
北海道原料研究センターで育成されたホップは地元上富良野町の特産になっています

フラノビューティは、”ホップ畑の香り”に使用されています
爽やかな香りと苦味を生み出し、ビールに欠かせない原料の1つとなっているホップ。ホップは、爽やかな香りが特長のアロマホップと、苦味の強さを特色とするビターホップに大別されますが、サッポロではアロマホップを主体にビール醸造を行っています。2010年、アロマホップの特徴とビターホップの特徴とを併せ持つ新品種「フラノロイヤルグリーン」と「フラノビューティ」をリリースいたしました。
ビールに特有の苦味を与える α(アルファ)酸は、アロマホップに比べてビターホップに多く含まれています。アロマホップの香りの良さとビターホップの経済性とを同時に実現するために、開発チームは、保存する遺伝資源の中からα酸の生成に優れた親同志を交配して得られた子孫から選抜・育成を重ねました。香りの良さ、経済性、農業性と、さまざまなハードルを全て超えるものを作るのは簡単ではありません。「フラノロイヤルグリーン」、「フラノビューティ」ともに、交配開始から品種登録まで10年以上かかりました。サッポロが品種登録したホップは、これで10品種になります。
ホップも農産物なので、生産者の方に喜んで作っていただくためには農業性が優れていなくてはなりません。「フラノロイヤルグリーン」は、特に多収品種として注目されます。一方、「フラノビューティ」は、鮮烈で華やかな果実様の香りを持つ変りダネ。この品種は、2011年限定販売の「ホップ畑の香り」に使用されました。このように新たな香りのホップを使うことで、従来のイメージを覆すような新しいビールがさらに出来ることを期待しています。