サッポロビール株式会社
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サッポロビールとビールのあゆみ サッポロビール物語

130年の変遷をイメージで巡る  サッポロビールビジュアルライブラリー

1959年(昭和34) 容器の革命 缶ビール登場

STORY1 幻に終わった戦前の缶ビール開発 ビール新容器への挑戦

大日本麦酒が缶ビールの発売を検討

缶ビールは1935年(昭和10)、アメリカで発売されたのが最初であった。コーントップ型と呼ばれる王冠を用いた缶である。同じ頃、サッポロビールの前身、大日本麦酒が発売を検討していたという記録が残されている。結果的には特殊な臭いがあるなど、びんビールにくらべ品質面で問題があり商品化には至らなかった。

コーントップ型缶ビール

STORY2 1缶75円(350ml)の自信作 缶入りサッポロビール

缶切りで開ける缶ビール

サッポロビールが缶ビールを発売したのは1959年(昭和34)。現在主流のアルミ缶ではなく、スチール缶であった。しかも缶底と缶胴が一帯となっているツーピース缶ではなく、缶蓋・缶底・缶胴と3つのパーツからなるスリーピース缶であった。飲むときは缶切りで2ヵ所に切り込みを入れるという手間のかかる代物だ。

缶ビール発売当時のポスター

STORY3 デザインを重視した缶ビール 斬新なデザインが評判に

缶デザインは有名デザイナーの作品

缶のデザインには、アメリカの工業デザイナーとして有名なウォルター・ランドー氏の作品を採用した。ランドー氏が手がけた日本で最初の仕事であった。デザイン料も一流で、なんと6,500ドル(234万円)。当時、大卒の初任給が16,000円ほどであった時代に、いかに高額なフィーであったことか。

缶切りで開ける缶ビール

STORY4 評判が芳しくなかった初期の缶ビール 伸び悩む缶ビール需要

缶臭いとマイナスイメージが先行

初期の缶ビールに対する評価は厳しいものがあった。缶の臭いがする、とか、びんビールより風味が劣る、というものだ。びんビールと品質は遜色ないのだが、マイナスイメージが先行してしまったようだ。味ばかりではなく、取扱いに不馴れなため缶切りで開けるときに噴き出してしまうこともあってか、好評とはいいがたかった。

缶ビール充填機

現在サッポロでも

Point 缶切り不要の缶ビール 缶入りサッポロプルトップ

プルタブの採用で缶ビールが浸透

サッポロビールでは1965年(昭和40)にプルタブを用いた缶ビールを発売。缶蓋はアルミとなったが、缶底と缶胴は旧来のスチールであった。ツーピースのオールアルミ缶への変更は1972年。この頃から、自販機の普及もあり缶ビールは浸透していく。現在のステイオンタブに移行したのは1990年(平成2)である。

プルタブ缶発売当時のポスター

缶ビール化率は40数%

ビール容器に占める缶化率は発売以来10年以上も1~2%と低迷していたが、現在は40数%まで上昇している。

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