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サッポロビール 箱根駅伝 応援サイト

 第94回 箱根駅伝 スタートまであと

94回目を迎える箱根駅伝。100年近い大会の歴史の中でも多くの人々の記憶に残り、後世に語り継がれる激走を見せた選手たちがいる。
伝説のランナーたちが〝あの時〟を振り返り、時代を超えて語り合った。

渡辺の区間記録を更新 ポイントの「残り3km」を爆走

 順天堂大学・三代直樹も箱根駅伝に4年連続で出場した。1年時は1区で区間3位、2年時から3年連続で2区を担っている。2区に初挑戦した1997年は往路に強い向かい風が吹き荒れたこともあり、想像以上の〝苦しみ〟を味わった。

  •  「あれはすごい風の中でのレースでしたね。1時間13分23秒(区間8位)もかかりましたから。山梨学院大学の中村祐二さんが1時間11分00秒で区間賞を獲得したんですけど、みんな風を避けて1列に並んで走るくらいでした。それが私にとって初めての2区だったので、二度と走りたくないと思いました(笑)」(三代)

     三代は3年時に1時間8分18秒(区間3位)で走ると、最後の年は「1時間7分20秒」という目標タイムを立てて臨んだという。どんなレースプランを考えていたのだろうか。

  • 「3年生の時に5kmを14分21~22秒で通過して、区間賞を獲得した早稲田大学の梅木蔵雄さんには後半に置いていかれたんです。その経験から、次にチャレンジする時は前半を同じくらいのタイムで楽に通過して、後半さらにペースアップできるような走りをしようと思っていました。細かなタイム設定はしていなかったんですけど、4年生の時はまさにイメージ通りの走りでしたね」(三代)

     1999年の第75回大会、トップと22秒差の8位で鶴見中継所をスタートした三代は、5kmを14分21秒、10kmを28分50秒、15kmを43分41秒、20kmを57分52秒で通過。上り基調の残り3kmを8分54秒で駆け抜け、早稲田大学・渡辺康幸が保持していた区間記録を2秒更新する1時間6分46秒という驚異的なタイムをマークした。

 「終盤は酸欠状態になってきて、20kmの時に腕時計を見たんですけど、(数字の意味を)うまく理解できませんでした。ただ、保土ヶ谷のバイパスに入ると沿道に人が増えてきて、『区間記録』という声がキーワードとして耳に入ってきたんです。区間記録は『ありえない』と思いながらラストスパートをしました。最後の箱根だったので、とにかく『出し尽くそう』という気持ちだけでした」(三代)

 三代の快走に渡辺も驚かされたという。「びっくりしましたね。三代君は15km~20kmを14分10秒くらいで行って、ラスト3kmも強かった。自分が4年時にタイムを伸ばせば、区間記録はだいぶ残るんじゃないかなと思っていましたが、あっさり破られちゃいましたね」と苦笑いした。

2区攻略のポイントとは

 2区で1時間6分台のタイムを出すにはどうしたらいいのか。2人の〝レジェンド〟に攻略法を尋ねると、ともに権太坂以降の走りをポイントに挙げた。

  •  「コースの分析を細かくするくらいなら練習をした方がいいと思うんですよ。11月上旬に全日本大学駅伝が終わると、箱根駅伝までは2ヵ月しかありません。2区で勝負するなら余計なレースには出ないで、しっかりとトレーニングをしてほしい。スピードも必要ですが、スタミナはもっと必要になるからです。

     権太坂のてっぺん(約15.5km)から、いかに余力を残しながら20kmくらいまで行けるのか。最低でも30kmレースを走るくらいのスタミナ練習をして臨まないと、足が20kmで止まってしまいます」(渡辺)

  •  「2区はスピードとスタミナ、それにパワーも必要だと思うんですよ。私の場合、スピード面はある程度備わっていたので、4年時は箱根駅伝の3週間前に36km走、11月中旬の大島合宿では46km走をやりました。レースプランとしては、権太坂を越えてからの下りですよね。そこで脚を使ってしまうと、終盤に動かなくなる。私は脚を使わないようにしながらペースを上げるということを意識していました。

     それから、20kmから戸塚中継所までの最後の3km。上って、下って、上ってという難所になりますが、体力的に枯渇している中でいかにペースを上げられるのか。最後はパワーも必要になってきます」(三代)

 2人が2区で快走を見せたのは20年ほど前になる。多くのエースたちが〝花の2区〟に挑んだが、2人を超えるタイムを残した日本人選手はいない。その理由はどこにあるのだろうか。

 渡辺は「(2006~16年に)5区の距離が延びたことで、強い選手が2区に集まらなくなったこともありますが、根本的に走力の問題もあると思います。それに、近年はスピードに特化するようなエース級の選手が1区や3区に回ってしまう。『2区をやりたい』と思わないそうです」と早稲田大学の駅伝監督を務めた経験から考察すると、三代も「トラックの記録を見ていても、私よりも能力の高い選手はたくさんいます。そういう意味では、1時間6分台で走る可能性を秘めていると思うんですけど、なかなか出てこない。もしかすると、2区への思いというか、位置付けが下がっているのかなという気がします」と話した。

 2017年の第93回大会から往路の小田原中継所が2005年までと同じ「鈴廣前」に戻り、5区の距離が23.2kmから20.8kmに短縮。23.1kmの2区が再び最長区間となり、エースたちが集まりやすい区間になった。渡辺や三代を超えるランナーが現れることを期待せずにはいられない。

箱根駅伝2区 区間歴代10傑

歴代順位 タイム 選手名 大学名(学年) 大会 区間成績
1.06.04 M.J.モグス 山梨学院大学④ 85回(2009年) 1位
1.06.46 三代 直樹 順天堂大学④ 75回(1999年) 1位
1.06.48 渡辺 康幸 早稲田大学③ 71回(1995年) 1位
1.06.52 村澤 明伸 東海大学② 87回(2011年) 1位
1.07.04 G.ダニエル 日本大学③ 85回(2009年) 2位
1.07.04 服部 勇馬 東洋大学④ 92回(2016年) 1位
1.07.09 N.ベンジャミン 日本大学② 87回(2011年) 2位
1.07.17 鈴木 健吾 神奈川大学③ 93回(2017年) 1位
1.07.20 S. マヤカ 山梨学院大学③ 71回(1995年) 2位
1.07.20 D.ニャイロ 山梨学院大学① 92回(2016年) 2位
歴代
順位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.06.04

M.J.モグス

山梨学院大学④

85回(2009年)

1位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.06.46

三代 直樹

順天堂大学④

75回(1999年)

1位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.06.48

渡辺 康幸

早稲田大学③

71回(1995年)

1位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.06.52

村澤 明伸

東海大学②

87回(2011年)

1位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.07.04

G.ダニエル

日本大学③

85回(2009年)

2位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.07.04

服部 勇馬

東洋大学④

92回(2016年)

1位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.07.09

N.ベンジャミン

日本大学②

87回(2011年)

2位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.07.17

鈴木 健吾

神奈川大学③

93回(2017年)

1位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.07.20

S. マヤカ

山梨学院大学③

71回(1995年)

2位

タイム

選手名

大学名(学年)

大会

区間成績

1.07.20

D.ニャイロ

山梨学院大学①

92回(2016年)

2位