お酒に弱いモンゴロイド

アルコールは肝臓の働きでアセトアルデヒドに変わります。さらに、アセトアルデヒドはALDH2という酵素の働きで無害な酢酸に変わります。このALDH2には3つの型があり、酵素の活性が強い人と弱い人、そして活性がまったくない人がいます。お酒に強い人はアセトアルデヒドの代謝速度が速い活性型を持ち、逆に代謝速度の遅い低活性型や酵素活性がまったくない非活性型を持つ人はお酒に弱いタイプです。自分がどの型を持っているかは親から受け継ぐ遺伝子の組み合わせによって決定され、後天的に変わることはありません。

エタノール・パッチテストによって自分の体質を理解し、適量を知ることも大切です
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(1)テープに少量のガーゼを貼り、ガーゼを消毒用アルコール(70%エタノール)で湿らせる
(2)上腕の内側などの皮膚が柔らかいところに貼る
(3)5分経ったらテープをはがす
(4)テープをはがしてから20秒後と5分後に皮膚の反応をみる
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20秒後に貼った部分が赤くなっていれば「ALDH2活性がまったくない人」、20秒後には変化がなくても5分後に赤くなっていれば「ALDH2活性が弱い人」という目安になります(皮膚が赤くなるのは、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドができているという判断による)
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・安静時に行う(運動直後は避ける)
・貼った方の手を締め付けない
・お酒を飲んでいない状態で行う
・エタノールを布の外にはみ出させない
・テープの上を押さえない
考案者: 久里浜アルコール症センター 樋口 進
個人差の要因はさまざま
遺伝のほかに、体内の水分量や体重の差による個人差もあります。以下のように、男女差、年齢差、体格の差などによって、お酒に強い体質の人でもかなりの差が生じることがわかっています。
- 男女差…女性は一般的に、男性よりもお酒に弱いと考えられます。体内の水分量が男性よりも少ないことや、体格や肝臓が男性より小さいことによると考えられます。
- 年齢差…高齢者は若者に比べて体内の水分量が少ないため、お酒に弱いと考えられます。
- 体格の差…体格の良い人の方が一般的に肝臓も大きいため、代謝速度が速く、お酒に強いと考えられます。また、アルコールは脂肪に溶けにくいので、体脂肪率の高い人は低い人より体に占める水分の割合が低くなり、血中アルコール濃度が高くなると考えられます。

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- 日本人の37~38%は遺伝的にお酒に弱い体質、6~7%の人は、遺伝的にお酒をまったく飲めない体質である
- 遺伝のほかにも、男女差や年齢差などによって、個人差が生じる




















