サッポロビール株式会社
★SAPPORO
  • よくあるご質問・お問合せ
  • サイトマップ
  • マイページ
  • 会社情報
  • サッポログループ

ホーム > お店とエリア > 首都圏エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨) > 乾杯の街★箱根 > 「大文字焼」特集

「大文字焼」特集

取材班:サッポロビール横浜統括 男魂コンビ 今回は、箱根三大夏祭りのひとつ「箱根強羅夏まつり 大文字焼」の松明焼きに、参加させてもらいました。大正年間から続くこの伝統行事。宮城野青年会のメンバーが毎年、明星ヶ岳の山頂「大」の字に火を灯しています。私たちは当日のみの参加ですが、青年会の皆さんは、6月から毎週日曜に休日返上して、準備を行ってきました。そんな皆さんのたゆまぬ努力の集大成の日、熱い火を一緒に灯したいと思います。 箱根強羅夏まつり大文字焼とは? 毎年8月16日に、明星ヶ岳に灯される「大」の火文字。大正10(1921)年に先祖供養や避暑客の慰安のために始まったが、2年後に起きた関東大震災を機に霊を慰める送り火の意味合いを持つようになったという。現在は強羅観光協会の主催で行われており、今年92周年を迎える。「大」の一画目の「一」の長さは108m、太さ7.2m。「大」の輪郭に沿って約1.5m間隔に350束の篠竹を立て、19時30分に一斉に点火する。

松明焼き実演に圧倒されながら、いよいよ明星ヶ岳へ

箱根の夏の風物詩、「箱根強羅夏まつり 大文字焼」が始まりました。まずは前夜祭に参加し、松明焼きの実演を見ることに。この日は2本の松明だけでしたが、火の粉が舞いすごい迫力!実際には、これが350本並ぶというから、想像を絶します。そして当日—。気温30度を超える猛暑に。大文字のある明星ヶ岳に登るのもひと苦労!

標高924mの高所、猛暑の中での地道な準備

明星ヶ岳山頂では、朝から登っていた青年会の方が作業を始めていました。我々は、松明の火の粉が草木に引火しないよう、青年会の方が刈った草をかき集めます。地道な作業ですが、炎天下ではかなりきついです。今回の参加者は約80名。青年会の方は、6月からこの準備をしていたこともあり、とても段取り良く作業を進めていました。

厳しい傾斜での松明リレーは、自分との闘い

下準備を終え、松明を配置していきます。松明は、青年会が事前に乾燥した篠竹を集めて準備してくれたもので、長さ3m、太さ30cm近く。40度近い勾配の斜面に足をふんばり、1本持ち上げて、1本渡す。力のいる作業で、本数が増すにつれ、疲れも増し、松明が持ち上げられなくなってきます。日も沈みかけ、点火時間が迫ってきました!

緊張の瞬間!点が線に、大になる

19時30分点火。マッチで松明に点火した後、火を移していきます。一人ひとりの力を合わせて「大」の字をつくるので、遅れをとってはいけません!緊張しながら点火すると、松明が勢いよく燃え上がり、あたりは火の海のよう。麓から風も吹き上げ、熱風に包まれ、言葉に言い表せないような熱さです。そんな後ろで、花火の打ち上げ音が聞こえてきました。

松明に魂を燃やし、無事に帰還

松明が半分燃え進んだら、全体に火が行き渡るよう上下を逆に。軍手はつけていますが、燃え盛る松明を手でつかむので、とってもコワい…!青年会OBの方から「焦らなくていいから」と安心のアドバイスもあり無事に成功!約40分間の花火も終わり、松明も燃え尽き、我々は先に下山を開始。緊張が一気にほどけ、暗闇の中の下山では、膝がガクガク…。でも、不思議と「また来年も登りたい」、そんな気持ちになりました。

大文字焼を終えて

90年余り続く歴史を、10代~20代の青年会のメンバーが責任を持って受け継いでいる姿に心を打たれました。
暑い中での作業に、いつ自分が倒れるのかと心配しましたが、皆さんの連帯感に支えられました。
また一緒に苦労をともにしたい、と思える大文字焼きでした。

山の麓から見ているときれいな大文字焼の裏に、ここまで大変な準備や苦労があるとは思いませんでした。
特に、松明リレーは、何度もあの重い松明が体にのしかかり、本当につらい作業です。
「大文字焼」は、地元の皆さんの熱い思いによって、大事に大事に守られている「町の誇り」ともいうべき存在でした。