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ホーム > 会社情報 > 研究開発 > 酒類技術研究所 > 乳酸菌の飲酒によるγ-GTP上昇抑制効果をヒト試験で検証

SBL88乳酸菌の便秘改善効果

平成22年度の国民生活基礎調査(厚生労働省)では、男性で2.5%、女性で5%の方が便秘を感じていると報告されています。便秘の改善が期待できる食品としてヨーグルトがよく知られていますが、植物性乳酸菌の便秘改善効果についてはあまり報告されていません。本研究では、植物性乳酸菌であるSBL88乳酸菌(学術名:Lactobacillus brevis SBC8803)を便秘に悩む方に摂取していただいたところ、便通改善とビフィズス菌の増加が確認されました。

  1. ヒト試験の概要
    排便回数が2週間で10回以下の方32名を2つのグループに分け、「二重盲検並行群間試験法」によりSBL88乳酸菌の効果確認試験を行いました。1つのグループ(16名)は、400億個のSBL88乳酸菌を含んだカプセルを1日1回摂取し、もう一方のグループ(16名)はプラセボを摂取しました。

  2. 便秘の改善
    SBL88乳酸菌を摂取したグループは、摂取前と比較し有意に排便回数が増加しました。一方、プラセボ群では排便回数の有意な増加は認められませんでした。また、善玉細菌と言われている、ビフィズス菌の割合もSBL88乳酸菌を摂取したグループは、プラセボ群に比べ、有意に高い占有率を示しました。(図1)
  3. 【図1:便秘回数の推移と便中のビフィズス菌占有率】

  4. SBL88乳酸菌による便秘の改善メカニズム
    SBL88乳酸菌に顕著なビフィズス菌増殖活性が認められたことから、ビフィズス菌を増加することで腸内環境を整え、便秘改善効果を発揮すると考えられます。

  5. まとめ
    便秘に悩む方を対象としたヒト試験の結果から、SBL88乳酸菌が便秘を改善することが明らかとなりました。近年、過敏性腸症候群(IBS)や炎症性腸疾患(IBD)といった腸に異常を抱える人が増加しています。腸内フローラの改善は便秘だけでなく、IBSやIBDの症状緩和にも寄与する可能性が考えられ、これらの症状における効果検証も期待されます。

※用語の説明

プラセボ食:
試験品の入っていないもので、形状・色調の区別がつかないもの。
二重盲検並行群間試験法:
二重盲検とは被験者の思い込みによる影響を排除するために、被験者にも医師にも、どちらが試験食かプラセボ食かを、わからないようにして進める試験のことをいう。今回の試験では、二重盲検条件下で、試験食(SBL88乳酸菌)とプラセボ食を摂取するグループに分け、試験を同時に進行させた。
IBS(過敏性腸症候群):
腹痛や腹部不快感をともなう下痢や便秘などの便通異常が慢性的にくり返される疾患。
IBD(炎症性腸疾患):
腸の粘膜に炎症や潰瘍を生じる原因不明の慢性疾患で、クローン病と潰瘍性大腸炎の2種類がある。