

人と人との関係を持つ上で、上手く距離を置けるのが大人じゃないかと思いますね。子供って距離が置けないでしょ。もちろん子供心を持っているのは良いことですが、他人との距離を上手く置けるのが大人の人間関係だと思っています。武道で言えば「間合い」のようなものですかね。前提として「個」があって、いい意味で個人主義の確立しているのが大人だと思います。ヨーロッパを旅する中で、自然と身に付いていった感覚なのかもしれませんね。

まろやかだけど妙に甘かったりせず、苦味もちょうどよくてバランスがいいですね。だから飲みやすいし、飽きないんだと思います。他のビールと比べても違いが分かりますよ。僕は飲むとき、場所、食べ物、自分の装いにもこだわるようにしています。それが僕なりのダンディズムでしょうか。おいしいビールを飲める時間は大事にしたいですからね。海辺や屋外、あとテラスのあるカフェで飲むのは気持ちがよくていいですよ。レンガ造りのホールのような空間も大好きで、北海道にあるサッポロビール園にはよく行かせてもらってます。あそこでジンギスカンを食べながら飲む黒ラベルは最高です。
吉田類

- 高知県生まれ。仏教美術に傾倒し、シュール・アートの画家として活動。パリを起点に渡欧を繰り返す。後にイラストレーターに転身し、90年代からは酒場や旅をテーマに執筆を始める。俳句愛好会を主宰。酒場と酒場をめぐる人間模様をテーマにした著作多数。

文学や映像の世界で活躍されている方の中に、「格好いい大人だなぁ」と憧れる人が何人もいます。そういう方たちってみなさん知識量が膨大で、良いと思うことはなんでも挑戦するような許容力・包容力があるんですよね。決して独りよがりではなく、良いところをバランスよくとりこんで、徹底的に自分の好きなことを突き詰めている。そんな姿勢が「大人だ」と思います。そこまで情熱を傾けられる“好きなこと”を持っていることもまた、大人だからこそ、ですよね。

やっぱりステージを終えて、仲間と飲む黒ラベルは格別ですね。打ち上げで飲む黒ラベルは、もはや私たちの定番。一口飲むと「あ~今日もライブが終わった」と実感できるんです。
ところで私は大の読書好き。本はいつでも非日常にどっぷり浸らせてくれるから、というのがその理由です。本にはワインが似合うもの、日本酒とあうものなど色々なタイプがありますが、ビールがあうのは読後感が爽やかな作品ですね。これからも黒ラベル片手に、のどごしの良い文学を楽しみたいです。
山本潤子

- シンガー。1969年「赤い鳥」結成、翌年1970年「人生/赤い花白い花」でデビュー。1974年解散後「Hi-Fi Set(ハイファイセット)」結成、「卒業写真」でデビュー。「中央フリーウェイ」「フィーリング」等の名曲を残しつつ1994年解散、ソロ活動を開始する。ソロ活動のほか、コーラスユニットや多くのアーティストとジョイントコンサートを行なうなど、幅広く活動中。











