ビール･発泡酒･新ジャンル商品の飲用動向と税金に関する調査①

ビール酒造組合ならびに発泡酒の税制を考える会は、今年度の｢ビール･発泡酒･新ジャンル商品の飲用動向と税金に関する調査｣を実施した。今回は、ビール･発泡酒･新ジャンル商品の飲用動向についてお知らせする。
■家庭でよく飲むお酒は、 1 位｢ビール｣などビール系飲料が上位を占める

まず、お酒を飲む場所を聞いたところ、｢ほとんど家庭で飲む｣ (54.1 ％ ) が過半数を占め、｢主に家庭で飲むが、外でも飲む｣ (33.2 ％ ) も合わせた“家飲み派”が 9 割近くに達した。それに対し、｢家庭でも外でも同じぐらい飲む｣ (7.4 ％ ) 、｢主に外で飲むが、家庭でも飲む｣ (3.0 ％ ) 、｢ほとんど外で飲む｣ (2.3 ％ ) など、“外飲み派”は少数派であった。

｢家庭でよく飲むお酒の種類｣は、｢ビール｣ (70.3 ％ ) が最多で、｢新ジャンル商品｣ (51.7 ％ ) も半数に達し、以下、｢チューハイ｣ (47.0 ％ ) 、｢ワイン｣ (39.1 ％ ) 、｢発泡酒｣ (32.2 ％ ) 、｢焼酎｣ (28.8 ％ ) 、｢日本酒｣ (25.9 ％ ) が続いた。
■外でよく飲むお酒は、約 3 人に 2 人が｢ビール｣と圧倒的に多い

飲食店など｢外でよく飲むお酒の種類｣では、｢ビール｣ (64.2 ％ ) が 6 割強と圧倒的に多く、以下｢チューハイ｣ (32.4 ％ ) 、｢ワイン｣ (26.0 ％ ) 、｢焼酎｣ (22.2 ％ ) 、｢日本酒｣ (20.4 ％ ) 、｢カクテルや梅酒｣ (17.0 ％ ) 、｢ウイスキーやブランデー｣ (15.0 ％ ) が続いた。また、｢外でお酒は飲まない｣ (11.9 ％ ) という人が 1 割以上いた。
■家庭でお酒を飲むひと月の予算は｢ 1 ～ 3 千円未満｣が最多、半数強が“ 5 千円未満”

家庭でお酒を飲む 1 ヶ月 /1 名当たりの予算を聞いたところ、｢ 1 ～ 3 千円未満｣ (25.6 ％ ) が最も多く、以下｢ 3 ～ 5 千円未満｣ (19.1 ％ ) 、｢ 5 ～ 7 千円未満｣ (18.8 ％ ) 、｢ 1 ～ 1 万 5 千円未満｣ (14.1 ％ ) 、｢ 1 千円未満｣ (8.0 ％ ) 、｢ 2 万円以上｣ (7.7 ％ ) 、｢ 7 千～ 1 万円未満｣ (3.9 ％ ) 、｢ 1 万 5 千～ 2 万円未満｣ (2.8 ％ ) の順であった。“ 5 千円未満”が半数強 (52.7 ％ ) を占める一方で、中には｢ 2 万円以上｣という人もおり、平均は月に｢ 6,474 円｣で 5,000 円を大きく上回った。

性別で平均をみると、男性｢ 7,426 円｣、女性｢ 5,525 円｣と、男女では約 2,000 円の差がある。年代別では、最多の｢ 40 代｣ (7,266 円 ) と最小の｢ 20 代｣ (5,450 円 ) の差は約 1,800 円だった。未既婚別では、｢未婚｣ (5,704 円 ) より｢既婚｣ (6,909 円 ) の方が約 1,200 円多くなっている。

記事配信／外食ドットビズ(2018/10/29)
制作協力／外食ドットビズ