サッポロビール株式会社
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酵母やホップの香りがもたらすビールのリラックス効果を検証

【写真】

機材は従来より大幅に簡素化

酵母が生み出すビール特有の香りには、花の香りにたとえられるエステルという成分が含まれています。また、ビール原料の1つとして欠かせないホップは「ビールの花」とも呼ばれるハーブの一種で、その香りはラベンダーにも似たリラックス効果をもたらすことが知られていました。コクやキレ、喉ごしといった、ビールが人に及ぼす効用の数値化に取り組んできたサッポロビールは、次にビールの香りに注目。広島国際大学の協力のもと、以前から行ってきた脳波の研究を活かし、香りの違いが生む心理的効果の検証に取り組みました。

「気持ちが落ち着いているときにはアルファ波が出る」とよく言われますが、アルファ波自体は常に人から出ています。リラックス状態を判断するには波形が安定しているかどうかを見ることが重要で、今回の研究では測定した脳波を「快-不快」と「緊張-興奮」の2軸を組み合わせた心理モデルを使って解析し、リラックス状態の判断を行うこととしました。

また通常、脳波の測定には大がかりな装置が必要ですが、今回は目的を絞ることで、おでこの2点のみからの測定とし、ヘアバンド状のセンサー部とノートサイズの測定器およびパソコンのみという、非常にコンパクトなシステムでの計測が可能になりました。要する時間も10分ほどと短く、レストランやパブのような実際にビールを楽しむ場所でも測定ができるようになっています。

30人以上のモニターによるテスト(目をつぶりグラスに注いだビールの香りを2分間かいで脳波を測定)を行ったところ、エステルやホップの香りの際だつビールほどリラックス度が高まることが確認でき、「味」「香味」「のどごし」「コク・キレ」といった従来の評価基準に加えて新たな評価軸を作り出したことで、今後の商品開発などへの利用が期待されています。