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売れるドリンク研究所

目からうろこのグラスワイン販売戦略

秋から冬にかけてはワインの季節。11月には恒例となったボージョレ・ヌーボーの解禁、また宴会シーズンやクリスマスなど、ワインが活躍する機会が目白押しです。ここで、もう一度、ワイン提供の基本となるグラスワインの販売を見直してみませんか。利益率も高く取れ、提供に手間がかからないグラスワインは経営の大きな武器になるはずです。

グラスワインは通常ボトル1本から5~6杯が提供可能です。1200円のワインをグラス売りすれば、原価は200円から240円。ボトルから注ぐだけですから手間もかかりません。ワインを上手に売れば、経営の大きな柱になるのです。
 グラスワインを売ることは、いくつかのポイントさえ抑えれば決して難しいことではありません。
 もしメニューのなかに「グラスワイン赤、白」とだけしか書いてなければ、商品名(ワイン名)と産地、簡単なコメントを加えてみましょう。まずはここからスタートしてみてください。
 ワインは種類が多く、どんなワインなのか、なぜそのワインを店で提供しているのかをお客様に分かってもらう必要があるのです。しかし、複雑な説明は必要ありません。
「店長イチ押し」「お店で人気の○○に合うワインです」。これも十分お客様を納得させるお勧めの言葉。もしワイン好きなスタッフがいれば、そのスタッフにワインのセレクションとコメントを任せてみてもいいでしょう。
 ワインをお客様に勧める基本は、自分でおいしいと思ったものを選ぶこと。料理も自分でおいしいと思っていなければ、お客様にお勧めすることはできないはずです。
 ワインは種類を揃えればいいという物ではありません。ロゼワイン1本だけで成功しているステーキ店もあるほどです。しかし、メニューが多彩なお店で、ワインに興味を持つお客様が増えてきたら、スポット的に月替わりや季節替わりのワインを1~2本リストに加えてみましょう。ワインの楽しみはさらに膨らみます。
 気軽に楽しめるワインをお店ならではの特別なワインに演出することがワインを売る秘訣。それはメニュー表のひと言から始まるのです。

1. メニューには必ずひと言を
 ワインには多彩なタイプがあります。ソムリエという職業が成立するのもそのためです。しかし、どんなお店でもソムリエのような説明が必要なわけではありません。メニュー表にワインの名前と産地、それにお勧めのひと言(本文参照)があれば、それで十分。ワイン好きのお客様が多いようなら、そのワインの簡単な特徴など情報を増やしていけばいいのです。
 ワインをお勧めるのに決まった言葉はありません。お客様に飲んでいただきたいという熱意が伝わればいいのです。自店の料理に合うワインが提供できれば、お客様も納得し、お店のこだわりも伝えられます。
もちろんワイン好きのお客様が多いようでしたらワインの由来や味わいを解説することは効果的です。生産者の情報やワイン雑誌での評判、ワインコンクールでの受賞歴、また、○○の映画に出てきたなどという情報も興味を引くものです。
 ハウスワインだけでなく、スポット的なワインを追加するようになれば、お店ならではの楽しいワインリスト(ワインの種類は2~3本でも可)を制作してもいいでしょう。「今回はこんなワインが入りました」という会話でお客様とのコミュニケーションも深まります。

 

2. グラス一つで価値倍増!
 大ぶりなワイングラスを使用すれば、贅沢な気分を演出することができます。お客様の前でボトルから注ぐのか、ドリンクパントリー(お客様の見えないところ)で注いでテーブルへ持っていくのかによって価値観は大きく変わります。決して難しいことではありませんので、お客様のテーブルで注ぎたいものです。
 ワイングラスは足付きと決まっているわけではありません。例えばこのように升(ます)を使って提供。カジュアルなイメージを演出することができますので、居酒屋タイプのお店にはお勧めです。気軽さを強調し、杯数で売上げを伸ばします。
 意外性のあるグラスを使い、お店ならではのスタイルでお客様にワインを楽しんでいただくこともワインに対するこだわりにつながるのです。

 

3. 空ボトルやコルク栓でワイン需要を喚起
 ビストロやトラットリアなどカジュアルな雰囲気で楽しむタイプのお店には、飲み終わった後のボトルやコルク栓を使った演出がお勧めです。「ワインがよく飲まれているお店」ということを強調できます。もちろん、和風居酒屋でも同様にその効果は期待できます。カウンターの端にさりげなく下げられたコルク栓もそんな演出のひとつ。店頭に置かれた空きボトルなどでもお客様に訴える効果は期待できます。

 

4. ラベルプレゼントで好感度アップ
 ワイン通のお客様に喜んでいただける演出です。飲み終わったあとのワインのラベルを専用のツールを使って、お客様にプレゼント。おいしさと楽しい思い出を持ち帰ってもらいましょう。
市販の専用粘着シートを使えば、簡単にラベルをはがすことが可能。裏面に来店の日時と店名を入れてお客様にお渡しします。

 

居酒屋のグラスワインならこれがお勧め

低価格でも本格派。ワイン通のお客様もきっと納得していただけるのが、チリ サンタ・リタ社の120(シェント・ベインテ)シリーズ。かつて、120人の兵士がワインセラーにかくまわれ、チリ独立を勝ち取ったという故事に由来します。権威ある専門誌「ワイン&スピリッツ」による「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を通算8回も受賞するなど高い評価を得ています。コストパフォーマンスは世界有数です。

サンタ・リタ 120
カベルネ・ソーヴィニヨン
完熟したぶどうの果実味が凝縮されています。コクのある典型的な深い味わいの赤ワインです。香ばしい焼き物やタレ系との相性の良さは抜群。これぞ「チリ・カベ(チリのカベルネソーヴィニヨン)!」と言えます。
【合う料理】
焼肉、焼き鳥(タレ)、ハンバーグ、ビーフシチュー
750ml 1200円

サンタ・リタ 120
メルロー
すみれ色がかった鮮やかな赤ワイン。フルーティーな香りとまろやかなタンニンが楽しめます。カベルネ・ソーヴィニヨンよりも若干やわらかい味わいです。
【合う料理】
ピザ、パスタ、焼き鳥(塩)、鶏の唐揚げ
750ml 1200円

サンタ・リタ 120
シャルドネ
辛口の白ワインで、トロピカルフルーツを想わせる香りで深みのある味わいです。軽めの肉料理にも相性がよく、おいしさが引き立ちます。
【合う料理】
豚しゃぶ、鶏や白身魚のソテー、
サーモンのグリルなどの魚介料理
750ml 1200円

サンタ・リタ 120
ソービニヨン・ブラン
さわやかな、やや辛口の白ワイン。香り高く、よく冷やしておけばフレッシュな味わいが引き立ちます。軽く火を入れた料理にぴったりです。
【合う料理】
シーフード、パスタ、鶏肉料理
750ml 1200円

※価格は参考小売価格であり、飲食店様の価格設定を拘束するものではありません。