アメリカで知名度が低かったサッポロ
それは配達ミスからはじまった
LA・ニューポートビーチ、1980(昭和55)年秋。新規開店した寿司バーから、サッポロラガーの小びん10ケースの注文が特約店に入りました。ところが、なにを勘違いしたのか、ドライバーはサッポロびん生の大びんを配達してしまったのです。店主はカンカン。でも、お客からサッポロの指名があり、恐る恐るびん生を出しました。
珍しいビールからうまいビール
アメリカで日本製ビールシェアNo.1に
1984(昭和59)年3月に日本で発売した「サッポロカップ生」を10月からアメリカでも販売開始。「シルバーサッポロ」の愛称で、特異なデザインも寄与し大変な人気となりました。そして、1985年、念願であったアメリカでの日本製ビール、シェア第1位となったのです。本格的な輸出をはじめてから5年。それ以降、30年以上も首位の座を守っています。