■ワイン好きなのに居酒屋でワインを注文しない理由
居酒屋でワインを提供するお店は少なくない。しかし、ワインが売れているお店とそうでないお店は明確に分かれてしまうのが現状。では、ワインを上手に活用しているお店と売れないお店にはどんな違いがあるのだろう。
ワインは好きだが、居酒屋では注文しないという居酒屋ユーザーを対象にした興味深いアンケート結果がこれ。ずはり、なぜ居酒屋でワインを注文しなかったのか? という質問への回答をみると、一番多いのは43%で居酒屋メニューと合わないで43.0%、2番目に多かったのが居酒屋のハウスワインでは美味しくなさそうが36.7%と続く。
この2つの回答から伺えるのは、飲まず嫌いということだろう。実際に居酒屋メニューがワインと合わないという事実はないし、ハウスワインに至っては、美味しくなさそうというイメージからの回答である。さらに3番目に多い回答は、店内の雰囲気にワイングラスやワインの(気取った)イメージが合わないというもので、これも飲む以前の問題だ。
逆に考えれば、もし、飲んでみておいしければ、続けて飲んでいただける可能性は高いと考えることもできるわけだ。では、ワインを注文したくなるような居酒屋になるためには、どこを変えればいいのだろう? それを次のアンケート結果から探ってみよう。
今まで居酒屋ではあまり(まったく)注文しなかった理由はどのようなことですか。

これならワインを注文してみたい!
同じく、ワイン好きなのに居酒屋ではワインを注文しない人への質問、「これならワインを注文する機会が増える」と感じるものは? への回答をみてみよう。
トップは扱っているワインと料理メニューとの相性が分かるようになっている、で半数の50%。次が日替わりで「本日のおすすめワイン」がお手頃価格でグラス提供されている、で45.3%と続く。やはりワインは代表的な食中酒であり、フードメニューとの相性をアピールすることが重要となる。どんな料理と食べて欲しいのかをメニュー表に記しておくことは飲んでもらう大きなポイントになるはずだ。また、定期的に入れ替わるおすすめグラスワインをお手軽価格でというのは、色々なワインに興味を持つワイン好きならではの回答といえよう。
40.3%と3番目に多い、取り扱っているすべてのワインがグラスで飲めるというのもワイン好きならではの回答。飲み比べできることもワイン好きにとって嬉しい演出になるわけだ。4番目に続くのが、扱っているワインの説明がPOPやメニュー表にわかりやすく載っている、という回答で31.0%。
これは、居酒屋のメニュー表記についての質問でも明確になる。色と価格だけでよいという回答は10.3%しかなく、52%の人は色と味わい(例:赤・フルボディ)の表記をして欲しいと答え、37.7%の人が色とぶどう品種(例:白・シャルドネ)のような表記をして欲しいと答えている。
つまり、提供する料理との相性とワインの味わいをPOPやメニュー表に表記することが、ワインを売る第一歩になると思われるが、気になるのはその1杯の価格。
居酒屋のハウスワインのグラス1杯の妥当な価格はいくら位か? という質問への回答をみると、一番多いのが300円で32.3%。次が250円で24.7%、3番目が18.7%で350円と続き、250~350円という回答が75%以上を占める。低価格化が進む居酒屋市場を反映したような結果だが、それだけワインが日常的な飲み物となっている証左にもなるだろう。
自店の料理との相性と味わいの説明、とあくまでも日常的に飲める値段、さらに日替わりのお勧めなどを含めた複数のラインアップをすることで、ワイン好きが居酒屋でもワインを注文してくれる可能性はグーンと上がるはずだ。
「これならワインを注文する機会が増える」と感じるものは?

以下の内、居酒屋でのメニュー表示について、どれがよいと思うか。

居酒屋のハウスワインのグラス1杯の妥当な価格はいくら位か?

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