「適量」とは
適量には個人差があり、同じ人であってもその日の状態によって酔い具合が異なるため、一概にいうことはできません。社団法人アルコール健康医学協会では、一般的に、約1~2単位のお酒を限度とするようにすすめています。純アルコール量にして約40~50g。このくらいの量であれば、ほどよくお酒を楽しめるというわけです。

出典: 社団法人アルコール健康医学協会のホームページより
Jカーブ効果

イギリスの学者マーモットは研究の結果、「お酒を飲み過ぎたり、まったく飲まないよりも、適度に飲むことで死亡率は低くなる」ことを発表しました。アルコールが血液中の善玉コレステロールを増やし、高血圧、虚血性心疾患、脳卒中などを引き起こす動脈硬化を防ぐ効果があるからだといわれています。
週に2日は休肝日を

適量とはいえ、毎日飲むことは肝臓に負担をかけてしまいます。週に2日はお酒を飲まない日を設けて、肝臓を休ませるようにしたいものです。
しかし、休ませたからといって、ほかの日に大量飲酒をしてしまっては元のもくあみ。普段から適量の飲酒を心がけましょう。
お酒は薬ではありません
寝酒はナイト・キャップともいわれ、睡眠薬代わりに使われることがありますが、むしろ眠りが浅くなって夜中に目を覚ましたり翌朝早くに目が覚めてしまうなど、睡眠の質が落ちることがわかっています。お酒は、寝る前ではなく夕食時(眠りにつく3時間前までに飲み終えることが望ましい)に、食事といっしょに楽しむのが良いでしょう。
「健康日本21」における適度な飲酒
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度であるとされています。また、以下のようなことに留意する必要があるとしています。
- 1. 女性は男性よりも少ない量が適当である
- 2. 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能力を有する人よりも少ない量が適当である
- 3. 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
- 4. アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
- 5. 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない
適正飲酒の10か条
社団法人アルコール健康医学協会では、お酒の適正な飲み方やマナーを周知することを目的として、「適正飲酒の10か条」(平成20年5月改訂)を定めています。
- 1
- 談笑し 楽しく飲むのが基本です
- 2
- 食べながら 適量範囲でゆっくりと
- 3
- 強い酒 薄めて飲むのがオススメです
- 4
- つくろうよ 週に二日は休肝日
- 5
- やめようよ きりなく長い飲み続け
- 6
- 許さない 他人への無理強い・イッキ飲み
- 7
- アルコール 薬と一緒は危険です
- 8
- 飲まないで 妊娠中と授乳期は
- 9
- 飲酒後の運動・入浴 要注意
- 10
- 肝臓など 定期検査を忘れずに
- しない させない 許さない 未成年者飲酒・飲酒運転
出展: 社団法人アルコール健康医学協会




















