大切です。甘いワインに合う料理についてはイメージしにくいかもしれませんが、甘いワインにもマッチする料理は多くあります。

ここではワインを飲むタイミングごとに、おすすめの料理の組み合わせ例を紹介します。

食前におすすめの甘いワイン

マルティーニ アスティ・スプマンテ

マルティーニ アスティ・スプマンテ(参考小売価格:オープン価格)

フルーティーな味わいとマスカットのさわやかな風味が感じられる甘い白スパークリングワイン。食前酒として軽いおつまみに合わせるのにぴったりです。

■おすすめの料理
・カナッペ
軽いおつまみの代表ともいえるカナッペは、甘口のワインともよく合います。白スパークリングワインと一緒に前菜としていただきましょう。

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食事中におすすめの甘いワイン

【おすすめ白ワイン20選】透明な色にくぎづけ。白ワインの洗練された魅力に迫る!

ラングート ツェラー・シュバルツ・カッツQ.b.A(参考小売価格:税抜1,158円)

やや甘口の白ワイン。まろやかな味わいで幅広い料理に合わせやすいので、普段の食事と一緒に楽しめます。

■おすすめの料理
・寿司
甘酸っぱい料理に合うワインなので、お寿司との相性は抜群です。

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食後におすすめの甘いワイン

ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ 375ml_外観

M.シャプティエ ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ 375ml(参考小売価格:3,200円)

芳醇な香りをもつ極甘口の白ワイン。程良い甘味で、デザートとしてぴったりです。

■おすすめの料理
・バニラのアイスクリーム
極甘口のワインは、甘いデザートに合わせるのがおすすめの楽しみ方。ワインの風味が、バニラアイスをさらにおいしく感じさせてくれます。

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

まとめ

赤・白・ロゼ・スパークリングなど、さまざまな種類の甘いワインがあるため、味の好みや合わせる料理、飲むタイミングに合わせてお気に入りのものを探してみましょう。

同じ甘口ワインでも、ワインによって味の印象が大きく変わるため、いろんなワインに挑戦してみるのもおすすめです。ワインを選ぶ際は、この記事で紹介した自分好みの甘いワインの見分け方、おすすめワインを参考にしてみてくださいね。

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