サッポロビール株式会社
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ホップ抽出物のインフルエンザ感染阻止機能を実証

【写真】

ホップの切断面

ホップの効能については、安眠作用や鎮静作用があると古くから言い伝えられていますが、ビール原料として使われる以外に、あまりその有効な活用方法はありませんでした。ビール原料に関して長年、研究を続けてきたサッポロビールでは、ホップのビール・発泡酒原料用途以外での可能性を広げることが大きな課題でした。

研究ではホップ抽出物に含まれるホップフラボノールがインフルエンザウイルスの表層に付着する性質が強いことに着目。その性質によりインフルエンザウイルスの動物細胞への吸着を阻止することで、細胞内への進入を阻害しウィルスの増殖を食い止めることができると仮説を立て信州大学大学院農学研究科 保井久子(やすいひさこ)教授と共同で実験を開始しました。

先ずは培養細胞を用いた試験管内実験でインフルエンザウイルスの動物細胞への感染阻止作用を実証し、続いてマウス実験を行いました。実験ではインフルエンザウイルスとホップ抽出物を混合した溶液と、ホップ抽出物を混合しないインフルエンザウイルス溶液をマウスに経鼻投与し発症率を比較しました。結果はホップ抽出物を混ぜなかった溶液を投与したマウスはすべて発症し、ホップ抽出物を混ぜた溶液を投与したマウスは一匹も発症しませんでした。

これでホップ抽出物にインフルエンザウイルス感染を阻止することが認められ、特許を出願しています。このホップ抽出物の機能はインフルエンザ感染阻止のマスクやのどあめ、エアコンのフィルターなどの原料素材として利用できると大いに期待しています。

  • 実験ではA型インフルエンザウイルス(H1N1型)を使用しましたが、その他のタイプのインフルエンザウイルスにも同様の機能があると期待できます。