サッポロビール株式会社
★SAPPORO
  • よくあるご質問・お問合せ
  • サイトマップ
  • マイページ
  • 会社情報
  • サッポログループ

ホーム > 箱根駅伝応援サイト > 第92回箱根駅伝監督トークバトル

★SAPPORO マイページ
マイページ
検索
検索
clear

第92回箱根駅伝監督トークバトル

第92回箱根駅伝監督トークバトル
  • 「92回大会を素晴らしい大会にしたい」と靑葉昌幸会長が挨拶

  • 「私も長いこと監督をやっておりましたが、この日は赤飯を炊いて、エントリーをする大事な日です」

     関東学生陸上競技連盟の靑葉昌幸会長が、冒頭の挨拶でこのような言葉を口にしたように、箱根駅伝監督トークバトルが開催された12月10日は、各チームにとって非常に大事な1日でした。午前中にはチームエントリーがあり、各チーム16人の選手を登録。午後3時からは、東京・恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンホール」にて、監督、マネジャーの記者会見、その後、同会場で午後6時半から前回大会上位5校の監督が熱い舌戦を繰り広げる「第92回箱根駅伝監督トークバトル」が開催されました。新年を前にこの日から前哨戦が始まったといっても過言ではないでしょう。

 山梨学院大学監督でもあり、今回のコーディネーターを務めた関東学生陸上競技連盟の上田誠仁駅伝対策委員長が「今日は皆様方には、建前ではなく、本音をお話しいただきたいと思います」と先制パンチを浴びせると、前回覇者の青山学院大学の原晋監督は「今日は新しい作戦を発表するのでお待ちください」と観客を沸かせます。そして、原監督の他、駒澤大学・大八木弘明監督(前回2位)、東洋大学・酒井俊幸監督(前回3位)、明治大学・西弘美駅伝監督(前回4位)、早稲田大学・相楽豊駅伝監督(前回5位)が出演し、日本テレビの平川健太郎氏の司会進行のもと、トークバトルはスタートしました。

 午後6時半からのイベントに、午後3時前から駅伝ファンが行列をなす盛況ぶりで、新春の号砲を待ちわびる駅伝ファンが、監督たちの本音と建前が入り混じった舌戦を楽しんでいました。舌も滑らかな監督たちのトークに、会場には時折爆笑も巻き起こりました。

  • 日本テレビの箱根駅伝の中継では、放送センターで実況を務める平川健太郎アナウンサーが司会進行を務めた。

  • 前回大会上位5校の指揮官が舌戦を繰り広げた

 最初の質問は、このトークバトル恒例の「今大会の目標順位は?」という質問から。

 まずは、青学大・原監督が『ハッピー大作戦 優勝』と掲げ、2連覇を宣言。 「前回は『ワクワク大作戦』という作戦で、私自身がワクワクしたのですが、今度は、選手、さらには皆さんをハッピーにさせるようなレースをしたい。一部青学ファン以外の方はハッピーじゃないかもしれませんが。ぜひ、一緒にハッピーになりましょう」と、『ハッピー大作戦』の意図を説明。すると、コーディネーターの上田委員長からは「原さん以外がハッピーになることもあるんですよね」と鋭いカウンターパンチが飛びました。

 続いて、駒大の大八木監督が『3位以内』と書いたフリップを掲げると、会場の駅伝ファンは一斉に「えー!?」と嘆息が漏れました。これには、「今年は地味にやろうかなと思っています。出雲、全日本と3番できましたので、最低3番以内に入りながら、ちょっとは(上位を)食わなければいけないという気持ちはあります。前回は、優勝、優勝と言って、転びましたから、今回はおとなしく狙います」と大八木監督は答えました。

 箱根駅伝の前哨戦ともいわれる全日本大学駅伝を制した東洋大・酒井監督は、もちろん箱根駅伝でも『優勝』を目標に掲げます。フリップに書かれた『優勝』の文字が「細い」と上田委員長からツッコミが入りましたが、酒井監督は「往路優勝、復路優勝と、優勝にこだわっていきたい。本命は青学さんだと思いますが、私たちは狙っていって勝ちにこだわりたい」と力強く宣言しました。

 観客の笑いを誘ったのは明大・西監督。「これは平川さんからのクイズだと思って…当たれば(正解の商品として)旅行に行けるとか…」と、まさかの自チームの順位予想として、前回と同じ『4位』とフリップに記入しました。「出雲が8位、全日本が6位、そうすると、箱根は4位しかないじゃない」との解説には、一同納得せざるをえない様子でした。

 続いて、今季よりチームの指揮をとる相楽監督。冒頭では「駅伝本選では絡みたいと思っていますが、今日のトークは勝てる気がしません」と恐縮しきりでしたが、目標は迷いなく『優勝』の二文字。「早稲田は出雲6位、全日本4位ときていますので、箱根は2位と書きたくなってしまうところではありますが、監督1年目で右も左も分からないので、怖いもの知らずで優勝を目指して頑張りたいと思います」と初陣に向けての抱負を口にしました。これには、指導歴30年の上田委員長が「右も左も分からなくていいんです。前だけを向いていれば」と新人監督をフォローしていました。

  • 山梨学大監督でもある、関東学生陸上競技連盟の上田誠仁駅伝対策委員長が今回のコーディネーターを務め、厳しいツッコミを入れていた

他校の監督も羨む! 10000m28分台が11人もいる青学大

 続いて、午前に提出したばかりの各校16名のチームエントリー一覧を見ながら、陣容を解説。この16名の中から12月29日に10区間の選手を決める区間エントリーが行われます(当日の区間変更も各校4名まで可能)。つまりは、この16名に入れなかった選手は、今大会は出場できません。優勝候補に挙がる各校は、万全ではない状態の選手を抱えながらも、この時点では納得の16名を選ぶことができたようです。

  • 今季より早大の指揮をとる相楽駅伝監督は優勝を目標に掲げる

  •  まずは早大から。相楽監督は「今年の早稲田は金太郎飴軍団。みんな同じくらいの力。そういう意味で、全員に注目していただければ」と話しますが、出雲、全日本と欠場した高田康暉(4年)が復調気配。「彼が2区に入ってくれるのと入ってくれないのとでは全く違うチームになると思います」と相楽監督も大きな期待を寄せています。また、全日本大学駅伝は、4年生で出走したのが中村信一郎だけで4位という成績を収めましたが、高田をはじめ、6区・山下りのスペシャリストの三浦雅裕、唯一1年時より箱根駅伝を走ってきた柳利幸らも順当にエントリーし、駅伝に実績のある4年生が優勝へのカギとなりそう。その他にも各学年に力のある選手を擁しており、充実の陣容が組めそうです。

  • たびたび珍回答で笑いを誘った明大・西駅伝監督

  •  明大も、夏に故障した横手健(4年)が無事にエントリー。「なんとか今は他の選手と一緒に練習できる状態まで戻ってきました」と西監督。今季、日本人大学生で唯一10000m27分台の記録を持つ選手だけに、ライバル校の指揮官も回復具合を気にしている様子でした。さらに、ロードで実績のある木村慎(4年)は「年間通して一番元気」な選手といい、1年生の坂口裕之には「1年生らしからぬ走りをしています。4年生並みの力を持っています」と大きな期待を寄せていました。

  • 全日本大学駅伝を制し勢いに乗る東洋大を指揮する酒井監督。2年ぶりの優勝を目指す

  •  東洋大は、服部勇馬(4年)、弾馬(3年)兄弟が軸。「彼らには、学生長距離界においても大黒柱になってほしい。箱根でしっかりと結果を残してほしいし、その後も飛躍してほしい」と、酒井監督は、将来をも見据えてその素質を高く評価しています。4年生が半数の8人を占めましたが、「1年間の成長率は、3年生の口町亮、櫻岡駿(が高かった)。2年生の堀龍彦も、昨年はオペをして1年間棒に振りましたが、今年復活して、いい走りをしていますので、将来的には東洋のエース格になってほしい」と、次代を担う選手たちも次々と育ってきている様子です。

  • 「3位以内」と謙虚ながらも駒大・大八木監督は覇権奪回を目指す

  •  駒大の注目は、前回5区でアクシデント(低体温症)があった馬場翔大(4年)。「彼には、山に行くか、違うところに行くかは、自分で決めていいよ、と言っています」と大八木監督が言うと、すかさず上田委員長からは「信じちゃダメです」とツッコミが飛びました。さらには、エース格の中谷圭佑(3年)、工藤有生(2年)には「この2人は大学のトップレベル。ユニバーシアードにも行っていますし、(チームを)背負っていかないといけない」と、大黒柱としての活躍を期待している様子。また、今季急成長の大塚祥平(3年)について話が及ぶと「あんまり言いたくなかったんですけど、地道に長い距離を走るタイプです」と、渋々コメント。上田委員長がポソッと「上り?」と口にすると、大八木監督は苦笑を浮かべながら「平地“も”いけます」と返していました。

  • 連覇を狙う青学大の原監督はトークも絶好調

  •  青学大は、“新・山の神”と称された神野大地(4年)が、不調と報道されていたものの、無事にエントリーされました。原監督は「安心してください。走りますから。なんとかスタートラインには立てます」とコメント。集大成のレースに向けて、少しずつ調子を取り戻しているそうです。さらに、各校の監督がうらやむのは、10000m28分台の選手が11人もいること。「私が監督を始めた30年前は、全チーム150名(当時は15校が出場)のうち10名もいませんでしたが、今回は全21チームで66名。青山学院大だけで11名」と、充実の選手層に上田委員長も驚きを隠せない様子でした。どうやら、山の神に頼らなくても、今回の青学大は強力な布陣を築けそうです。

西監督の珍回答に会場、大笑い

 続いての質問は、「うちのチームのここが強い」。

 早大・相楽監督は『伝統』と回答。「早稲田大学競走部は昨年創部100周年を迎え、101年目のチームになります。101年の伝統のなかで、長距離に限らず、オリンピック、世界選手権等で活躍してくださっている先輩方の伝統の上に、我々は立っています。箱根駅伝でも優勝からシード落ちまで出入りが激しい学校ですが、そういった経験も全て詰まって今の早稲田がありますので、今いる学生だけじゃなく、諸先輩方の思いも全て含めた強さを、今度の駅伝で出せればいいかなと思っています」と、伝統の重みを感じつつも、それを強みに戦う決意を表明しました。

 明大・西監督は『なし』と、またしても珍回答。それに対して、コメントを探る上田委員長に、西監督が「ちょっと突っ込んでくださいよ」と言うと、漫才のようなやりとりに会場に大爆笑が起こっていました。珍回答ながら、西監督にも考えがあってのこと。「誰が強いかというと一人もいない。ですが、誰かに頼ることなく、自分で考えて行動できるチーム。みんな、そういう考えを持ってやっていますので」と説明すると、会場も納得した様子。上田委員長も「無から生まれるものはたくさんありますから」とフォローを入れていました。

 東洋大・酒井監督は『直向ひたむきな努力 朝練習』。「努力はどのチームもやっていますが、東洋大学は朝練習が早い。5時にはグラウンドに出ています。朝練習が早いのが1つの強み」と、酒井監督は説明します。「早起きは三文の得と言いますが、陸上の世界では早起きは3分の得ですから」と、上田委員長はライバル校の取り組みに感心している様子でした。

 駒大・大八木監督は『チーム力』。大八木監督が駒大の指導者に就任してから(コーチ時代を含む)、箱根駅伝総合優勝6回を含め、常に駅伝では上位に位置していますが、「常に優勝争いをできるチーム作りをしてきました。チーム力がなければ、常には上位にいられません。前回も、ブレーキがあっても、2番まで持っていきましたから」と、“平成の常勝軍団”とも言われる由縁を明かしてくれました。

 青学大・原監督は『イケ面ぞろい〜明るい笑顔〜』。「ジャニーズのようなイケメン揃いという意味ではなく、表現力豊かな、自分の言葉をもった、選手たちが揃っているということ。自主性があり、嘘偽りなく、真摯に取り組んでいく集団です。区間賞のインタビューでは、そういったスピーチをお届けしたいと思います」と解説しました。

箱根駅伝の先を目指す選手たち

 続いては、「いち指導者として気になる選手」というお題で、自校、または他校の選手を挙げてもらいました。

 原監督は『一色選手』と、自チームの一色恭志(3年)の名前を挙げました。「3年間大きな故障もなく、2月に東京で初マラソンにチャレンジしますが、30㎞までは間違いなく、先頭集団につけると思う。5年後の東京オリンピックは確実に有力候補になる逸材だと思います」と、箱根駅伝後も含めて、高い期待を寄せている様子でした。

 大八木監督も、自チームの選手『中谷トラック 工藤マラソン』と回答。「日本を代表する選手になるには、もう少ししっかりしたものがないといけないので、まだまだ遠いとは思いますが、そういう気持ちを持ってほしい」と、原監督に続いて、将来への高い期待を口にしていました。

 酒井監督は『順天堂大学 塩尻和也』と、今季注目の1年生の名前を挙げました。「非常に落ち着いて、ルーキーではないようないい走り。3000m障害も誰に頼るのではなく自分でレースを作れますし、筋量もあるので長い距離にも移行もできますし、非常に面白い選手」と高くその才能を評価しつつも、「できれば東洋でみたかったですけど…」と本音が漏れる一幕もありました。

 西監督は、チームのエース『横手』と回答。「横手が出したのだから、他の選手も“俺も俺も”という気持ちになっていると思います。(昨年までエースだった)大六野(秀畝・旭化成)も“あいつがいけるなら”と頑張って、先日27分台を出しましたから。これほど日本の選手たちに自信をつけさせた選手はいないんじゃないかな。でも、すごくいいエンジンを持っています。素晴らしい選手です」と、小さな体ながら10000m27分台をのタイムを持つ横手を評価していました。

 相楽監督は、東洋大の『服部勇馬』選手の名前を挙げました。「一色選手もそうですが、学生のうちにマラソンに挑戦するのは、すごく意味のあること。学生記録保持者のHondaの藤原正和選手(中大OB)にしても、その前の佐藤敦之先輩(早大OB)、駒大の藤田敦史さん、さらに、その前の瀬古利彦さんと、学生記録を作った選手は、その後も世界で戦っていますから。そういう意味で、服部選手、一色選手のマラソンの結果が気になっています」と、ライバル校の選手といえど、日本長距離界の発展のために、大きな期待を寄せていました。

 最後に駅伝対策委員長の上田委員長も回答。『服部勇馬 中谷 潰滝(大記・中央学大4年) etc. けっこういるよ』と、「書き出したら書ききれなくて…」と、多くの選手の名前を挙げました。その中でも「エトセトラを見てほしい。今、名前が上がっていない選手からも、地味だけど、世界で戦う選手は出てくる。これが箱根駅伝の良さ」と、箱根駅伝のツウな楽しみ方を伝授していました。

勝負のポイントは、やはり…

 続いても恒例の質問、「勝負のポイントとなる区間は?」。青学大の原監督から順に発表していきましたが、

青学大・原監督「5区」
駒澤大・大八木監督「5区」
東洋大・酒井監督「5区」
明大・西監督「やはり5区」
早大・相楽監督「1区」
関東学連・上田委員長(山梨学大・監督)「〜5区〜」

と、相楽監督を除く全員が、5区と記入しました。

原監督
「前回は、山の神・神野大地で楽をさせてもらいました。現在は、前回以上の記録は望めそうにないので、1時間20分を軸に1分半上がるか、逆に1分半落ちるか…。5区次第で展開が変わると思います」
大八木監督
「やはり山で流れは変わりますので、往路の重要区間は5区だと思います。それが復路にもつながりますから。慎重にいきます」
酒井監督
「前回は、5区だけで6分も青学さんに負けていますので、平地で6分を詰めるっていうのはやはり厳しい。青学さんの神野君がどういうレースをするかで、レース全体が変わってくるくらい、今回のポイントとなると思います。上りは、調子が悪くても強い選手は強い。そういう前提で、前半から挑んでいかないと厳しいだろうと考えています」
西監督
「うちも山でかなり痛い目にあっています。何年か前には、5区だけで10分やられていますから。どれほど小田原がゴールだったらいいのにな、と思ったことか。この山で区間賞をとれるような選手がいれば、大きく総合順位が変わってくると思います」
相楽監督
「5区か1区かで迷って、5って書こうと思ったんですけど、西さんが5って書くのが見えたので、1区と書いてしまいました…。近年の早稲田の1区は元気がないのが続いていますので、今回に関しては1区から元気な姿をお届けできたらいいなと思っています」

5年後に迫った東京オリンピックへの思い

 続いては、ホームページで募集した駅伝ファンの皆さんからの質問。約2000件もの応募から「東京オリンピックに向けて、どんな思いですか?」という質問が選ばれました。箱根駅伝から世界への理念を掲げる大会だけに、駅伝ファンのオリンピックへの関心も高いようです。

原監督
「日本陸上界の競技力が向上するために、“陸上競技は楽しい、面白い、わくわくする”という雰囲気づくりを、この箱根駅伝を通してやっていきたい。現在の大学3年生、4年生世代は、東京オリンピックに向けての金の卵。それらを預からせていただいている我々指導者が、5年後どうあるべきだという道筋を、学生たちに熱く語っていきたいと思っています。これは皆様方の後押しも必要なので、応援をよろしくお願いします」
大八木監督
「高校生もだいぶ5000mのタイムが上がっていますが、スピードを付ける指導をしなくちゃいけない。スピードがアフリカの選手たちに劣っていますので、スピードを付けてマラソンにもっていく指導をしなければ」
酒井監督
「まず指導者の意識が変わらないと、選手たちも変わっていかないと思います。5年後の東京オリンピックなんて、今から準備していかないと間に合いません。そういう意味で、箱根駅伝のトレーニングを、マラソンやトラックの日本記録樹立、世界で決勝に残るための土台にしていってほしい。箱根駅伝がダメにするんじゃなくて、箱根駅伝を基礎にして羽ばたいてほしいという思いは、我々全員思っていることです」
西監督
「4年間で何ができるかを考えて、卒業した後に、大きくジャンプできるような意識付けをしていきたい。そのためのホップステップの段階として箱根駅伝をいい機会として捉え、そういう道筋をちゃんと作ってやることが我々の任務じゃないかなと思っています」
相楽監督
「今年5000m、10000mで、箱根駅伝を経験した選手が日本記録を更新してくれました。今の学生のレベルを見ても、確実に以前よりもだいぶ上がっている印象があります。大事なのは、卒業した後、何に挑戦するのか動機付けをしっかりさせること。(東京オリンピックを)夢ではなく、目標、目的にして送り出してあげられるかどうか。高い意識を植え付けて、選手たちを送り出したいなと思います」

92回目の継走への意気込み

最後は、今大会に向けての意気込みを一言ずつ宣言していきました。

相楽監督
「学生のレベルが非常に高くなってきまして、特に今大会は、青山学院さんを中心にハイレベルな優勝争いになると思いますが、早稲田らしい駅伝をして、優勝できるように、しっかり全員駅伝でチャレンジしていきたいと思います」
西監督
「大涌谷の警戒レベルはレベル1に落ち着きました。でも、明治はレベル5の走りをしたいと思います」
酒井監督
「チームスローガン“その1秒を削りだせ”の言葉を体現できるような走りで、総合優勝を狙っていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします」
大八木監督
「今年はミスのない駅伝をしていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いします」
原監督
「箱根駅伝を通じて、感動、元気、勇気、そして、健康をお届けしたいと思います。皆さんがハッピーになれるように頑張っていきたいと思います」
上田委員長
「苦渋の2年間を過ごしてきたチームが、どのように成長して、団結と絆の象徴のタスキをつなぐか、そこに注目していただけるような走りをしたいと思います」

 あっという間に1時間30分が過ぎ、大盛況のうちにトークバトルは幕を閉じました。1月2日・3日はもうすぐ。駅伝ファンの“ワクワク”は高まるばかりです。見所満載の第92回箱根駅伝。今回も熱戦に期待!

サッポロビール箱根駅伝応援サイト

第92回箱根駅伝監督トークバトル

  • 「92回大会を素晴らしい大会にしたい」と靑葉昌幸会長が挨拶

  • 「私も長いこと監督をやっておりましたが、この日は赤飯を炊いて、エントリーをする大事な日です」

     関東学生陸上競技連盟の靑葉昌幸会長が、冒頭の挨拶でこのような言葉を口にしたように、箱根駅伝監督トークバトルが開催された12月10日は、各チームにとって非常に大事な1日でした。午前中にはチームエントリーがあり、各チーム16人の選手を登録。午後3時からは、東京・恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンホール」にて、監督、マネジャーの記者会見、その後、同会場で午後6時半から前回大会上位5校の監督が熱い舌戦を繰り広げる「第92回箱根駅伝監督トークバトル」が開催されました。新年を前にこの日から前哨戦が始まったといっても過言ではないでしょう。

 山梨学院大学監督でもあり、今回のコーディネーターを務めた関東学生陸上競技連盟の上田誠仁駅伝対策委員長が「今日は皆様方には、建前ではなく、本音をお話しいただきたいと思います」と先制パンチを浴びせると、前回覇者の青山学院大学の原晋監督は「今日は新しい作戦を発表するのでお待ちください」と観客を沸かせます。そして、原監督の他、駒澤大学・大八木弘明監督(前回2位)、東洋大学・酒井俊幸監督(前回3位)、明治大学・西弘美駅伝監督(前回4位)、早稲田大学・相楽豊駅伝監督(前回5位)が出演し、日本テレビの平川健太郎氏の司会進行のもと、トークバトルはスタートしました。

 午後6時半からのイベントに、午後3時前から駅伝ファンが行列をなす盛況ぶりで、新春の号砲を待ちわびる駅伝ファンが、監督たちの本音と建前が入り混じった舌戦を楽しんでいました。舌も滑らかな監督たちのトークに、会場には時折爆笑も巻き起こりました。

  • 日本テレビの箱根駅伝の中継では、放送センターで実況を務める平川健太郎アナウンサーが司会進行を務めた。

  • 前回大会上位5校の指揮官が舌戦を繰り広げた

 最初の質問は、このトークバトル恒例の「今大会の目標順位は?」という質問から。

 まずは、青学大・原監督が『ハッピー大作戦 優勝』と掲げ、2連覇を宣言。 「前回は『ワクワク大作戦』という作戦で、私自身がワクワクしたのですが、今度は、選手、さらには皆さんをハッピーにさせるようなレースをしたい。一部青学ファン以外の方はハッピーじゃないかもしれませんが。ぜひ、一緒にハッピーになりましょう」と、『ハッピー大作戦』の意図を説明。すると、コーディネーターの上田委員長からは「原さん以外がハッピーになることもあるんですよね」と鋭いカウンターパンチが飛びました。

 続いて、駒大の大八木監督が『3位以内』と書いたフリップを掲げると、会場の駅伝ファンは一斉に「えー!?」と嘆息が漏れました。これには、「今年は地味にやろうかなと思っています。出雲、全日本と3番できましたので、最低3番以内に入りながら、ちょっとは(上位を)食わなければいけないという気持ちはあります。前回は、優勝、優勝と言って、転びましたから、今回はおとなしく狙います」と大八木監督は答えました。

 箱根駅伝の前哨戦ともいわれる全日本大学駅伝を制した東洋大・酒井監督は、もちろん箱根駅伝でも『優勝』を目標に掲げます。フリップに書かれた『優勝』の文字が「細い」と上田委員長からツッコミが入りましたが、酒井監督は「往路優勝、復路優勝と、優勝にこだわっていきたい。本命は青学さんだと思いますが、私たちは狙っていって勝ちにこだわりたい」と力強く宣言しました。

 観客の笑いを誘ったのは明大・西監督。「これは平川さんからのクイズだと思って…当たれば(正解の商品として)旅行に行けるとか…」と、まさかの自チームの順位予想として、前回と同じ『4位』とフリップに記入しました。「出雲が8位、全日本が6位、そうすると、箱根は4位しかないじゃない」との解説には、一同納得せざるをえない様子でした。

 続いて、今季よりチームの指揮をとる相楽監督。冒頭では「駅伝本選では絡みたいと思っていますが、今日のトークは勝てる気がしません」と恐縮しきりでしたが、目標は迷いなく『優勝』の二文字。「早稲田は出雲6位、全日本4位ときていますので、箱根は2位と書きたくなってしまうところではありますが、監督1年目で右も左も分からないので、怖いもの知らずで優勝を目指して頑張りたいと思います」と初陣に向けての抱負を口にしました。これには、指導歴30年の上田委員長が「右も左も分からなくていいんです。前だけを向いていれば」と新人監督をフォローしていました。

  • 山梨学大監督でもある、関東学生陸上競技連盟の上田誠仁駅伝対策委員長が今回のコーディネーターを務め、厳しいツッコミを入れていた

他校の監督も羨む! 10000m28分台が11人もいる青学大

 続いて、午前に提出したばかりの各校16名のチームエントリー一覧を見ながら、陣容を解説。この16名の中から12月29日に10区間の選手を決める区間エントリーが行われます(当日の区間変更も各校4名まで可能)。つまりは、この16名に入れなかった選手は、今大会は出場できません。優勝候補に挙がる各校は、万全ではない状態の選手を抱えながらも、この時点では納得の16名を選ぶことができたようです。

  • 今季より早大の指揮をとる相楽駅伝監督は優勝を目標に掲げる

  •  まずは早大から。相楽監督は「今年の早稲田は金太郎飴軍団。みんな同じくらいの力。そういう意味で、全員に注目していただければ」と話しますが、出雲、全日本と欠場した高田康暉(4年)が復調気配。「彼が2区に入ってくれるのと入ってくれないのとでは全く違うチームになると思います」と相楽監督も大きな期待を寄せています。また、全日本大学駅伝は、4年生で出走したのが中村信一郎だけで4位という成績を収めましたが、高田をはじめ、6区・山下りのスペシャリストの三浦雅裕、唯一1年時より箱根駅伝を走ってきた柳利幸らも順当にエントリーし、駅伝に実績のある4年生が優勝へのカギとなりそう。その他にも各学年に力のある選手を擁しており、充実の陣容が組めそうです。

  • たびたび珍回答で笑いを誘った明大・西駅伝監督

  •  明大も、夏に故障した横手健(4年)が無事にエントリー。「なんとか今は他の選手と一緒に練習できる状態まで戻ってきました」と西監督。今季、日本人大学生で唯一10000m27分台の記録を持つ選手だけに、ライバル校の指揮官も回復具合を気にしている様子でした。さらに、ロードで実績のある木村慎(4年)は「年間通して一番元気」な選手といい、1年生の坂口裕之には「1年生らしからぬ走りをしています。4年生並みの力を持っています」と大きな期待を寄せていました。

  • 全日本大学駅伝を制し勢いに乗る東洋大を指揮する酒井監督。2年ぶりの優勝を目指す

  •  東洋大は、服部勇馬(4年)、弾馬(3年)兄弟が軸。「彼らには、学生長距離界においても大黒柱になってほしい。箱根でしっかりと結果を残してほしいし、その後も飛躍してほしい」と、酒井監督は、将来をも見据えてその素質を高く評価しています。4年生が半数の8人を占めましたが、「1年間の成長率は、3年生の口町亮、櫻岡駿(が高かった)。2年生の堀龍彦も、昨年はオペをして1年間棒に振りましたが、今年復活して、いい走りをしていますので、将来的には東洋のエース格になってほしい」と、次代を担う選手たちも次々と育ってきている様子です。

  • 「3位以内」と謙虚ながらも駒大・大八木監督は覇権奪回を目指す

  •  駒大の注目は、前回5区でアクシデント(低体温症)があった馬場翔大(4年)。「彼には、山に行くか、違うところに行くかは、自分で決めていいよ、と言っています」と大八木監督が言うと、すかさず上田委員長からは「信じちゃダメです」とツッコミが飛びました。さらには、エース格の中谷圭佑(3年)、工藤有生(2年)には「この2人は大学のトップレベル。ユニバーシアードにも行っていますし、(チームを)背負っていかないといけない」と、大黒柱としての活躍を期待している様子。また、今季急成長の大塚祥平(3年)について話が及ぶと「あんまり言いたくなかったんですけど、地道に長い距離を走るタイプです」と、渋々コメント。上田委員長がポソッと「上り?」と口にすると、大八木監督は苦笑を浮かべながら「平地“も”いけます」と返していました。

  • 連覇を狙う青学大の原監督はトークも絶好調

  •  青学大は、“新・山の神”と称された神野大地(4年)が、不調と報道されていたものの、無事にエントリーされました。原監督は「安心してください。走りますから。なんとかスタートラインには立てます」とコメント。集大成のレースに向けて、少しずつ調子を取り戻しているそうです。さらに、各校の監督がうらやむのは、10000m28分台の選手が11人もいること。「私が監督を始めた30年前は、全チーム150名(当時は15校が出場)のうち10名もいませんでしたが、今回は全21チームで66名。青山学院大だけで11名」と、充実の選手層に上田委員長も驚きを隠せない様子でした。どうやら、山の神に頼らなくても、今回の青学大は強力な布陣を築けそうです。

西監督の珍回答に会場、大笑い

 続いての質問は、「うちのチームのここが強い」。

 早大・相楽監督は『伝統』と回答。「早稲田大学競走部は昨年創部100周年を迎え、101年目のチームになります。101年の伝統のなかで、長距離に限らず、オリンピック、世界選手権等で活躍してくださっている先輩方の伝統の上に、我々は立っています。箱根駅伝でも優勝からシード落ちまで出入りが激しい学校ですが、そういった経験も全て詰まって今の早稲田がありますので、今いる学生だけじゃなく、諸先輩方の思いも全て含めた強さを、今度の駅伝で出せればいいかなと思っています」と、伝統の重みを感じつつも、それを強みに戦う決意を表明しました。

 明大・西監督は『なし』と、またしても珍回答。それに対して、コメントを探る上田委員長に、西監督が「ちょっと突っ込んでくださいよ」と言うと、漫才のようなやりとりに会場に大爆笑が起こっていました。珍回答ながら、西監督にも考えがあってのこと。「誰が強いかというと一人もいない。ですが、誰かに頼ることなく、自分で考えて行動できるチーム。みんな、そういう考えを持ってやっていますので」と説明すると、会場も納得した様子。上田委員長も「無から生まれるものはたくさんありますから」とフォローを入れていました。

 東洋大・酒井監督は『直向ひたむきな努力 朝練習』。「努力はどのチームもやっていますが、東洋大学は朝練習が早い。5時にはグラウンドに出ています。朝練習が早いのが1つの強み」と、酒井監督は説明します。「早起きは三文の得と言いますが、陸上の世界では早起きは3分の得ですから」と、上田委員長はライバル校の取り組みに感心している様子でした。

 駒大・大八木監督は『チーム力』。大八木監督が駒大の指導者に就任してから(コーチ時代を含む)、箱根駅伝総合優勝6回を含め、常に駅伝では上位に位置していますが、「常に優勝争いをできるチーム作りをしてきました。チーム力がなければ、常には上位にいられません。前回も、ブレーキがあっても、2番まで持っていきましたから」と、“平成の常勝軍団”とも言われる由縁を明かしてくれました。

 青学大・原監督は『イケ面ぞろい〜明るい笑顔〜』。「ジャニーズのようなイケメン揃いという意味ではなく、表現力豊かな、自分の言葉をもった、選手たちが揃っているということ。自主性があり、嘘偽りなく、真摯に取り組んでいく集団です。区間賞のインタビューでは、そういったスピーチをお届けしたいと思います」と解説しました。

箱根駅伝の先を目指す選手たち

 続いては、「いち指導者として気になる選手」というお題で、自校、または他校の選手を挙げてもらいました。

 原監督は『一色選手』と、自チームの一色恭志(3年)の名前を挙げました。「3年間大きな故障もなく、2月に東京で初マラソンにチャレンジしますが、30㎞までは間違いなく、先頭集団につけると思う。5年後の東京オリンピックは確実に有力候補になる逸材だと思います」と、箱根駅伝後も含めて、高い期待を寄せている様子でした。

 大八木監督も、自チームの選手『中谷トラック 工藤マラソン』と回答。「日本を代表する選手になるには、もう少ししっかりしたものがないといけないので、まだまだ遠いとは思いますが、そういう気持ちを持ってほしい」と、原監督に続いて、将来への高い期待を口にしていました。

 酒井監督は『順天堂大学 塩尻和也』と、今季注目の1年生の名前を挙げました。「非常に落ち着いて、ルーキーではないようないい走り。3000m障害も誰に頼るのではなく自分でレースを作れますし、筋量もあるので長い距離にも移行もできますし、非常に面白い選手」と高くその才能を評価しつつも、「できれば東洋でみたかったですけど…」と本音が漏れる一幕もありました。

 西監督は、チームのエース『横手』と回答。「横手が出したのだから、他の選手も“俺も俺も”という気持ちになっていると思います。(昨年までエースだった)大六野(秀畝・旭化成)も“あいつがいけるなら”と頑張って、先日27分台を出しましたから。これほど日本の選手たちに自信をつけさせた選手はいないんじゃないかな。でも、すごくいいエンジンを持っています。素晴らしい選手です」と、小さな体ながら10000m27分台をのタイムを持つ横手を評価していました。

 相楽監督は、東洋大の『服部勇馬』選手の名前を挙げました。「一色選手もそうですが、学生のうちにマラソンに挑戦するのは、すごく意味のあること。学生記録保持者のHondaの藤原正和選手(中大OB)にしても、その前の佐藤敦之先輩(早大OB)、駒大の藤田敦史さん、さらに、その前の瀬古利彦さんと、学生記録を作った選手は、その後も世界で戦っていますから。そういう意味で、服部選手、一色選手のマラソンの結果が気になっています」と、ライバル校の選手といえど、日本長距離界の発展のために、大きな期待を寄せていました。

 最後に駅伝対策委員長の上田委員長も回答。『服部勇馬 中谷 潰滝(大記・中央学大4年) etc. けっこういるよ』と、「書き出したら書ききれなくて…」と、多くの選手の名前を挙げました。その中でも「エトセトラを見てほしい。今、名前が上がっていない選手からも、地味だけど、世界で戦う選手は出てくる。これが箱根駅伝の良さ」と、箱根駅伝のツウな楽しみ方を伝授していました。

勝負のポイントは、やはり…

 続いても恒例の質問、「勝負のポイントとなる区間は?」。青学大の原監督から順に発表していきましたが、

青学大・原監督「5区」
駒澤大・大八木監督「5区」
東洋大・酒井監督「5区」
明大・西監督「やはり5区」
早大・相楽監督「1区」
関東学連・上田委員長(山梨学大・監督)「〜5区〜」

と、相楽監督を除く全員が、5区と記入しました。

原監督
「前回は、山の神・神野大地で楽をさせてもらいました。現在は、前回以上の記録は望めそうにないので、1時間20分を軸に1分半上がるか、逆に1分半落ちるか…。5区次第で展開が変わると思います」
大八木監督
「やはり山で流れは変わりますので、往路の重要区間は5区だと思います。それが復路にもつながりますから。慎重にいきます」
酒井監督
「前回は、5区だけで6分も青学さんに負けていますので、平地で6分を詰めるっていうのはやはり厳しい。青学さんの神野君がどういうレースをするかで、レース全体が変わってくるくらい、今回のポイントとなると思います。上りは、調子が悪くても強い選手は強い。そういう前提で、前半から挑んでいかないと厳しいだろうと考えています」
西監督
「うちも山でかなり痛い目にあっています。何年か前には、5区だけで10分やられていますから。どれほど小田原がゴールだったらいいのにな、と思ったことか。この山で区間賞をとれるような選手がいれば、大きく総合順位が変わってくると思います」
相楽監督
「5区か1区かで迷って、5って書こうと思ったんですけど、西さんが5って書くのが見えたので、1区と書いてしまいました…。近年の早稲田の1区は元気がないのが続いていますので、今回に関しては1区から元気な姿をお届けできたらいいなと思っています」

5年後に迫った東京オリンピックへの思い

 続いては、ホームページで募集した駅伝ファンの皆さんからの質問。約2000件もの応募から「東京オリンピックに向けて、どんな思いですか?」という質問が選ばれました。箱根駅伝から世界への理念を掲げる大会だけに、駅伝ファンのオリンピックへの関心も高いようです。

原監督
「日本陸上界の競技力が向上するために、“陸上競技は楽しい、面白い、わくわくする”という雰囲気づくりを、この箱根駅伝を通してやっていきたい。現在の大学3年生、4年生世代は、東京オリンピックに向けての金の卵。それらを預からせていただいている我々指導者が、5年後どうあるべきだという道筋を、学生たちに熱く語っていきたいと思っています。これは皆様方の後押しも必要なので、応援をよろしくお願いします」
大八木監督
「高校生もだいぶ5000mのタイムが上がっていますが、スピードを付ける指導をしなくちゃいけない。スピードがアフリカの選手たちに劣っていますので、スピードを付けてマラソンにもっていく指導をしなければ」
酒井監督
「まず指導者の意識が変わらないと、選手たちも変わっていかないと思います。5年後の東京オリンピックなんて、今から準備していかないと間に合いません。そういう意味で、箱根駅伝のトレーニングを、マラソンやトラックの日本記録樹立、世界で決勝に残るための土台にしていってほしい。箱根駅伝がダメにするんじゃなくて、箱根駅伝を基礎にして羽ばたいてほしいという思いは、我々全員思っていることです」
西監督
「4年間で何ができるかを考えて、卒業した後に、大きくジャンプできるような意識付けをしていきたい。そのためのホップステップの段階として箱根駅伝をいい機会として捉え、そういう道筋をちゃんと作ってやることが我々の任務じゃないかなと思っています」
相楽監督
「今年5000m、10000mで、箱根駅伝を経験した選手が日本記録を更新してくれました。今の学生のレベルを見ても、確実に以前よりもだいぶ上がっている印象があります。大事なのは、卒業した後、何に挑戦するのか動機付けをしっかりさせること。(東京オリンピックを)夢ではなく、目標、目的にして送り出してあげられるかどうか。高い意識を植え付けて、選手たちを送り出したいなと思います」

92回目の継走への意気込み

最後は、今大会に向けての意気込みを一言ずつ宣言していきました。

相楽監督
「学生のレベルが非常に高くなってきまして、特に今大会は、青山学院さんを中心にハイレベルな優勝争いになると思いますが、早稲田らしい駅伝をして、優勝できるように、しっかり全員駅伝でチャレンジしていきたいと思います」
西監督
「大涌谷の警戒レベルはレベル1に落ち着きました。でも、明治はレベル5の走りをしたいと思います」
酒井監督
「チームスローガン“その1秒を削りだせ”の言葉を体現できるような走りで、総合優勝を狙っていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします」
大八木監督
「今年はミスのない駅伝をしていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いします」
原監督
「箱根駅伝を通じて、感動、元気、勇気、そして、健康をお届けしたいと思います。皆さんがハッピーになれるように頑張っていきたいと思います」
上田委員長
「苦渋の2年間を過ごしてきたチームが、どのように成長して、団結と絆の象徴のタスキをつなぐか、そこに注目していただけるような走りをしたいと思います」

 あっという間に1時間30分が過ぎ、大盛況のうちにトークバトルは幕を閉じました。1月2日・3日はもうすぐ。駅伝ファンの“ワクワク”は高まるばかりです。見所満載の第92回箱根駅伝。今回も熱戦に期待!



PC版