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ホーム > お店とエリア > 九州・沖縄エリア(福岡・長崎・佐賀・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄) > 熊本城復興応援缶 > インタビュー 田代 純一さん

熊本城復興応援缶

来るたびに新しい熊本城がある。その姿をたくさんの方々に見ていただきたいです。熊本市経済観光局 熊本城総合事務所熊本城調査研究センター 文化財保護主幹 鶴嶋 俊彦さん

写真1

昨年公表された「熊本城復旧基本計画」には、工事完了まで20年という長期間が提示されましたが、どういう思いですか?

20年と明確に数字を打ち出したからにはもちろんそこに向かって進んでいかなければならないので、そこに責任を強く感じます。
ただ実際には一筋縄ではいかないですね。今でも手つかずで、外から見ると4月16日のままという場所もたくさんあります。そういったのを一つずつ順序良く進めていかないと、20年ではとても間に合いません。やることはいっぱいありますね。

20年という時間をいかに使うかが重要だと思うのですが、工事の順番はどのように決められていますか?

もちろん、すべてが同時並行で工事できるわけではないんですよ。
工事場所に入って行ける道はそこしかない、というところがふさがっていたらそれより奥には進めないので、基本的には石垣なら崩れている箇所を撤去・回収するという作業を繰り返して、奥まで進んで行けるよう道を作っていきます。
そして復旧するときは逆に、一番奥から順々に直すのが基本的な考え方です。
その中でも重要度が高いもの、早く直さなければいけないものを優先して着手します。
たとえば、復興のシンボルである天守閣ですね。
他には、重要文化財建造物は優先順位を高くしています。

復旧基本計画にあった「復旧過程を見る、学ぶ、楽しむ」という記載内容に前向きな印象を抱きました。特に「楽しむ」の具体的な内容はどういったものでしょうか?

今はまだ被災前の有料区域には入れないのですが、立ち入り可能な箇所に城内24箇所ほど案内板を設置して、見学できるようなルートを設定しました。また、桜の馬場城彩苑では立ち入り規制区域内にライブカメラを設置して、リアルタイムで「今このような工事が進んでいます」というのが見えるようにしています。

2020年の春には特別見学通路が完成する予定です。その通路の完成によって、工事は進めながらも観覧ができるようになり、被災の状況や復旧過程を安全に見ていただくことが可能になります。
城内には少しずつ復旧に向かっている箇所もあれば、まだ手つかずの箇所も多くあるので、それらをご覧いただくことが「震災の記憶の継承」や「文化財への理解」につながるのではないかと考えています。
また、特別見学通路は地上から6mほど高いところを歩くことになるので、今までの熊本城をよくご存じの方でもまた違った見え方ができて楽しいのではないでしょうか。

今年の秋には復興のシンボルとして最優先に進められてきた大天守外観復旧が完了しますね。

天守閣は熊本城の中の象徴的な建物ということで、優先して着手しました。街中からもはっきりと見えるので、早く直さなければという想いはありましたね。
「早く綺麗な天守閣が見たい」という期待の声も頂く中で、工事に携わる者としては正直嬉しいことよりもきついことの方が多いです。それでも作業足場が外れて、白と黒のコントラストが美しい大天守が見えてきた時には感慨深いものがありました。
しかし今後もまだ、小天守復旧や内部の工事が続きますので、天守閣全体の完成まで精一杯頑張りたいと決意を新たにしました。
2019年の10月からは皆様が天守閣の近くまで行けるように公開しますので、大天守がきれいに見えている状況、小天守が復旧していく状況をぜひ間近で見ていただきたいと思います。