サッポロビールでは地球温暖化の大きな原因になっているCO2(二酸化炭素)の排出量削減に取り組んでいます。
また、原材料の調達から飲用後の廃棄処理までのすべての工程で環境負荷データを取得するLCAという手法を用いて、ビール製品そのものの排出量を測定し、環境にやさしい製品づくりに努めています。
サッポロビールでは、CO2排出量を削減するため、業界他社に先駆けて諸設備の導入を行ってきました。2004年は「省エネ推進プロジェクト」により、全工程で水・湯・蒸気や電気などの使用状況を根本から見直し、工程自体の改善も含めて全体の無駄を徹底的に排除。各工場の成功例を他の工場にも伝え、情報の発信と共有に努めました。その結果、「CO2排出原単位を1990年比で2006年までに25%削減する」という環境目標を、2年、前倒しで達成することができました。
エネルギー(燃料+電力)使用量についても「エネルギー原単位を1990年比で2010年までに12%削減する」という環境目標を、6年前倒しで達成しています。
このように環境目標が前倒しで達成されたため、2005年から新たな環境目標を策定してその達成に向かって様々な取り組みを進めています。
CO2排出量の月別原単位(移動平均(※))の推移

※ 毎月の原単位データは、その月を含めた過去12ヶ月分の平均値(移動平均)で表しています。
エネルギー(燃料+電力)使用量

サッポロビールは地球温暖化ガスの排出量削減に向け、主要なビール製品3品目(サッポロ黒ラベル・大びん、サッポロ黒ラベル・350m缶、サッポロ生搾り・350m缶)に関してISO規格にもとづくLCA(※1)を実施。その結果について第三者機関の(社)産業環境管理協会のクリティカルレビュー(※2)(審査)を受けました。
このLCAでは、「協働契約栽培」で培った生産者との緊密なつながりを活用し、原料の生産に対してもCO2排出量を計算。さらに、飲用後の容器廃棄まで、全工程で生じる環境負荷データを算出しました。サッポロビールでは、こうして集計されたLCA結果などをもとに環境負荷を正確に把握し、その情報を活かして地球温暖化ガスなどの削減に向けて取組んでいきます。
| ※1 | ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)。環境負荷が低い製品開発を進めるために、製品の全ライフサイクル(原材料調達から容器の製造、ビール・発泡酒製品の製造および廃棄処理までのすべての段階)で生じる環境負荷を計算する評価手法。 |
| ※2 | クリティカルレビュー(CR)。企業が実施したLCAについて、独立した第三者機関がISO規格に従って行う審査。 |

