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ホーム > 箱根駅伝応援サイト > 監督インタビュー

サッポロビール 箱根駅伝 応援サイト

 今や正月の風物詩となった箱根駅伝。毎年熾烈を極める激戦の裏には、各大学の指揮官による緻密な「戦略」と「采配」がある。前回大会で上位に入ったチームのうち、12年ぶりにシード権を手にした5位の神奈川大学、大学史上初めて3年連続でシード権を獲得した6位の中央学院大学、予選会4位通過から4年ぶりにシード校へ返り咲く8位に入った法政大学の指揮官たちにインタビューし、93回大会の舞台裏、そして94回大会の見どころをうかがった。

予選会からの再出発 「恥ずかしくない選手」16人をエントリー

 2005年を最後に箱根駅伝のシード権から遠ざかっていた神奈川大学。93回大会は11年連続で予選会からのスタートとなった。20kmの距離で行われる予選会では、3年生主将・鈴木健吾が日本人学生歴代3位となる58分43秒で日本人トップを奪い、5位で本大会出場を決めた。その後はチームの足並みがそろい、箱根駅伝では登録選手16人を〝フルエントリー〟した。

  •  14人しかエントリーしなかった年もあるように、走る要素がまったくないのに、枠があるから入れるというやり方はしたくありません。レベルとしてはまだまだでしたけど、前回は人数を埋めるのではなく、『箱根駅伝のエントリー選手』という意味で、恥ずかしくない選手を16人そろえることができました。

     ただ、毎年そうなんですけど、本大会で戦えるレベルの選手は10人ギリギリで、1人が離脱すると、構想がすべて崩れてしまうという感じだったんです。でも、前回についてはベストメンバーを組むことができました。

「2区鈴木」を生かすオーダーで 12年ぶりにシード権を獲得

92回大会の2区で区間13位と振るわなかった鈴木健吾が大きく成長。「2区鈴木」を生かすために、予選会で60分を切る好走を見せた準エースの山藤篤司を1区に起用した。2年生の山藤は(2016年)11月26日の八王子ロングディスタンスで鈴木が保持していた10000mの神奈川大学記録(28分30秒16)を更新する28分29秒43をマーク。1区山藤、2区鈴木という〝ロケットスタート〟の準備が整いつつあった。しかし、その他の区間配置に大後栄治監督は頭を悩ませたという。

  •  流れに乗らなきゃダメだと思っていたので、1区山藤と2区鈴木の起用を最初に固めました。その他の区間は予選会が終わってから考えたんですけど、うまくフィットしなかったんです。一番悩んだのが山ですね。最終的にはあまり適任ではなかった大野日暉を5区に、鈴木祐希を6区に入れました。〝スペシャリスト〟がいなかったので、消去法で2人の起用を決めたかたちです。

 3区も迷いました。2区終了時で好位置につけられると思っていたので、速いペースに対応できる選手でないと務まりません。(2016年)11月26日の10000m記録挑戦競技会では1年生の越川堅太が積極的なレースを見せたので、その勢いで走ってもらおうと考えました。1年生には負担のかかる場面でしたが、ほかに前半からガツンと入れる選手がいなかったので、後半の落ち込みは織り込み済みでした。その中でよくがんばってくれたと思います。

  •  4区と7区は堅実にまとめてくれる4年生の東瑞基と中平英志を入れましたが、8区を走った大塚倭の区間も悩みましたね。3年間鳴かず飛ばずで、11月中旬の上尾ハーフを1時間3分12秒で走ったのでやっと起用できるメドがついたんです。故障が多かったこともあり、距離に不安があったんですけど、上りも強いので、最後の最後で8区に起用することを決めました。

     そうすると9区は、前年10区を区間8位で走った3年生の大川一成に頼むしかありませんでした。10区の中神恒也は夏合宿以降芳しくなくて不安だったのですが、戦力はもう中神しか残っていませんでした。案の定区間15位でも、それは仕方がない部分でした。

ズバリ、5位に入った要因は?

 私は良くても9位から11位ぐらいかなと思っていたんですけど、5位に入れたのは体調だけはしっかり整えて、ベストメンバーを送り出せたことに尽きますね。5位を勝ち取ったというよりは、ミスがあった大学に救われていくつか順位が上がったという解釈をしています。1区山藤が好位置で来てくれて、2区鈴木健吾が区間賞という快走もありましたが、不安のあった6区(区間4位)、7区(区間4位)、8区(区間2位)、9区(区間9位)もよくがんばってくれました。駅伝は『流れ』に乗ることがいかに大切なのかということを改めて感じましたね。同時に、優勝争いをするための課題も見えてきました。

11月の全日本では20年ぶりの優勝 94回大会の「ポイント」は?

  •  前回のメンバーが7人残っていますし、シード圏内のレースも経験しました。まずは2区を予定している鈴木健吾がどんな走りをできるのか。日本人史上4人目の1時間6分台を狙わせたいと思っています。そのためにも1区候補の山藤は健吾の力を引き出せるような位置でタスキを渡してほしいですね。

     10区間全てが大事ですけど、今回のポイントは5区と6区になるでしょうか。前回は大野と鈴木祐希を起用しましたが、経験値のある彼らをもう一度起用するのか、それとも新たな人材を登用するのか、悩んでいるところです。

 まずは『往路優勝』を取りたいので、1区で流れをつかんで2区でトップに立ちたいと思っています。トップ争いをするには区間8位くらいでは心許ないので、3区と4区は区間上位で踏ん張れるような準備をしたい。そして、5区もしっかりまとめたいと考えています。

 総合優勝の期待もあるかもしれませんが、簡単なことではありません。まずはベストコンディションに仕上げて、ようやく優勝争いの土俵に立てるのかなと分析しています。今回は東海大学、東洋大学が強いんじゃないでしょうか。混戦になると思うので、観ている方は面白くなると思いますよ。

第93回箱根駅伝(2017年1月2日、3日)
神奈川大学 5位(往路6位、復路7位)

区間 選手(学年) 通過順位 区間成績
1区 山藤 篤司② 5位 5)1.04.01
2区 鈴木 健吾③ 1位 1)1.07.17
3区 越川 堅太① 3位 15)1.05.11
4区 東  瑞基④ 7位 8)1.05.37
5区 大野 日暉③ 6位 14)1.16.05
区間 選手(学年) 通過順位 区間成績
6区 鈴木 祐希③ 5位 4) 59.46
7区 中平 英志④ 4位 4)1.04.56
8区 大塚  倭③ 4位 2)1.06.25
9区 大川 一成③ 4位 9)1.12.05
10区 中神 恒也④ 4位 15)1.13.36

【補欠】
朝倉 健太④  西田 秀人③  阿比留和弘②  佐久間勇起②  安藤  駿①  宗  直輝①