ビオマニア<オーガニック>は、サッポロビールのワイン開発チームが世界中のワイナリーから厳選したオーガニックワイン。オーガニックにこだわりのある「ワインマニア」も納得できる品質のワインに仕上がっています。今回は、まだオーガニックを試したことがないという方にもおすすめの、ビオマニア<オーガニック>の魅力をご紹介します。まずは、オーガニックワインとビオワインについての解説からスタートします。
目次
オーガニックワイン、ビオワインとは
口に入れるものだからこそ、素材にもきちんとこだわったワインを飲みたいと考える方は多いでしょう。自然派なワインを飲みたいときは、「オーガニック」の表記があるワインがおすすめです。
いざ店頭でチェックしてみると、オーガニックの他に「ビオワイン」の表記がなされているワインもあり、混乱した方もいるかもしれません。
この項目ではオーガニックワインとビオワイン、それぞれの特長についてご紹介します。
オーガニックワインとは
オーガニックワインとは、農薬や化学肥料を使わず、自然の恵みを生かした栽培方法のブドウから造ったワインのことです。
オーガニックワインと名乗るには認証が必要で、こまかな規定は各国で異なります。
ビオワインとは
国によってその定義は異なりますが、日本ではビオワインについて表示の規定はありません。オーガニックを名乗るためには認められた認証機関での有機認証が必要ですが、ビオを名乗るための認定は特にないのです。
そのため、有機栽培のブドウで造られたワインを、生産者が独自の基準でビオワインと呼んでいることも多くあります。
このような事情から、確実に有機栽培のブドウで造られたワインを飲みたいなら、オーガニック認証のついたワインを選ぶと安心です。
※オーガニックワインについてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
https://wine.sapporobeer.jp/article/organic_wine/
ビオマニア<オーガニック>の有機認証
ビオマニア<オーガニック>のラインアップは全部で4アイテム。いずれも参考小売価格は税抜860円。それぞれの産地で有機認証を取得しており、赤ワインと白ワインの両方を楽しめます。
IMO(スイスの有機認定団体)とは
ビオ マニア<オーガニック> チリ カベルネ・ソーヴィニヨンとビオ マニア<オーガニック> チリ シャルドネは、スイスの有機認定団体(IMO)の有機認証を受けたチリワインを使用しています。
スイスの有機認定団体であるIMOは、1989年に設立され、アメリカの農務省から国家有機プログラム(NOP)を認可されているほど信頼された存在です。
品質保証と、有機栽培製品や栽培方法が環境に優しいものであるかどうかを調査し、認定するスイスの代表的な認定機関です。
ワインだけではなく、チョコレートなど多くの食品のオーガニック認定を行っています。日本でも海外商品を取り扱うスーパーなどで、IMO認定のオーガニック原料を使用した商品が販売されているので、もしかしたらあなたも口にしたことがあるかもしれませんね!
SOHISCERT(スペインの有機認定団体)とは
ビオ マニア<オーガニック> スペイン テンプラニーリョは、スペインの有機認証機関(SOHISCERT)の有機認証を受けたワインを使用しています。
SOHISCERTはスペイン国家認定(ENAC)の認証を受けており、オーガニック農法による農産物を認定する役割を果たしています。EUに認可されており、日本の農林水産証からも認められている機関です。日本のJASやアメリカのNOP団体とも連携をとっています。
GfRS(ドイツの有機認定団体)とは
ビオ マニア<オーガニック> ドイツ リースリングは、ドイツの有機認証機関(GfRS)の有機認証を受けたワインを使用しています。
ドイツ認定評議会(DAkkS)から認定されている機関で、世界20か国以上の有機農業や食糧生産の国際認証機関を評価しています。
ビオマニア<オーガニック>の有機栽培
ビオマニア<オーガニック>は、オーガニックにこだわりたいワイン愛好家のために厳しい品質チェックを経て発売されたオーガニックワインです。
化学的な殺虫剤、農薬、除草剤などをいっさい使わず、自然の生態系循環に取り組んだ栽培方法で安全なブドウを生産しています。
材料となるブドウの生産とワインまでの加工は海外(チリ・スペイン・ドイツ)にて行っていますが、ボトリングはサッポロの自社ワイナリーで行っています。国内の低温管理システム「クールドワイナリー」が整備された環境下でのボトリングのため、ワインに余計なダメージを与えません。
クールドワイナリーとは原料を発酵させる製造工程はもちろん、瓶詰めの瞬間までワインに適した低温無菌環境を実現した最新設備のことです。
ビオマニア<オーガニック>のラベル
ビオマニア<オーガニック>は、ワインマニアのお眼鏡にかなう1本として、ラベルに描かれた大きな眼鏡のイラストが印象的です。
オーガニックを表すようなナチュラルテイストのラベルデザイン。誰かに買ってきてもらったり、おすすめしたりする時は、「ビオマニア<オーガニック>!」と伝えるよりも「眼鏡のイラストが入ったラベルのワイン!」のほうが通じやすいでしょう。
そんな親しみやすいデザインも、ビオマニア<オーガニック>の魅力の1つです。
ビオマニア<オーガニック>の産地
ビオマニア<オーガニック>は、赤ワインのミディアムボディ・フルボディ、白ワインの辛口2種の4タイプ展開です。製造国はチリ・スペイン・ドイツの3か国で、味も香りもそれぞれ異なる魅力を持っています。
使用されるブドウの種類はもちろん、栽培方法にも国ごとのこだわりがあるためです。それぞれの産地で行われているブドウの有機栽培について、取り組みの違いをご紹介します!
■チリ
先に解説したスイスの有機認定団体(IMO)によって有機認証を受けたチリワインを使用しているのが、ビオ マニア<オーガニック> チリ カベルネ・ソーヴィニヨンとビオ マニア<オーガニック> チリ シャルドネです。
その栽培では、生態系の循環に着目した取り組みが特徴的です。自然界の正しい循環とは、動物が雑草や虫を食べて植物(ブドウ)の成長をサポートするもの。けして防虫剤など人工的なものが介入することはありません。
チリのブドウ畑ではこの生態系の循環を最大限発揮させるために、殺虫剤・除草剤・化学肥料など農薬類はいっさい使用せず、雑草と害虫の処理を動物たちの力に任せています。雌鶏やガチョウを畑に放して害虫を食べさせたり、あえて下草や野菜を植えて土壌に窒素を供給したりします。
他にも害虫専用の住処となる「花の廊下」を作り、虫をおびき寄せることでブドウの木を守るなど、生き物の習性を活用した対策が独特です。
■スペイン
ビオマニア<オーガニック> スペイン テンプラニーリョの原料となるブドウは、スペインのちょうど中央に位置するラ・マンチャ地方(カスティーリャ・ラ・マンチャ州)で栽培されています。ラ・マンチャ地方はワイン生産で有名な地であり、中でも東部のマンチュエラで栽培されたブドウを使用します。
高度600~700mの高い位置に広がる畑で栽培されたブドウは適度な湿度と昼夜の寒暖差により、ミネラル感と凝縮した果実感のバランスの良い味が特長です。スペインのごく一部のエリアでのみ収穫されるブドウの中から、契約栽培農家からのみ仕入れることで良質な味を守っています。
スペインの有機認証機関(SOHISCERT)による有機認証を受けたワインのみを使用している点もポイントのひとつです
■ドイツ
ビオ マニア<オーガニック> ドイツ リースリングは、ドイツの有機認定団体(GfRS)が有機認証したワインのみを使用しています。国内外の有機農業や食料生産を国際的な基準に基づいて評価する団体です。
モノづくりの国ドイツらしく品質重視のスタイルを貫く「ドイツ最大のブドウ栽培生産者協同組合」によるワインが、ビオマニア<オーガニック>ドイツ リースリングです。19世紀より存在する協同組合が有機栽培を始めたのは2004年のことですが、2019年時点でドイツ国内1位の生産量を誇るまでに成長しました。
ドイツ発のビオマニア<オーガニック>に使用するリースリングの栽培に適したラインヘッセン地区は、ドイツ最大のワイン生産地としても有名です。日照量の多い乾燥した温暖な気候の中で、15年以上続く有機栽培によって作られたブドウをふんだんに使ってワインが作られます。
ビオマニア<オーガニック>の特長
ビオマニア<オーガニック>には赤ワインと白ワインの両方があるので、料理に合わせて飲みたいこだわり派の方にもおすすめできます。
また、オーガニックワインについての意識調査では、購買意欲や興味関心はあるものの、オーガニックは高いイメージがあって購入しにくいという調査結果が出ています。
ビオマニア<オーガニック>は1,000円未満のお手頃価格にも関わらず、高品質でしっかりオーガニックにもこだわった、とても身近に楽しめるシリーズです。オーガニックワインに興味があるけれど、高いのは手を出しにくいという方こそ、ビオマニア<オーガニック>から体験してみてください。
ビオマニア<オーガニック>ワインをご紹介
赤ワインの「ビオマニア<オーガニック>チリ カベルネ・ソーヴィニヨン」は、その名のとおり有機栽培のカベルネ・ソーヴィニヨン種を使用しています。(参考小売価格:税抜860円)
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
柔らかいながら程良く存在感を放つタンニンと、酸味のバランスが抜群。夏にもぴったりの1本です。カシスやチェリーのような黒いベリー系の香りは、肉料理全般に合わせられるので、「お肉にはぜったい赤ワイン!」派の方にもおすすめです。
対して白ワインの「ビオマニア<オーガニック>チリ シャルドネ」は、魚料理全般に合わせやすいのが魅力。さっぱりした辛口で、モモ肉の焼き鳥やクリーム系パスタなどとも相性ぴったりです。(参考小売価格:税抜860円)
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
柑橘系や桃などフルーティな香りの中にふっと感じるオレンジの花。口当たりのやわらかさと、優しい酸味を彩る華やかな香りの中で、微かに顔を出す苦味が料理の味を引き出してくれます。
しっかりとした赤ワインの果実味を味わいたいけれど、重くないものが良い。そんな方には、「ビオマニア<オーガニック> スペイン テンプラニーリョ」(参考小売価格:税抜860円)がぴったりです。
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ミディアムボディなので飲み口は繊細で優しく、豊かな果実味となめらかなタンニンを味わうことができます。イベリア半島で広く栽培されているスペインの代表的なブドウ、テンプラリーニョ種を使用しており、イチゴやチェリーなどどこか可愛らしい印象の香りが魅力です。
焼き鳥(塩)やスペアリブ、生ハムのサラダなど素材そのものの味をじっくり楽しみたいおつまみと合わせると、抜群のマリアージュを体験できます。
ギュッと凝縮された味わいと上品な酸味を楽しみたい方は、「ビオマニア<オーガニック> ドイツ リースリング」 (参考小売価格:税抜860円)がおすすめです。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
ドイツの代表的な品種であるリースリング種をふんだんに使った一本は、グレープフルーツのフレッシュな香りと豊かなミネラル香が魅力的。まろやかな果実味と繊細で穏やかな酸味は、刺身や天ぷら、焼き鳥(塩)などあっさりとした味の料理によく合います。
柑橘系の果汁を絞る料理との相性が抜群のため、ポン酢でさっぱりといただく、しゃぶしゃぶにも最適です。和食と合わせる日常使いのワインを探している方は、ぜひ試してみてください。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
オーガニックワインとビオワインは、認定の有無などこまかな部分が異なります。有機栽培ブドウ使用で自然な味のワインを楽しみたい、安心安全に気を使いたい方は、オーガニック認証の有無をチェックしてみてくださいね。
今回ご紹介したビオマニア<オーガニック>は、有機認証の気軽に飲めるオーガニックワイン。初めてオーガニックワインを飲むという方にも、ぴったりのワインです!
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