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外食トピックス

12月の百貨店売上高、既存店ベースで0.6%減と2ヶ月ぶりのマイナス

日本百貨店協会は、調査対象百貨店 80 社・ 226 店の平成 29 年 12 月度の全国百貨店売上高概況を発表。売上高は、 6933 億 1489 万円 ( 店舗調整後前年同月比 0.6 %減 ) と 2 ヶ月ぶりにマイナスとなった。
 12 月の売上高は、株高に伴う資産効果による高額消費やインバウンドの他、歳末商戦が好調だったものの、主力の衣料品、食料品が前年に届かず 0.6 %減と僅かにマイナスとなった。しかし、平成 29 年年間売上高では、既存店ベースで 0.1 %増 (5 兆 9532 億円 ) と、 平成 26 年 (0.3 %増 ) 以来 3 年ぶりに前年をクリアし、回復傾向は続いている。
 顧客別では、国内市場 ( シェア 96.0 % ) が 1.9 %減と前年を下回ったが、インバウンド ( 同 4.0 % ) は 45.0 %増の 279 億円と過去 2 番目に高い売上高で、年間累計では 46.3 %増の 2704 億円と平成 27 年の 1943 億円以来 2 年ぶりに過去最高を更新し、 依然好調を維持している。
 地区別では、 10 都市が富裕層消費の活況もあり、 0.8 %増と 5 ヶ月連続プラス。 12 ヶ月連続プラスの札幌・大阪を含む 5 都市で対前年増となった。一方、地方 (10 都市以外の地区 ) は 3.7 %減と全地区でマイナスし、さらに減少幅を広げる結果となっている。
 商品別では、気温の低下を受け、コート・セーターなど引き続き防寒アイテムが好調の紳士服・洋品が 2.2 %増と 2 ヶ月連続でプラスしたが、婦人服・洋品、子供服・洋品のマイナスをカバーするには至らず、衣料品全体では 1.2 %減とマイナスに転じた。雑貨 (5.5 %増 ) は、 化粧品 (13.9 %増 ) と高額商材 ( 美術・宝飾・貴金属 :2.0 %増 ) の好調を受け、 13 ヶ月連続プラス。食料品はクリスマスケーキやおせちが好調だったが、生鮮食品の不漁不作の影響はいまだ消えず、全体では前年を超えることができなかった。
 なお、商品別売上高は、食料品が 2445 億 6220 万円 ( 店舗調整後・前年増減率 1.8 %減 ) 、衣料品 1810 億 282 万円 ( 同 1.2 %減 ) 、身のまわり品 876 億 565 万円 ( 同 1.9 %減 ) 、雑貨 1202 億 1070 万円 ( 同 5.5 %増 ) 、 家庭用品 265 億 1230 万円 ( 同 6.0 %減 ) 、食堂喫茶 147 億 5057 万円 ( 同 2.7 %減 ) 、サービス 54 億 8976 万円 ( 同 5.8 %減 ) 、その他 131 億 8090 万円 ( 同 1.2 %増 ) 、商品券 252 億 4101 万円 ( 同 5.8 %減 ) だった。

記事配信/外食ドットビズ(2018/01/24)
制作協力/外食ドットビズ

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