チーフブレンダー中村が語る TRIANGLEができるまで


当工場は、1年間に200日以上の蒸留作業を行っていまして、そういった積み重ねの重要さというのは確かにあります。焼酎は、アルコール度数が高いため、ビールのようにゴクッと飲んでみたりはしません。まずは立ち上がってくる香りである「立ち香」、そして口に含んだときの「含み香」を判断します。次に最後まで口に残る余韻を確かめます。それらの要素を総合的に判断していく、ということをやらなければいけません。最終的に「お客さまの満足=品質」なのだと理解して、それを意識して味を仕上げます。
我々がつくったものが市場に並び、それをお客さまに買っていただいて、トライアングルを中心とした楽しい生活、楽しい会話が弾んでいる・・・というシーンを想像しながら日々製造しています。
おすすめの飲み方ですが、トライアングルというのはさまざまな飲み方ができる点が一番良いところなんですが、透明感の中にコクがある味わいなので、水割りかロックで飲んでいただくのがおすすめです。もっとも、寒い時期はお湯割りにして召し上がっていただいているお客さまにもお会いします。私もビールの仕事をしているときはビールだけでしたが、蒸留酒に携わってから、焼酎の奥深さにはまってよく飲むようになりました。

どんな原料からつくった蒸留酒をブレンドすれば良いか、候補はいろいろありました。その中でも、さとうきび糖蜜とコーンの蒸留酒をブレンドした結果、甘さを引き出すことができました。さらに、大麦の蒸留酒をつくりブレンドしたところ、最終的に甘み、キレ、香り、と思い描いていたバランスを実現することができました。それが、現在の「トライアングルのオリジナルレシピ」となっています。
また、投入するイタヤカエデ炭にもこだわり、北海道より当社向けに特別に生産してもらったものを使用しています。

松田優作さんです(笑)。私が20歳前後でまだ学生だった頃、松田優作さんのコマーシャルがありました。まさか当時観ていたものを自分が25年後につくるとは思ってもいませんでしたね。ロングセラー製品ですから、その伝統の味をこれからも維持していきたいですし、さらに発展させて、より多くの方に飲んでいただけるようにしていきたいと思っています。
また、お客さまから「こういうものをつくってほしい」という声があったとき、お客さまの要望に沿って酒をブレンドして、その人の趣味や、これまでの人生の出来事・・・そういったことを聞いて、「あなたにはこれがふさわしいですよ」というものを出すことができたら一番いいと思いますね。今の段階ではまだ実現させるのは簡単ではありませんが、最終的にはそれが理想です。












トライアングルは、複数の原料でつくられた蒸留酒をブレンドしています。同じ設備でつくっていながら、どれも少しずつ違うんです。蒸留した酒を寝かす時間によっても差が出てきます。それらをうまく配合して、常に「同じ品質のもの」をつくっていくこと、それがブレンダーの仕事です。主原料は、さとうきび糖蜜と大麦、コーン、この3つとなっています。大麦とコーンは、「本格焼酎」とは違う製法で、独自の連続式蒸留機を使って製品の特長を出しています。この製法によってロックや水割りですーっと飲め、長く飲み続けていただける味を演出できます。その大麦の蒸留酒とコーンの蒸留酒をいかにうまくブレンドするかがポイントです。