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ホーム > 会社情報 > ニュースリリース > 2012年 > 乳酸菌の飲酒によるγ―GTPの上昇抑制効果を発見(2012年4月4日)

乳酸菌の飲酒によるγ―GTPの上昇抑制効果を発見アルコール性肝障害予備軍のヒトを対象とした実験で世界初の実証

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2012年4月4日

図1 アルコール性肝障害モデルマウスを対象とした「SBL88乳酸菌」の肝機能改善効果
図2 ヒトを対象にした「SBL88乳酸菌」の肝機能保護効果(飲酒によるγ-GTP上昇抑制と血清中性脂肪上昇抑制)の実証試験

 サッポロビール(株)は、乳酸菌「SBL88乳酸菌(注1)」に肝機能改善効果(脂肪肝の抑制)があることを、アルコール性肝障害モデルマウスの試験において世界で初めて発見しました。さらに飲酒が習慣化しているヒトを対象とした試験においても、旭川医科大学の高後裕教授と共同で、この乳酸菌にアルコール性肝障害予備軍(γ-GTPのみが高いヒト)のγ-GTP(注2)上昇抑制効果が世界で初めて統計的にあることを実証しました。
 アルコール性肝障害モデルマウスの試験では、アルコール添加飼料だけを与えたマウスとアルコール添加飼料に「SBL88乳酸菌」を与えたマウスを5週間飼育しました。
その結果、「SBL88乳酸菌」を添加したグループでは、アルコールによる肝臓の中性脂肪及びコレステロールの蓄積を抑制し、アルコール性肝障害マーカーであるGOT(AST)(注3)の上昇抑制効果も統計的にあることを証明しました(図1)。ヒト試験においては、飲酒が習慣化しているヒトで、γ-GTPが高い(GOT(AST)、GPT (ALT)(注4)は正常)45名を2つのグループに分け、「二重盲検並行群間試験法(注5)」により行いました。1つのグループ(22名)は、「SBL88乳酸菌」を400億個含んだカプセルを1日1回摂取しながら、毎日飲酒(ビール中瓶2本程度)する生活を送り、もう一方のグループ(23名)は「SBL88乳酸菌」を摂取せず、同様の飲酒生活を送りました。
 その結果、「SBL88乳酸菌」を摂取しないグループは、1ヶ月後のγ-GTPが約10IU/L上昇したのに対し、SBL88乳酸菌を摂取したグループは、逆に4IU/L減少し、かつ血清中の中性脂肪が低下することが分かりました(図2)。
この乳酸菌のγ-GTP改善のメカニズムは、肝臓の脂質代謝ならびに酸化ストレス(炎症の原因となる)が改善されたことによると考えています(図3)。
 今回の試験結果から、乳酸菌の継続的な摂取により、アルコール飲酒によりダメージを受けた肝機能の改善やアルコール性肝障害を緩和する効果についても期待でき、「SBL88乳酸菌」を通して、乳酸菌の新しい可能性を広げると考えています。
 今後、サッポロビールは「食品価値創造企業」として、新しい独自の価値をもった乳酸菌の探索、健康効果、メカニズムについての研究を通じて、お客様により安全安心で健康に配慮した乳酸菌の商品開発を行っていきます。

注1「SBL88乳酸菌」
サッポロビールの乳酸菌バンクから探索された植物性由来の生理活性の強い乳酸菌(普通の乳酸菌と比べ乾燥や低栄養などに強い、栄養の少ない環境でも生育可能)。これまでに抗アレルギー性体質改善機能などを持つことが明らかになっている。

注2 γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)
肝臓の解毒作用に関係している酵素。
アルコール摂取により誘導される。アルコール性肝障害が起きる前に、血清中性脂肪と共に上昇することが多いため、アルコール性肝障害の初期兆候を予測するために用いられる。γ-GTPの正常値は男性で50国際単位(IU)以下、女性で32国際単位(IU)以下。

注3 GOT(AST)(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
肝臓や心臓の筋肉に多く含まれ、肝臓に異常があるか調べる際に用いられる。

注4 GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)
肝臓に多く含まれ、肝臓に異常があるか調べる際に用いられる。

注5 二重盲検並行群間試験法
二重盲検とは被験者の思い込みによる影響を排除するために、被験者にも医師にも、どちらが試験食かプラセボ食(試験品の入っていないもので、形状・色調の区別がつかないもの)かをわからないようにして進める試験のことをいう。今回の試験では、二重盲検条件下で試験食(乳酸菌)とプラセボ食を摂取するグループに分け、試験を同時に進行させました。

※ 「SBL88乳酸菌」のγ-GTP上昇抑制効果メカニズム
飲酒により脂肪酸合成の促進、β酸化の抑制などで、中性脂肪の合成が高まる。
この脂質代謝の異常により、中性脂肪の上昇や酸化ストレス(炎症の原因)の異常が起きていると考えられる。
「SBL88乳酸菌」は脂質代謝を改善し、酸化ストレスを軽減することにより、γ-GTPの緩和に役立つと考えている。
⇒添付のPDFをご覧ください。

以上

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