サッポロビール株式会社
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ホーム > サッポロを知る > ものづくりノート > CF(カーボンフットプリント)担当者インタビュー

インタビュー最新号:CO2排出量の「見える化」を実現したビール~CF(カーボンフットプリント)担当者が語る、ものづくりへの思い~

サッポロビールは、「カーボンフットプリント」を表示した商品を、北海道地区で2009年2月に試験販売します。「カーボンフットプリント」とは、商品の製造・流通・廃棄にかかわるCO2排出量を算定・表示する仕組みのこと。CO2排出量が「見える化」された商品を実際に販売するのは、ビールでは世界初の試みであり、各方面から大きな注目を集めています。今回は、CF担当者である社会環境室の渥美亮に、ものづくりの思いをききました。

写真:「カーボンフットプリント」表示の入ったサッポロ生ビール黒ラベル350ml缶。
「カーボンフットプリント」表示の入ったサッポロ生ビール黒ラベル350ml缶。

世界のビール会社で初めて 「カーボンフットプリント」表示商品を販売。

今回発売される商品はどのようなものですか。

サッポロ生ビール黒ラベル350ml缶に、「カーボンフットプリント」(以下「CF」)を表示して販売します。この商品の製造・流通・廃棄に、どのくらいのCO2が排出されるのか、その量を算定して、パッケージに表示しようというビール業界では世界初の試みです。「カーボン」は“炭素”、「フットプリント」は“足跡”。CO2の足跡を表示する、つまりCO2排出量を、お客様の目に見えるようにする仕組み、というわけです。

写真:CSR部社会環境室の渥美亮
CSR部社会環境室の渥美亮。入社以来、工場のエネルギー管理や環境技術開発を担当してきた。ビールでLCAを、というアイデアを最初に提言した。

CF表示をしようと思ったきっかけは何ですか。

北海道洞爺湖サミットにむけて首相が発表したビジョンに、CO2排出の「見える化」があります。CF表示は、その具体的方策のひとつです。2008年に、経済産業省で「カーボンフットプリント制度の実用化・普及推進研究会」(以下「研究会」)が発足されまして、メーカーや小売業者が参加しています。「CF制度の立ち上げに協力して欲しい」というお誘いを受けてビール業界からは、サッポロビールが研究会に参加することになりました。すでに実施していた「LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)」活動が注目されたんですね。

それはCF表示とどのような関係にありますか。

商品の一生(ライフサイクル)の間に、トータルでどのくらい環境に影響を与えているかを数字として示して評価(アセスメント)するのがLCAです。サッポロビールでは、2004年に、主力商品である黒ラベルについて、ISO14040に基づきLCAを実施しました。その結果については、第三者機関による審査を2005年に受けています。また、2007年には、同一商品でLCAを再度実施し、前回との比較調査を実施しました。これらの取り組みは、先進的な環境取り組みとして、マスコミなどで取り上げていただくなど、各方面から高く評価されました。その実績があったことで、研究会への参加を認めていただいたんだと思います。

写真:CF表示部を拡大したところ
CF表示部を拡大したところ。
黒ラベル350ml缶一本あたりのCO2排出量が数値で表示されている(※2008年度研究会暫定ルールによる数値)