サッポロビール株式会社
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グルメ情報 東北エリア

焼きとり きむら

「豚ミソ焼」、「豚バラ焼」。シロ、レバー、皮、タン、ハツ、砂肝といった「モツ焼」。「豚バラ焼」と「モツ焼」は塩、タレを好みで注文できる。

香ばしい匂いに誘われて、日暮れを待たずに満員御礼の日も

夕方と呼ぶにはまだ明るい、初夏の午後5時。しかし待ちきれぬ、とばかりに『きむら』のカウンターはどんどん埋まっていく。せっかちな御仁など、『きむら』の赤提灯と紺の暖簾を見つけるやいなや、ネクタイを緩めはじめるほどだ。看板メニューは「豚ミソ焼」に「豚バラ焼」、そして豚タンや鶏皮などの「モツ焼」。そう、『きむら』の「焼きとり」は鶏ではなく豚がメイン。その理由は、戦後間もない昭和20年代に遡る。「もともとは、南町通で豚肉中心の肉屋をやってたのよ。店の端っこに焼いたお肉でお酒が飲めるスペースを設けていたんだけど、そっちの方が人気出ちゃって(笑)。それで、昭和31年頃に文化横丁へ。その頃にはもう、“飲み屋と言えば文化横丁”という賑やかさでしたから」。おかみさんの三浦美知代さんが、そう教えてくれた。

母娘二代の「細腕繁盛記」が生み出した味わい

一本一本、おかみさんが丁寧に炭火で焼く「焼きとり」は、しゃきしゃきのタマネギが好アクセント。大根や青菜、キュウリなどの「おつけもの」、「盛り合わせ」も。

美知代さんが初代おかみさんである母・木村きみさんを手伝って店に立ち始めたのは23歳頃のこと。長年母娘で店を盛り立て、きみさんが引退した今も、変わらぬ味、変わらぬ価格で迎えてくれる。厚みのある「豚バラ焼」は、じゅわじゅわ湧き出る熱い脂と赤身のバランスがちょうどいい。タマネギの香気で後口さっぱり、塩・タレの変化も手伝って何本でも食べられる勢いだ。味噌床に半日漬け込んだ「豚ミソ焼」は、ほんのり甘く芳しく、しっとりした肉質がまた旨い。そして、おかみさんが「隠れた一番人気」というのがレバー。くせも臭みもなく、驚くほどに優しい味。ひとりで5本、10本と食べていく人さえいるから、早い時間でないと出逢えない“売り切れ御免”の逸品だ。熱々の「焼きとり」の怒涛のような旨みを、冷たいビールでごくごくっと胃の腑へと押し流す快感。この誘惑に勝てる人間など、いないに違いない。

ご近所さんとお客さんの輪が、横丁の店に息づく

『きむら』が移転してくる前はなんと『八仙』の店舗だったというフロア。昭和47年に一度改装しているが、佇まいの雰囲気はずっと変わらず、古き良き昭和の香りを残している

おかみさんが炭火を熾している間にも、気の早いお客さんや友人が気軽に声をかけてゆく。かつて日本のどこにでもあった、けれど今では珍しくなってしまった“ご近所さん”のコミュニティが、この文化横丁には息づいている。そして、“呑ん兵衛”の粋も。「何十年と通ってくれてる常連さんだけど本名を知らない、なんて人もいるし、肩書きや職業を振りかざす人もいない。みんな同じお酒を飲んで、同じ焼きとりを食べて、同じように楽しんでくれている。そういうきれいな飲みかたをする人たちに、支えてもらってきたんだと思います」。特別な酒があるわけではない。高級な素材を使っているわけでもない。けれど、毎日でも寄りたいあたたかな雰囲気と、気取らず楽しめる旨いものがある。それこそが、『きむら』が愛されてきた理由なのである。

SHOP DATA

●住所 仙台市青葉区一番町2-4-17
●TEL 022-227-0708
●営業時間 17:00~23:00 
          ※七夕まつり期間中も通常通り営業
●席数 カウンター7席、テーブル16席、座敷6席
●定休日 日曜・祝日
●使えるカード なし

お店からひと言

三浦美知代さん

「昔から通ってくださってる方が大きくなったお子さんを連れて来てくれたりすると、“長いことやってて良かった”なんて思います。望まれるうちは、がんばりたいですね。」

お店で飲めるビール

サッポロ生ビール黒ラベル
(大びん)

お店のご利用にあたって

掲載されているお店のデータは取材時点での情報に基づいております。予告なく変更される場合がありますのでご来店の際には事前にお店にご確認ください。