ちょっと良いお店でディナーを楽しもうと思った時、役に立つのがワインを飲む時のマナーです。このマナーを知っているか知っていないかで、デート中にパートナーに与える印象も大きく変わってくるでしょう。これからワインをたしなみたい方、もしくはワインが好きで外食でも楽しみたい方におすすめの覚えておきたいマナーをシーン別にご紹介します。
目次
デートで恥をかかないために!ワインの基本的マナーを知ろう
まずは、デートでワインを飲む時に、恥をかかないために押さえておきたい、基本的なマナーから紹介していきます。
ワインをグラスへ注ぐ時のマナー
ワインをグラスへ注ぐのは、基本的に男性の役割。ただし、ソムリエやスタッフがワインを注いでくれるお店では、お店の方にアイコンタクトで知らせてワインを注いでもらうようにしてください。この時、間違ってグラスを持たないように気をつけましょう。
ワインを注ぐ量のマナー
もし、自分がワインを注ぐ場合は、その量にも注意しましょう。ワインはグラスの3分の1から4分の1程度が適量です。グラスの中にゆとりをもたせることで、ワインの香りを楽しむことができます。
ワイングラスの持ち方のマナー
次に、ワイングラスの持ち方をご紹介します。時々、ワイングラスの持ち方をブランデーグラスの持ち方と間違ってしまう方がいますが、ワイングラスは脚の部分を指先でつまむように持つのがマナーです。手のひらでグラスの下を包む持ち方はNGです。
海外では手のひらで持つこともあるようですが、日本では脚を持つのがマナーとされています。
乾杯の際のマナー
お祝いの席では「カンパーイ!」とグラスとグラスを合わせて豪快に音を鳴らしたくなりますが、ワインで乾杯する場合では、マナー違反となってしまいます。ワイングラスはとても繊細ですので、割れてしまう可能性もあります。グラスとグラスをぶつけ合わせないのが基本です。
これらのマナーを押さえておけば、第1段階はクリア!よりスマートにワインを楽しめるようになりますよ。
次は、ワインを注文するシーン別にマナーを確認していきましょう。
【カジュアル編】デートでワインを頼む際のマナー
かしこまったお店ではない場合、ワインはどのように注文するのが良いのでしょうか?カジュアルなお店でのマナーについてご紹介します。
料理とワインの合わせ方
まずは、多くの方が悩むであろう、料理とワインの組み合わせからご紹介します。実は、難しいようでとっても簡単!複雑に考えず、迷った時は料理の色とワインの色で合わせてみてください。例えば、牛の赤身には赤ワインを、さっぱりとした白身魚には白ワインを、ロゼワインにはハムやソーセージ、パテ類が良く合いますよ!
「ちょっと良いところを見せたい!」という時には特に、お店のスタッフ任せにせず、色味を意識してさっと注文できるとスマートです。
その他、料理の香りや重さで合わせることもできます。脂っこく重たい料理には深みのある赤ワイン、さっぱりとしたさわやかな料理には辛口の白ワインといったように合わせるのもおすすめです。
料理とワインの組み合わせについて、さらに詳しく知りたい方はこちらのページを参考にしてみてください。
http://www.sapporobeer.jp/wine/wine_opener/article/wine_eat_alignment/
「かっこつけても失敗しそうで怖い」という方は、自分で考える前にお店のスタッフに聞いてしまったほうが良いかもしれません。「今日はこういう料理を食べたいから、それに合ったワインが欲しい」と伝えれば、良く合うワインを持ってきてくれますよ。
カジュアルなお店ならグラスワインもあると思いますので、グラスワインで楽しむこともおすすめです。
女性にワインを注いであげる際には
女性のグラスにワインを注ぐ際、特に気をつけたいのがワインの液垂れです。液垂れしないように、事前に自宅などでワインを楽しむ際、ハンドテクニックを身につけておくと役立ちますよ!ちょっと練習が必要なのですが、ワインを注いだあと、軽く手首を回しながらボトルの口を上に向けるという方法です。力を入れすぎないように注意してくださいね。
【レストラン編】デートでワインを頼む際のマナー
本格的なレストランでワインを注文する時はどうしたら良いのでしょうか。慣れないうちは緊張することもありますが、何度か経験を積めば大丈夫!ここからは、失敗しないワインの注文方法を紹介します。
レストランでのワインの頼み方
記念日や特別な日には、ソムリエのいるレストランに行けば、ワイン選びも迷うことはないでしょう。料理に合うおいしいワインをソムリエが選んでくれます。
ソムリエにワインを選んでもらう際には、どのようなワインが好みなのか、ワインの予算などを伝えましょう。ワインはボトルで来ますので、カジュアルなお店よりも価格は高くなります。予算にはゆとりをもっておくと安心ですね。
ここで大切なのが、ワインの好みは自分ではなく女性の好みに合わせること!ワインに詳しくない女性の場合には、渋味の強くないものが良いか、深みのあるものが良いかを聞くだけでも良いでしょう。
テイスティングの方法
ソムリエにワインを頼むと、「テイスティングなさいますか?」と聞かれます。分からない場合にはテイスティングもソムリエに任せて大丈夫です。
テイスティングでチェックするのはラベル、見た目、香り、味です。ここでは細かく確認するのではなく、「注文したものと間違いがないか」「品質に問題はないか」確認するだけですので、ワインの味を評する必要はありません。
ワインが来たら、まずはラベルに間違いがないかチェックしましょう。問題なければ、ソムリエにワインを注いでもらいます。
次に、グラスに入ったワインの色を確認してください。ワインに不純物が多い場合や気になることがある場合には、ソムリエに質問しましょう。
香りをチェックする際には、まずはグラスを回さず確かめてください。グラスを回す時には、自分に向かって内側に回します。右手であれば反時計回り、左手では時計回りが正解です。
この時、強いコルク臭やカビ臭さがある場合には、ソムリエに伝えてください。問題なければ味を確認します。
テイスティングで注がれたワインは、基本的に飲み干します。変な酸味や劣化したような味が感じられなければ大丈夫。全てチェックしたあとは、ソムリエに問題なかったこと、問題が合ったとすればどこが問題だったかを伝えましょう。
ワインのテイスティングについて、より詳しく知りたい方は、こちらをチェックしてみてください。
http://www.sapporobeer.jp/wine/wine_opener/article/wine_tasting/
まとめ
デートで失敗しないワインの楽しみ方、覚えることはたくさんありますが、何度か場数を踏むことでスマートにできるようになります。気をつけたいポイントは、ワインの注ぎ方、持ち方、乾杯の仕方、それとテイスティングです。
ワインと料理の組み合わせについてはお店のスタッフに任せることもできますが、基本的なマナーについては自分で覚えるしかありません。
ワインを注ぐ時にはグラスの3分の1、乾杯の時にはグラスを重ねない、グラスは脚を持つ、ワインの液だれ、この4点をまず気をつけてみましょう。
正しいマナーを身につけて、ワインもデートも思う存分楽しんでくださいね♪