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外食トピックス

7月の外食売上高、前年比103.0%と11ヶ月連続で前年を上回る

日本フードサービス協会 (JF) は、会員企業 ( 有効回収事業者数 186 社・店舗数 33,879 店 ) を対象とした 2017 年 7 月度の外食産業動向を発表。なお、本調査は、新規店も含めた全店データを業界全体および業態別に集計し、前年同月比を算出したもの。
 7 月は、九州北部や秋田県など日本海側で局地的豪雨に見舞われ各地で災害が発生したが、太平洋側では概ね梅雨前線の影響が少なく暑い晴れの日が続いたことから、全体の客足は伸び、全体売上は 103.0 %と 11 ヶ月連続で前年を上回った。
 全体および業態別概況は以下の通り。 ( ) は、業態合計の対前年同月比
■全体  ( 売上高 103.0 %・店舗数 100.4 %・客数 103.5 %・客単価 99.6 % )
■ファーストフード業態  ( 売上高 104.4 %・店舗数 100.8 %・客数 104.9 %・客単価 99.5 % )
 全体売上は 104.4 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は各社まちまちであったものの、夏限定商品や他業種とのコラボキャンペーンが好評で 104.4 %。「和風」は健康志向のセットメニューや定食メニューで客単価が上昇して 104.0 %。 「麺類」は季節メニューが好調で客単価が上昇、店舗数増もあり 107.8 %。「持ち帰り米飯・回転寿司」は引き続き価格が高めの商品を増やした回転寿司で客単価が上昇して 101.1 %。「その他」はカレーが昨年末の価格改定で引き続き客単価が上昇し 103.0 %となった。
■ファミリーレストラン業態  ( 売上高 102.3 %・店舗数 100.2 %・客数 101.1 %・客単価 101.2 % )
 全体売上は 102.3 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は引き続きディナー時間帯の集客好調で 102.6 %。「和風」は鰻など季節メニューが好調なところがあったものの、店舗数減もあり 97.9 %。「中華」はお得な会員カードキャンペーンなどが奏功し 103.6 %。 「焼き肉」は引き続き、肉の日 (29 日 ) イベントや夏メニューの訴求で集客が伸び 106.8 %となった。
■パブ / 居酒屋業態  ( 売上高 97.3 %・店舗数 95.9 %・客数 98.2 %・客単価 99.1 % )
 飲酒業態は、ここ数ヶ月回復傾向が続いていたが、 7 月は金曜日が少ない曜日回りや店舗減少の影響もあり、売上は 97.3 %と 3 ヶ月ぶりに前年を下回った。業種別売上では、「パブ・ビアホール」は、暑い日が多かったことからビヤガーデンなど季節店舗が好調で 101.5 %。 「居酒屋」は店舗減の影響が強く 96.1 %となった。
■ディナーレストラン業態  ( 売上高 103.4 %・店舗数 101.5 %・客数 103.6 %・客単価 99.8 % )
 前月に続き各社まちまちであったが、予想外の高温で客足が伸びたところ、夏メニューが好調だったところもあり、売上は 103.4 %となった。
■喫茶業態  ( 売上高 102.4 %・店舗数 101.3 %・客数 101.4 %・客単価 101.0 % )
 暑い日が続いたところではアイスドリンクの新商品やサイズアップキャンペーンなどが好調、プリペイドカードのポイントアップキャンペーンなどとあいまって、売上は 102.4 %となった。

記事配信/外食ドットビズ(2017/08/28)
制作協力/外食ドットビズ

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