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TRIANGLE

チーフブレンダー中村が語る TRIANGLEができるまで

チーフブレンダー中村が語る、ブレンドへの思い INTERVIEW

ブレンダーについて語る中村

ブレンダーとは

トライアングルは、複数の原料でつくられた蒸留酒をブレンドしています。同じ設備でつくっていながら、どれも少しずつ違うんです。蒸留した酒を寝かす時間によっても差が出てきます。それらをうまく配合して、常に「同じ品質のもの」をつくっていくこと、それがブレンダーの仕事です。主原料は、さとうきび糖蜜と大麦、コーン、この3つとなっています。大麦とコーンは、「本格焼酎」とは違う製法で、独自の連続式蒸留機を使って製品の特長を出しています。この製法によってロックや水割りですーっと飲め、長く飲み続けていただける味を演出できます。その大麦の蒸留酒とコーンの蒸留酒をいかにうまくブレンドするかがポイントです。

工夫を求められる蒸留工程

「同じつくり方だから変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではないのです。例えば低気圧が来ていて気圧の状態がいつもと違う日、そんなときはいつもと同じように蒸留しても、仕上がりが全く変わってきます。そんな場合も、現場には長年のノウハウがあります。蒸留するときに使う蒸気の量や温度、圧力などを調整していつもと同じものができるよう工夫が求められます。いつも同じようにつくっていれば黙っていても完成するというものではありません。そこが最も苦労するところです。品質を一定に保つため、毎日のチェックが欠かせないんですよ。

TRIANGLE

テイスティングについて

当工場は、1年間に200日以上の蒸留作業を行っていまして、そういった積み重ねの重要さというのは確かにあります。焼酎は、アルコール度数が高いため、ビールのようにゴクッと飲んでみたりはしません。まずは立ち上がってくる香りである「立ち香」、そして口に含んだときの「含み香」を判断します。次に最後まで口に残る余韻を確かめます。それらの要素を総合的に判断していく、ということをやらなければいけません。最終的に「お客さまの満足=品質」なのだと理解して、それを意識して味を仕上げます。

トライアングルのおすすめの飲み方

我々がつくったものが市場に並び、それをお客さまに買っていただいて、トライアングルを中心とした楽しい生活、楽しい会話が弾んでいる・・・というシーンを想像しながら日々製造しています。
おすすめの飲み方ですが、トライアングルというのはさまざまな飲み方ができる点が一番良いところなんですが、透明感の中にコクがある味わいなので、水割りかロックで飲んでいただくのがおすすめです。もっとも、寒い時期はお湯割りにして召し上がっていただいているお客さまにもお会いします。私もビールの仕事をしているときはビールだけでしたが、蒸留酒に携わってから、焼酎の奥深さにはまってよく飲むようになりました。

TRIANGLE ロゴ

さとうきび糖蜜、コーン、大麦の蒸留酒をブレンドした背景

どんな原料からつくった蒸留酒をブレンドすれば良いか、候補はいろいろありました。その中でも、さとうきび糖蜜とコーンの蒸留酒をブレンドした結果、甘さを引き出すことができました。さらに、大麦の蒸留酒をつくりブレンドしたところ、最終的に甘み、キレ、香り、と思い描いていたバランスを実現することができました。それが、現在の「トライアングルのオリジナルレシピ」となっています。

こだわりの「メローイング」

大麦とコーンの蒸留酒の風味を残し、雑味を取り除きます。それがメローイングという工程です。具体的には、大麦とコーンの蒸留酒に、イタヤカエデ炭を投入し丸2日置きます。それによって欲しい風味に仕上げることができるのです。
また、投入するイタヤカエデ炭にもこだわり、北海道より当社向けに特別に生産してもらったものを使用しています。

TRIANGLEについて語る中村

中村にとってトライアングルとは?

松田優作さんです(笑)。私が20歳前後でまだ学生だった頃、松田優作さんのコマーシャルがありました。まさか当時観ていたものを自分が25年後につくるとは思ってもいませんでしたね。ロングセラー製品ですから、その伝統の味をこれからも維持していきたいですし、さらに発展させて、より多くの方に飲んでいただけるようにしていきたいと思っています。
また、お客さまから「こういうものをつくってほしい」という声があったとき、お客さまの要望に沿って酒をブレンドして、その人の趣味や、これまでの人生の出来事・・・そういったことを聞いて、「あなたにはこれがふさわしいですよ」というものを出すことができたら一番いいと思いますね。今の段階ではまだ実現させるのは簡単ではありませんが、最終的にはそれが理想です。